アウトドアリュックはビジネスでも使える! TPOに合わせた選び方のコツ
ノートパソコンやACアダプター、モバイルバッテリー、書類など、ビジネスシーンではたくさんの荷物を持ち運ぶことになります。手提げのビジネスバッグだと体の片側に重さが集中するので、負担に感じることもあるでしょう。移動中の負担を少しでも減らしたい方は、収納性や耐久性に優れたアウトドアブランドのリュックを用意するのがおすすめです。
ただし、リュックのデザインや使い方によっては、他の人に不快感を与えることも考えられます。
ここでは、ビジネスシーンでリュックを使うメリットや、選び方のポイントをご紹介します。
【目次】
■スーツにリュックを組み合わせても大丈夫?
従来、ビジネスバッグといえばスクエア型の手提げかばん(ブリーフケース)を使用するのが基本で、リュックはマナー違反とされていました。近年はビジネスカジュアルの普及もあり、スーツにリュックを合わせるスタイルの人気が高まっています。
テレワークを行う企業に勤めている方にとって、ノートパソコンなどを持ち運びやすいリュックは、非常に役立つアイテムといえるでしょう。
しかし、服装規定が厳しい企業だと、リュックの使用が認められていないことも考えられます。ルール上は問題ない場合も、上司や訪問先の方が不快に思うかもしれません。
勤めている企業の社風や訪問先との関係性によっては、手提げタイプのビジネスバッグを使用した方が良いこともあります。訪問する際は手提げかばんを使うなど、TPOに合わせてビジネスバッグを使い分けることが大切です。
また、リュックを背負ったままだと、他の人の迷惑になる恐れもあります。通勤中の電車内や訪問先ではリュックをおろすといった、最低限のマナーも忘れずに守りましょう。
■仕事でアウトドアリュックを使うメリット
アウトドアリュックは、登山などの過酷な環境でも、たくさんの荷物を持ち運べるように作られているのが特徴です。耐久性が高く長持ちするうえに、収納した荷物をしっかりと保護することができます。
手提げかばんとは異なり両手をあけられるため、楽に移動できる点もメリットです。カゴのない自転車で通勤したり、出張時にキャリーケースと合わせて多くの荷物を持ち運んだりできます。
両肩で背負えば、体の片側に負担が集中することもありません。
また、アウトドアブランドのリュックは、デザイン性に優れたものも多くあります。デザイン次第では、休日のお出かけやアウトドアシーンなど、カジュアルな用途で使うことも可能です。
■ビジネスシーンで使いやすいリュックの選び方
一口にアウトドアリュックといっても、商品ごとにデザインや容量などは異なります。ビジネス用途でアウトドアリュックを使いたい方は、スーツに合わせやすいものを選ぶことが大切です。
ビジネス用のリュックを購入する際は、以下の点を確認しておきましょう。
・デザインはシンプルなものがおすすめ
ビジネス用のリュックは、TPOに合うデザインやカラーのものを選ぶことが基本です。服装が自由な会社だとしても、装飾性が高いカジュアルなリュックだと浮いてしまう恐れがあります。
装飾が少なく、シンプルなデザインのリュックを選びましょう。ブリーフケースのようなスクエア型のリュックは、スーツに合わせやすく便利です。
また、ブラックやグレーといった落ち着いたカラーのリュックを選ぶこともポイントです。
・容量は持ち物の量に合わせる
リュックのサイズや容量は、持ち運びたいアイテムに合わせて決めましょう。サイズが大きいリュックはカジュアルな印象を与えやすいうえに、リュック自体の重みも増してしまいます。
必要な大きさは業務内容などに大きく左右されますが、普段の通勤だけで使うなら20L前後、出張などでも使いたい時は30L前後を目安に選ぶと良いでしょう。
大容量ながらマチ幅(厚み)が薄めのリュックを選ぶと、通勤中も邪魔になりにくく便利です。
また、モバイルバッテリーや手帳、書類、名刺、折りたたみ傘など、ビジネスシーンではさまざまな小物を持ち運ぶことも考えられます。ポケットが充実していて小物を整頓しやすいか、開口部が大きく中身を取り出しやすいかなど、使い勝手を左右する収納性の確認も必要です。
・防水性にも注目
ビジネス用のリュックは、天候に関係なく毎日のように使うものです。雨に降られた時に、リュックにしまっていた書類やノートパソコンなどが濡れてしまうことも考えられます。
荷物を保護するために、リュックの防水性も確認しておきましょう。防水性や撥水性を備えたリュックなら、多少の雨でも荷物が濡れるのを防げます。
防水性能を持った生地が使われているリュックだとしても、ファスナーの隙間から水が入る可能性があります。不安な方は、止水ファスナーが採用されているリュックを用意すると安心です。
・耐久性に強い生地を選ぼう
ビジネスリュックは、基本的には一度買ったら長く使用することになります。すぐ壊れないように、耐久性に優れているリュックを選ぶことも大切です。
ナイロンやポリエステルといった素材でできているアウトドアリュックの場合、糸が太いほど耐久性が高くなります。糸の太さはデニール(D)で表記されているので、商品詳細を確認しておきましょう。基本的には、デニールの数字が大きくなるほど糸が太く、耐久性も増します。
ただし、糸が太くなるほどリュックは重たくなります。持ち運びしにくくなる恐れがあるため、耐久性と軽さのバランスを考慮してリュックを選びましょう。
・ハンドル付きのリュックだと便利
スーツにリュックを合わせるスタイルが一般的になったとはいえ、リュックを背負ったまま取引先を訪問するのはマナー違反ととられるケースもあります。ショルダーストラップを持って訪問することはできますが、持ち運びにくくなってしまいます。
ビジネスシーンで使う場合は、ハンドルが付いているかどうかの確認も必要です。ハンドルが付いているリュックなら、急に訪問することになった時などに、ブリーフケースのように持ち運ぶことができます。リュックと手提げかばんを使い分ける必要がなくなり便利です。
また、取引先に訪問する時は、バッグを床に直置きすることになります。床に置いた時に自立しやすいかどうかも、確認しておくと良いでしょう。
■リュックで日々の通勤を快適にしよう!
アウトドアブランドのリュックは、過酷なアウトドアシーンでも使えるように、耐久性や防水性、背負いやすさなどに優れているのが魅力です。シンプルなデザインのアウトドアリュックなら、ビジネスシーンでも便利に使うことができます。
普段使いしたり、荷物が多い旅行の際に使ったりできるのもメリットです。
ただし、デザインやカラーによっては、スーツに合わせると浮いてしまうことも考えられます。職場の規定を確認したうえで、スーツに合わせやすいシンプルなデザインのリュックを選ぶことが大切です。
仕事でたくさんの荷物を持ち運ぶことが多い方は、アウトドアリュックを用意して通勤にかかる負担を軽減してみてはいかがでしょうか。
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