浅くなって飛ぶ!?テーラーメイド【TP5】【TP5x】は新しくなってココが変わった!
5層構造のウレタンカバースピン系ボールとして2017年に発売されて以来、ツアーをはじめ幅広いゴルファーに支持され、トップカテゴリーのボールとしての地位を不動にしているテーラーメイドの「TP5」シリーズ。
その3代目となる新しい「TP5」と「TP5x」が4月9日に発売されます。
今回も、ショートゲームでのスピン性能を重視した「TP5」と、飛距離性能を重視した「TP5x」の2モデルによるラインアップですが、新しくなってどこがどう変わったのでしょうか。
まずは従来モデルよりも両者の差が縮まったということ。従来から「TP5」はショートゲームスピン性能を、「TP5x」はより高い飛距離性能を備えているのが大きな特徴だったのですが、新しくなった「TP5」では前作よりも大きく反発性能が高いコアを採用したことで初速性能が向上し、「TP5x」では前作よりもやわらかいウレタンカバーを採用することでスピン性能がアップしたことがこのような進化につながっています。どちらも長所はしっかり生かしつつ、相反する部分を高めたことで2つのモデルの差が縮まったのです。
反発性能が高いコアを採用した「TP5」と、内柔外剛のカバー設計となった「TP5x」
そしてもうひとつ、今回の大きな特徴であり、両モデルに共通する最大の改善点が空力性能の向上。高弾道・低スピンにより番手別に適切な打ち出し条件を得られることが大きな売りだった初代、そして新素材採用によるボール初速の向上を果たした2代目に続き、3代目では深さの浅い新ディンプルを採用することで空力性能がアップし、キャリー飛距離のアップが大きなテーマとなっています。
具体的には、ディンプルの凹みの落ち込み部分(ウォール)の角度が従来よりも急に、ディンプルの底の部分が平たく、浅くなっています。ディンプルの断面が、お椀型から平底のスープ皿のような形状になったイメージでしょうか。
約10年ぶりとなるディンプルパターンの変更で揚力が増加。旧作より飛距離性能が向上しているという。
これによって、弾道前半では空気抵抗が低減してボールスピードの低下を抑えるとともに、弾道後半では球が落ちにくくなって滞空時間も増え、より大きなキャリーを得ることが可能になっています。
テーラーメイドの計測データによれば、弾道の最高到達点でのボールスピードが0.45m/s上昇し、キャリー飛距離が3~5Yアップしたといいます。
カラーバリエーションは、ホワイト、イエローのほか、クリアパスアライメントを採用した「pix」の3パターン。イエローモデルは、UV耐性のある塗料を採用しており、耐久性が高く、色褪せもしにくくなっています。
表面の塗装に加えてカバー自体も着色したイエローカラーも登場
まず4月9日に「TP5」と「TP5x」の各色が発売され、4月28日には「TP5」と「TP5x」のpixが追って発売されます。
前作と同様に、リッキー・ファウラー監修のもとデザインされた“クリアパスアライメント”を採用した「TP5 pix」「TP5x pix」も順次発売となる
滞空時間の長いビッグキャリーボールで飛ばせる「TP5」シリーズ。スピン系ウレタンカバーボールにさらなる飛距離を求めるゴルファーはもちろん、ディスタンス系からスピン系への移行を考えているゴルファーにとっても、この飛距離性能は大きな魅力となるはずです。
<テーラーメイド「TP5シリーズ」の動画はこちら>
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