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other2022.03.09

バスケットボールのターンオーバーとは? 勝つために知りたいミスの減らし方

バスケットボールの試合で勝つためには、ターンオーバーの回数を減らし、自チームの総シュート数を増やすことが大切です。しかし、バスケットボールを始めたばかりの初心者の中には、ターンオーバーの意味や具体的なシーンがわからないという方も多いのではないでしょうか。
ターンオーバーを防ぐためには、起こりやすいシーンや具体例を知っておく必要があります。そこで今回は、バスケットボールにおけるターンオーバーという言葉の意味や具体例、ターンオーバーを減らすための方法についてご紹介します。

 

【目次】

■バスケットボールにおけるターンオーバーとは

■ターンオーバーが起こりやすいシーン

■ターンオーバーの具体例

・トラベリング

・ラインクロスやアウトオブバウンズ

・タイムバイオレーション

・スティール

■ターンオーバーを減らすには?

■ミスを減らすことが勝利への近道

 

■バスケットボールにおけるターンオーバーとは

バスケットボールにおけるターンオーバーとは

 

バスケットボールにおいて使われる「ターンオーバー」とは、シュートミス以外で相手に攻撃権が移る原因となったプレーのことです。パスカットやドリブルをスティールされる、自チームの選手が触れたボールがラインの外に出てしまったシーンなど、ボール保持権が相手に移った場合がターンオーバーの一例です。
チームや個人の成績をまとめた一覧表(BOXスコア)では「TO」と表記されます。

ターンオーバーが多いと自チームの攻撃の回数は減っていき、相手に無条件で攻撃のチャンスを与えてしまいます。本来なら2点取れたシーンで相手に2点取られてしまうため、1回のターンオーバーで4点も差が開くと考えると、その重要性がわかるはずです。

中でも、時間が止まらずそのままプレーが継続される「ライブ・ターンオーバー」は、得点に大きく影響が出る恐れがあります。ターンオーバーの数は試合の勝敗を大きく左右するため、少しでも減らしていかなければいけません。

 

■ターンオーバーが起こりやすいシーン

ターンオーバーが起こりやすいシーンとしては、ディフェンスにプレッシャーをかけられた際が挙げられます。プレッシャーをかけられて無理やりジャンプパスを選択したなど、周囲の状況を確認しないまま適当にプレーすると、ターンオーバーにつながる恐れがあります。

また、パスカット後に速攻を仕掛けるシーンなどもパスミスをする可能性が高く、ターンオーバーが起こりやすいといえるでしょう。
ターンオーバーを防ぐためには、起こりやすいシーンを把握して丁寧にプレーすることが大切です。

 

■ターンオーバーの具体例

ターンオーバーの具体例

 

具体的にどのようなプレーがターンオーバーにつながるのでしょうか。ターンオーバーとなるプレーの一例と、それぞれの概要をご紹介します。

 

・トラベリング

トラベリングは、ドリブルしていない状態で3歩以上歩く反則(バイオレーション)のことです。ボールキープ時に軸足を動かしたり、ドリブルする前に軸足が地面から離れたりするのもトラベリングになります。特に初心者が犯しがちなミスなので注意が必要です。

また、一度ドリブルを止めてボールを保持した後に、再度ドリブルを繰り返す「ダブルドリブル」も、初心者によく見られる反則として挙げられます。どちらも初歩的なミスなので、反則を取られないように注意しましょう。
不用意にトラベリングやダブルドリブルをしなくなるだけでも、バスケットボールのプレーの質向上につながります。

 

・ラインクロスやアウトオブバウンズ

ラインクロスは、ボールを持っているプレーヤーがコート外に出たりラインを踏んだりしてしまうミスです。アウトオブバウンズは、パスカットやパスミス、シュートがリングの支柱に当たったなど、ボールそのものがコート外に出てしまうことを指します。
いずれも最後にボールを触った選手の相手側チームのボールで、試合が再開されます。

 

・タイムバイオレーション

バスケットボールでは、各プレーに対して制限時間が設けられています。その制限時間を超えてしまう反則がタイムバイオレーションです。タイムバイオレーションには3秒ルール、5秒ルール、8秒ルール、24秒ルールの4種類あり、それぞれ適応されるプレーが異なります。
それぞれの簡単なルールと適応されるシーンは、以下の通りです。

【3秒ルール】
ゴール下のエンドラインとフリースローラインで囲まれているペイントエリア(制限区域)で適応されるルールです。攻撃側が連続して3秒以上ペイントエリアにとどまると、相手ボールになります。

【5秒ルール】
コート外からのスローインやフリースローは、ボールを受け取ってから5秒以内にプレーをしなければいけません。また、コート内でボールを持ったプレーヤーが、パスやドリブルをしないまま5秒以上ボールを持ち続けるのも反則です。

【8秒ルール】
オフェンス側のチームは、ボールを取ったら8秒以内にフロントコート(ハーフラインよりも相手側のコート)にボールを運ばなければいけません。

【24秒ルール】
攻撃側は、ボールをコントロールしてから24秒以内にシュートを打たなければいけません。24秒以内にシュートを打てないと、相手ボールで試合が再開されます。
ただし、打ったシュートがリングに当たり、リバウンドを取れた場合は、カウントダウンがリセットされます。

 

・スティール

スティールとは、ディフェンスが攻撃側の持つボールを奪うプレーのことです。ドリブルをしているボールを奪う、パスを奪って自チームのボールにするなどがスティールの一例です。端的にいうと、ドリブルカットやパスカットといったプレーのことを指します。

ただし、ターンオーバーとしてカウントされるのは相手チームがボールを保持できた場面に限ります。スティールによってパスミスやドリブルミスになったとしても、自チームが再度ボールをキープできればターンオーバーになりません。

 

■ターンオーバーを減らすには?

ターンオーバーを防ぐためには、ミスをしたり相手にスティールされたりする可能性が高いプレーを少しでも減らすことが重要です。
例えば、試合中にディフェンスのプレッシャーに負けてドリブルを止めてしまうと、パスかシュートしかプレーを選択できません。無理にパスを出そうとしてパスカットされたり、苦しい体勢のパスやシュートでミスしたり、5秒ルールの違反になったりしてターンオーバーにつながるはずです。

細かなミスを減らすためにボールハンドリングの技術を高めたり、どのように攻めるのが効果的なのか考えたりして、視野を広く持ってプレーできるように心がけましょう。無駄なパスやドリブルを減らせば、自ずとミスも減ります。
ただし、ミスを完全になくすことは不可能なので、いかにミスを減らしていくか考えることが大切です。ミスを恐れて萎縮してしまうのではなく、ミスをしたら取り返すくらいの余裕を持ってプレーした方が、結果としてミスは減っていくでしょう。

 

■ミスを減らすことが勝利への近道

バスケットボールのターンオーバーを端的に表すと、試合中のミスのことです。もちろん、ミスをしないのが理想的ですが、人間である以上ミスを完全になくすことはできません。しかし、集中力を切らさずにプレーを続けて、ミスを最低限に減らすことはできます。

ターンオーバーを防ぐためには、日頃の練習から正確なプレーを心がけて、ボールハンドリングなどの技術を磨くことが大切です。技術を磨いてプレーの選択肢の幅が広がれば、余裕を持てるようになり、ミスの回数も減っていくはずです。
試合でしっかりと実力を発揮できるように、日々の練習を大切に行いましょう。

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