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other2019.09.03

4季目のBリーグが10月開幕!「バスケの時代」令和へのTIPOFF!!

BREAK THE BORDERのスローガンは、4年目のシーズンも変わらない。Bリーグは新シーズンも野心的である。

シーズン開幕を告げるキャッチコピーが分かりやすい。

バスケ新時代が ついに幕を開ける

令和はバスケの時代だ──。




8月27日に行われた『B.LEAGUE TIPOFF カンファレンス2019』で、大河正明チェアマンは言った。「昭和は野球、平成はサッカーの時代だった。令和はバスケットの時代となれるように、Bリーグ4年目のシーズンは『NEWNESS』をシーズンのテーマとしました。多くの期待を感じながら、選手たちは溌溂と堂々とプレーしてくれるでしょう」

10月3日にスタートする今シーズンのBリーグは、過去3シーズン以上の注目を集めるに違いない。NBAのドラフトで日本人初の1位指名を受けた八村塁選手(ウィザーズ)、すでにNBAデビューを飾っている渡辺雄太選手(グリズリーズ)らを擁する日本代表が、自国開催した2006年以来のワールドカップ出場を勝ち取った。元NBAプレーヤーのファジーカス・ニック選手(川崎ブレイブサンダース)を加えた“ビッグ3”が揃う通称『AKATSUKI FIVE (アカツキファイブ)』は、日本国内のバスケット熱を沸騰させている。

だからこそ、Bリーガーたちは誓うのだ。今シーズンを東京五輪へのジャンピングボードとし、日本のバスケをさらに進化させていこうと。

東京都内で開催されたカンファレンスには、B1の17チームから選手が出席した。琉球ゴールデンキングスの選手は、プレシーズンゲームのため欠席した。



詰めかけたメディアからひと際注目を集めたのは、アルバルク東京の田中大貴選手だっただろう。彼も日本代表の一員として、8月末開幕のワールドカップに出場している。

3年連続でベストファイブに選出されている27歳は、「二つあるユニフォームの星を、もうひとつ増やせたら」と語った。アルバルク東京は過去2シーズン連続で、リーグの頂点に立っているのだ。

3連覇を目指す新シーズンも、チームのスタイルは変わらない。「日頃からハードワークするのが僕らのスタイル。新しいメンバーも加わって、またゼロからチャンピオンをつかむために、シーズンを通して成長していきたい。一日、一日を大切にして積み上げて、最後に一番強いチームになっていれば」と、静かに闘志を燃やす。



アルバルク東京と開幕戦で対戦する新潟アルビレックスBBの五十嵐圭選手は、2006年に現在のワールドカップにあたる世界選手権に出場している。5月に39歳の誕生日を迎えたスタイリッシュなベテランは、「いまの日本代表はサイズも技術のレベルも高い。ワールドカップの1次リーグで対戦する3か国はどこも強豪ですが、上位2か国に入って2次リーグへ進める可能性は十分にあると思うし、新しい歴史を塗り替えてほしい。注目されるなかで結果を残してほしい」と、日本代表の後輩たちにエールを送る。

同時に、Bリーグからもバスケファンに話題を発信していくとの決意を抱く。アルバルク東京との開幕戦について問われると、精悍な表情がぐっと引き締まった。

「自分は代表選手ではないけれど、Bリーグで少しでもいいプレーをして日本のバスケを盛り上げていきたい。アルバルク東京は連覇をしているし、昨シーズンの最後(プレーオフ準々決勝)で負けた相手なのでリベンジと言いたいですが、チャレンジャーの気持ちでぶつかっていきたい」



昨シーズンのプレーオフファイナルでアルバルク東京に敗れた千葉ジェッツからは、富樫勇樹選手がカンファレンスに登場した。チームは優勝を逃したがMVPと3年連続のベストファイブに輝いた26歳は、Bリーグの日本人で史上初の1億円プレーヤーとして話題を集めた。

日本代表としても活躍している富樫だが、今回のワールドカップは右手のケガで欠場となった。手術からすでに1か月が経過しており、「10月のBリーグ開幕に間に合うように調整しています。影響なくできるようになると思う」と、表情に不安はない。

千葉ジェッツの司令塔として、富樫はタイトル獲得に注力する。その先にはもちろん、4年に一度の夢舞台がある。「東京五輪への最大のアピールがBリーグになる」と、いまは静かに爪を研ぐ。



ふたりのレジェンドもカンファレンスにやってきた。折茂武彦選手と田伏勇太選手だ。

2度の世界選手権に出場した折茂選手は、レバンガ北海道の選手兼代表としてチームを支える。それだけに、残留プレーオフの末にB1にとどまった昨シーズンを糧にすることを誓う。

「昨シーズンはホントに厳しかった。今シーズンは新しいチームを見せたい。来年1月には我々のホームアリーナでオールスターゲームもあるので、レバンガの選手も選ばれるようにやっていきたい」



現役最年長の49歳である。年齢について質問が飛ぶと、「それ聞きますか?」と笑顔を浮かべ、滑らかな口調で答える。

「この年齢になると、49歳でも50歳でも気持ちは変わらない。若い選手と一緒に汗を流して、ケガなくやっていきたいですね」

1990年代から国内の第一線で活躍してきた。不遇の時代も知る男は、バスケ人気の定着を誰よりも願っている。

「国内の熱が高まっているのは、バスケ界にとっても、個人的にも非常に嬉しいことです。だからこそ、Bリーグのチームがもっと切磋琢磨することで、この盛り上がりを来年の東京五輪やその先にまで途切れることなくつなげていきたい。バスケットがプロスポーツとして確立されるように、みんなで力を合わせていきたいんです」



田伏選手が所属する宇都宮ブレックスは、今年7月にリンク栃木ブレックスからチーム名を変更した。「名前も変わったので、新しいチャレンジです」と、38歳になった日本人初のNBAプレーヤーは眩しい笑顔を浮かべる。



新シーズンは川崎ブレイブサンダースと開幕カードを戦う。その他8つのカードは10月5日開催だが、宇都宮ブレックスと川崎ブレイブサンダースは10月3日にいち早くコートに立つ。

「僕自身、開幕カードは初めてなんです。嬉しいですよね。しかも、横浜アリーナでできるのは。ファンの方もいよいよ新しいシーズンが始まるんだなと思えるでしょうし、期待してもらえるような試合を展開していきたいですね」

宇都宮の背番号0を着ける彼も、折茂選手と同じようにバスケ界に思いを寄せる。歴史をつなぐ使命を自らに課す。

「いまこうやってバスケ界を盛り上げてくれている代表メンバーたちの頑張りをムダにしないように、日本一丸というかバスケ界一丸となってやっていきたい。Bリーグを盛り上げていきたいです」

前例を笑え、常識を壊せ、限界を超えろ──BREAK THE BORDER のメンタリティで、Bリーグはエンターテインメント性をとことんまで追求する。大河チェアマンによれば、10月3日の開幕カードには「度肝を抜くような演出を用意している」とのことだ。試合に止まらない楽しみの提供として、双方向型、ファン参加型のサービスもさらに拡大されていく。

令和の時代となり、バスケを国民的スポーツに──1人ひとりの野心が大きな塊となって、4シーズン目のBリーグは10月に幕を開ける。


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