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other2021.04.09

バドミントンストリングの種類や選び方とは? 張り替えの目安もご紹介

バドミントンのラケットに網目状に張り巡らされているストリング(ガット)は、バドミントンシャトルを打った際の打球感やコントロール性を左右するため、プレースタイルに応じた種類を使う必要があります。自身に合ったガットは、どのように選べば良いのでしょうか。
ここでは、バドミントンストリングの種類や選び方、寿命などについてご紹介します。どのストリングを選べば良いのかわからず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

【目次】

■バドミントンストリングの構造の種類

・マルチフィラメント

・モノフィラメント

■バドミントンストリングを選ぶ際のポイント

・使用感に影響するストリングの素材

・プレースタイルに応じて太さ(ゲージ)を選ぶ

・試合に影響を与えるストリングの色

・ストリングとラケットの硬さを合わせよう

■ストリングの寿命はどれくらい?

■張り替えの際はストリングのテンションに注目

■ストリングの種類に注目してバドミントンを上達させよう

 

■バドミントンストリングの構造の種類

バドミントンストリングは、構造によってマルチフィラメントとモノフィラメントの2種類に分けることができます。打球感やストリングの耐久性などに違いが表れるため、それぞれの特徴について知っておくと、選ぶ際に役立ちます。

 

・マルチフィラメント

たくさんの細い繊維を束にして、1本のストリングを作り上げているのがマルチフィラメントです。反発力が少なく柔らかい打球感が特徴で、コントロール性にも優れているため、シャトルを思い通りの場所に打ちたい方や、バドミントン初心者の方に向いています。
ただし、繊維が細いため切れやすく耐久性に欠けるので、ストリングの張り替え頻度が増える可能性があります。

 

・モノフィラメント

1本の太い繊維の周りに、細い繊維を巻き付けた構造のガットをモノフィラメントと呼びます。耐久性に優れ、強い反発力や硬い打球感を持つのが特徴です。
モノフィラメント構造のストリングは、力強いショットを打てる反面でシャトルのコントロールが難しいため、狙った所へ打ち返せる技術を持った中級者から上級者向けといえます。

 

■バドミントンストリングを選ぶ際のポイント

バドミントンガットを選ぶ際のポイント

 

バトミントンストリングには、構造以外にも素材や太さによる違いがあります。ストリングを選ぶ際に確認しておきたいポイントをご紹介します。

 

・使用感に影響するストリングの素材

ストリングに使われる素材は、ナイロン、ポリエステル、ナチュラルの3種類に大きく分けられます。素材によって使用感が異なるため、特徴を知っておくとストリングを選ぶ際に役立ちます。それぞれの特徴は以下の通りです。

 

【ナイロン製】
市販されているストリングの多くが採用している素材です。価格が安いものが多く、どのようなラケットにも合わせやすいため、バドミントン初心者の方はナイロン製のストリングを選ぶと良いでしょう。
メーカーごとに反発力やコントロール性に特徴を持たせているので、中級者や上級者の方でも使いやすい製品を選ぶことができます。

 

【ポリエステル製】
ポリエステル製のストリングは、ナイロン製よりも耐久性やコントロール性に優れているのが特徴です。力強いショットを打ったりシャトルに回転をかけたりしたい上級者の方や、練習をたくさん行いたい方に向いています。

 

【ナチュラル】
牛の腸など天然素材を使用したストリングで、他の素材よりも打球感や反発力、ストリングを張った後の緩みの少なさに優れています。天然素材ならではのテンション(ストリングの張る強さ)維持力や振動吸収性、反発力などが魅力ですが、高価格で耐久性は他の素材に劣るなどのデメリットがあります。
扱いが難しく、プロ選手のような上級者向けの素材です。

 

・プレースタイルに応じて太さ(ゲージ)を選ぶ

ストリングの太さ(ゲージ)も、シャトルのコントロール性やストリングの耐久性などに影響を与えます。ストリングの太さを確認して、プレースタイルに応じたものを選びましょう。

 

