“打感”と“抜けの良さ”がさらに進化した 「スリクソンZXi」アイアンシリーズ発売
ダンロップは今秋、同社のアスリート向けブランド「スリクソン」の新モデル「ZXi」シリーズを発売する。
ドライバーは「ZXi」「ZXi LS」「ZXi TR」「ZXi MAX」の4モデル、アイアンは「ZXi7」「ZXi5」「ZXi4」の3モデルがラインアップされ11月9日に発売となる。
「i-FLEX(アイ-フレックス)」というコンセプトで高初速化を追求したドライバーに対し、アイアンは「i-FORGED(アイ-フォージド)」というコンセプトで素材、製法、熱処理方法などすべてを見直し、元々定評のあった打感、安定した飛距離性能、抜けの良さをさらに進化させることを目指した。見た目こそ、従来のモデルを踏襲しているが中身は大きな進化を遂げているのだ。
『11月9日に登場するスリクソン「ZXi」シリーズアイアン』
小ぶりヘッドでコントロール性の高い「ZXi7」は、ヘッド素材を従来のS20Ｃから、さらに炭素含有率が低くやわらかいS15Cに変更した。S15Cはやわらかいぶん強度が出しにくいという問題があるが、「ZXi」シリーズではネック部分に「コンデンス鍛造」という新製法を採用することで素材の硬度を上げ、S15Cでも十分な強度・耐摩耗性を実現したという。
さらにバックフェース打点裏側の厚みを増したことも相まって、シリーズ最高と言えるやわらかく心地いい打感を持ったアスリート向けアイアンへと進化した。
『シリーズ最高の打感と操作性を誇る「ZXi7」アイアン』
『最高の打感を生み出すバッグフェースの形状』
「ZXi5」は「ZXi7」よりもヘッドがひと回り大きくバックフェースのキャビティも深いセミアスリートモデル。こちらはS20Cボディにクロムバナジウム鋼のフェースを組み合わせたヘッドだが、トップグレードからトゥにかけて「コンデンス鍛造」製法を採用しフェース外周のフレームの剛性を一段と高めることに成功。その分フェースを軟らかくしてもヘッドの耐久性が担保できるようになったため、従来から熱処理方法を変え、薄く成型。さらに軟らかい打感とボールスピード向上を実現している。
『「ZXi5」アイアンはオールマイティなモデル』
『フェースの軟化とフレームの剛性アップで、ボールスピードの向上と打感の軟らかさを実現』
「ZXi4」は、中空構造の飛び系モデル。ボディ素材を一般的なステンレスからソフトステンレスに変更したことで打感の向上を図った上にライ角変更も可能にした。また、クリーブランドのウェッジに用いられている「ZIPCORE」というネック内部を加工して余剰重量を生み出す技術を応用することで低重心化も実現。さらにやさしく飛ばせるモデルとなっている。クリーブランドのウェッジで培ってきた技術が上手くいかされたダンロップならではの進化と言えるだろう。
『飛距離と寛容性に優れた「ZXi4」アイアン』
『深低重心化により、高い弾道で圧倒的な飛距離をもたらす』
これらに加え、「ZXi」シリーズには、スリクソンのアイアンの特徴ともいえる「ツアーV.T.ソール」が採用されていることも見逃がせないポイントだ。
「ツアーV.T.ソール」は中央部が高い山型構造のソールで、バウンス角*が「ZXi7」で20度、「ZXi5」で16度、「ZXi4」で10度（いずれも7番アイアン）と大きいためダフリにくいうえ、トレーリングエッジ側の削りによって突っかからずに抜ける。アスリートモデルの「ZXi7」であっても「打ってみるとやさしい」と感じられ、「ミスがミスにならない」と高く評価されているソールだ。
*バウンス角＝山型ソールのリーディングエッジ側を計測した値
『あらゆる状況でも抜けのよさを実現する「ツアーV.T.ソール」』
また「ZXi」シリーズはライ角やロフトの調整幅が広いことも大きな武器と言える。全モデルプラスマイナス3度のライ角調整が可能なため、身長や体格に合わせて最適な状態で使うことができるのだ。
さらにゴルフ５は、「フィッティングストア」に認定されている店舗が106を数え、そこでは「ZXi7」と「ZXi5」のライ角調整幅はプラスマイナス4度まで対応可能となっている。ロフトも「ZXi7」でプラスマイナス2度、「ZXi5」「ZXi4」でプラスマイナス１度の調整が可能だ。
アイアン本来の機能を発揮しやさしく使うためには、プレーヤー個々に合わせたロフト・ライの調整は欠かせない。「ツアーV.T.ソール」による抜けのよさも併せて、こういった実戦で本当に役立つポイントが充実しているからこそ、単純なヘッドの機能だけでは語れない「使いやすさ」「やさしさ」が感じられるのがスリクソンのアイアンの真骨頂と言えるだろう。
この他にもアイアン型ユーティリティ「ZXiU」もラインアップしている。番手は、#2(ロフト角 18度)、#3(20度)、#4(23度)の3番手でのラインアップ。「ZXiシリーズ」アイアンとコンボセッティングを組むのもおすすめだ。
『同時に登場するアイアン型「ZXiU」ユーティリティ』
すでに10月11日から試打クラブが入荷しているので、ぜひお近くのゴルフ５にご来店のうえ、試打はもちろん、上記のライ角やロフトの調整まで含めたフィッティングを受けてみていただきたい。
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