【太いタイプ】
太いストリングは耐久性が高く、体重をのせて重たく安定したショットを打つことができます。ただし反発力は弱いので、シャトルの飛距離を伸ばすためには技術や筋力が必要です。
基礎が身についている中級者以上の方や、ストリングがすぐに切れてしまう方に向いています。

 

【細いタイプ】
細いストリングは反発力が高いため、打球に伸びが出てスピンなどもかけやすくなります。シャトルのスピードや飛距離が出しやすく、初心者や筋力が少ない方にもおすすめです。
ただし、耐久性は低くストリングが切れやすいため、張り替えの頻度は高くなります。筋力があり力強い打球を打てる方の場合は特に切れやすくなるので、避けた方が良いでしょう。

 

・試合に影響を与えるストリングの色

ストリングの色には、白や黒といったオーソドックスなものから、蛍光色のような鮮やかな色のものまで、幅広い種類があります。白は塗料による影響を受けづらい、蛍光色はおしゃれでモチベーションが上がるなどの効果がありますが、基本的には自分の好きな色を選ぶようにしましょう。

ただし、バドミントンに慣れてきた上級者は、ラケットの向きや角度によってシャトルの軌道を予測できるといわれています。試合で使用する場合は、床や壁といった背景と一体化しやすい暗い色のストリングを選び、相手を惑わせるのもおすすめです。

 

・ストリングとラケットの硬さを合わせよう

バドミントンラケットには、硬いタイプと柔らかいタイプが存在します。硬いラケットに硬いストリングを張ると打った際の衝撃が強くなり、体を痛めてしまう恐れがあるなど、それぞれ相性の良いストリングの硬さが異なるため、選ぶ際は注意が必要です。

一般的には、硬いラケットには柔らかめのストリングを、柔らかいラケットには硬めのストリングを使用すると、怪我を防いだりシャトルを飛ばしやすくなったりといったメリットがあります。
ストリングを選ぶ際は、ラケットとの相性を確認して最適なものを選ぶようにしましょう。

 

■ストリングの寿命はどれくらい?

ガットの寿命はどれくらい?

 

ストリングは消耗品なので、耐久性の高いタイプでも使用し続けると切れたりテンションが緩んだりして、張り替えが必要になります。プレー時間にして20~30時間前後、練習頻度にも左右されますが、1~3ヶ月程度がストリングの寿命の目安です。

また、季節の変わり目はストリングのテンションが緩みやすいとされています。テンションが緩むとコントロール性や打球感が悪くなるため、ストリングが切れなかったとしても、3ヶ月周期を目途に張り替えるようにしましょう。

 

■張り替えの際はストリングのテンションに注目

ストリングが緩んだり切れたりした場合は、張り替えを行わなければいけません。ストリングの張り替えを初心者が行うのは難しく、怪我をしたりフレームが破損したりするリスクがあるため、専門店やスポーツ用品店に頼むようにしましょう。
お店で張り替えを頼む際は、ストリングのテンションに注目してみてください。テンションを上げたり下げたりすることで、打球感を変えることができます。

ラケット面の真ん中でストリングが切れた方や、より力強いスマッシュが打ちたい方は、テンションを上げるのがおすすめです。
ストリングがすぐに切れてしまう、シャトルが面にうまく当たらない、シャトルが飛びづらくコントロールが難しいなどと悩んでいる方は、テンションを下げてみてください。テンションが下がることで芯(スイートスポット)が広がるため、シャトルを打ちやすくなります。

 

■ストリングの種類に注目してバドミントンを上達させよう

バドミントンラケットに張るストリングは、構造や素材、太さなどの違いによって、使用感が大きく異なります。コントロール性を求める初心者の方はマルチフィラメントで細いタイプ、上級者の方はパワーショットに向いた太めのタイプなど、自分のレベルやプレースタイルに合うものを選ぶことが大切です。

自分に適したストリングを定期的に張り替えることで、よりラケットが使いやすくなります。ストリングの種類にも注目して、バドミントンの上達を目指しましょう。

 

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