初心者必見! ダンスの振り付けの覚え方
学校での必修化やオリンピック競技としての採用、動画投稿がメインのSNSの普及などをきっかけに、ダンスシーンが盛り上がりを見せつつあります。曲に合わせて体を動かすのがダンスの特徴ですが、体の動かし方(振り付け)を覚えられずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ダンスの振り付けがなかなか覚えられない方は、頭で考えすぎているのが原因かもしれません。
ここでは、ダンスの振り付けが覚えられない理由と、効率的に振り付けを覚える方法をご紹介します。
【目次】
■ダンスの振り付けを覚えられない理由は?
ダンスの振り付けは、覚えられる人はすぐにマスターしてしまうこともあります。すぐに覚えられる人と、なかなかできるようにならない人には、どのような違いがあるのでしょうか。
振り付けを覚えられないという人は、次のような特徴を持っている可能性が高いです。
・頭だけで覚えようとしている
ダンスは、自分の体を曲のテンポに合わせて動かすことで感情などを表現する運動です。イメージトレーニングをすること自体は大切な取り組みですが、頭で考えるだけで体を動かさないと、いつまでたっても踊れるようにはなりません。
「次の振り付けは腕を前に出して、その次は足をこう動かす」などと頭で考えながら踊り続けると、振り付けが途中で飛んでしまうことも考えられます。頭だけで覚えようとするのではなく、実際に踊って体で振り付けを覚えることが大切です。
・できないテクニックがある
ダンス初心者の方は、まだできないステップやテクニックがたくさんあることも考えられます。当たり前ですが、振り付けの中にできないステップやテクニックがあると、上手に踊ることはできません。
できない部分で毎回動きが止まってしまい、曲の最後まで振り付けを覚えられないケースもあるでしょう。
反対に、基本的なステップやテクニックを習得している人なら、似たようなステップがあってもすぐにマスターできます。曲を通して練習を続けやすい分、振り付けを効率的に覚えることが可能です。
できないステップやテクニックをそのままにするのではなく、練習を繰り返して自分のものにする必要があります。
・動きを確認しないと踊れない
ダンススクールなどでは、鏡の前で動きを確認しながら練習することが多いです。周囲に同じダンスを練習している人がいると、鏡越しに見える他人の動きを見ながら踊ることができてしまいます。
他人の動きを真似しながら体を動かしているだけでは、振り付けを覚えるのが難しくなってしまうでしょう。
鏡を使った練習自体は、自分の体の動かし方を知るうえで大切ですが、鏡のない場所で踊ってみて、振り付けを覚えているか確認することも重要です。
■効率的なダンスの振り付けの覚え方
ダンスの振り付けは、コツを意識しながら練習することで覚えやすくなります。振り付けを覚えるのが苦手な方は、覚え方のコツを意識しながら練習を行いましょう。
ダンスの振り付けを覚える際のコツを3つご紹介するので、練習時の参考にしてみてください。
・全体のイメージをつかむ
いきなり細かな体の動きまで覚えるのは、ダンスが得意な方でも難しいものです。最初に、ダンスで使う曲や振り付けを一通り確認して、全体のイメージをつかむようにしましょう。
全体の流れや体の動かし方を大まかに把握してから細かな部分を修正していく方が、振り付けは覚えやすくなります。
また、曲の中に特徴的な振り付けがある場合は、動き方やタイミングを覚えておくのもおすすめです。特徴的な振り付けは、どのタイミングでどのような動きをすれば良いのか把握しやすいため、イメージをつかむ手助けになります。
・ステップから覚える
振り付けの中に、知らないステップやテクニックが出てくることも考えられます。ステップ(足の動かし方)と上半身の動かし方を一度に覚えようとすると、体をどう動かせば良いのか混乱してしまうかもしれません。
ダンスの振り付けは、下半身と上半身の連動した動きが基本です。下半身を動かして体重移動を行えるようになれば、後は上半身の動きを合わせるだけで、違和感のない踊りになります。
そのため、振り付けをなかなか覚えられない時は、ステップから練習を行いましょう。足の動かし方を最初に覚えてしまえば、曲の最初から最後まで動きを止めることなく練習を行えます。
・動きを言語化してみる
振り付けを自分で言語化してから体を動かすのもおすすめです。体だけで振り付けを覚えるよりも、具体的に言葉にしてみることで、頭に定着しやすくなります。
「右足でキック。体を上げて1テンポしたらターン」などといった形で、自分なりに動きを言語化してみましょう。
この時、動きと言葉のリズムを合わせると、振り付けを覚えやすくなります。実際に口に出しながら踊る必要はないので、頭の中で動きを言葉にするイメージを持ってみてください。
■振り付けを覚えるための練習のコツ
ダンスの振り付けを覚える鍵は、日々の練習にあります。具体的に、どのような練習を行えば良いのでしょうか。振り付けを覚えるための練習のコツは、以下のとおりです。
・反復練習を行おう
どれだけダンスが上手な人でも、最初から振り付けを全て覚えられるわけではありません。ダンスの振り付けを覚えるには、何度も練習を行う必要があります。
頭で考えなくても、曲を聴くだけで無意識に体を動かせるようになるまで練習を繰り返しましょう。
曲全体の振り付けを一気に覚えるのは難しいため、振り付けを1カウントずつに分解して練習するのもおすすめです。少しずつできる振り付けを増やしていけば、自然と1曲通して踊れるようになっていきます。
・通しで踊ってみるのもおすすめ
全体の振り付けを大まかに覚えたら、最初から最後まで通しで踊ってみましょう。
途中で間違えてしまう部分があった場合は、できなかった振り付けの少し前から練習を再開してください。覚えている部分から始めることで、スムーズに振り付けの練習を行えます。
学校の授業やダンススクールなどでは、複数人でダンスの練習をすることもあるでしょう。グループで練習する際は、他人を見過ぎないこともポイントです。
自分の踊りに集中することで、他人の動きを真似して踊る事態を防げます。
■振り付けをしっかり覚えてダンスを楽しもう
振り付けを覚えるのが苦手な方でも、コツをつかめば動きは覚えやすくなります。一度に全てを覚えきるのは上級者でも難しいため、細かく分解して覚えるのがコツです。
最初に曲や振り付けの全体像を大まかにつかんでから、細部の動きを覚えていくことを心がけましょう。
また、ダンスは自分の体を動かして感情などを表現するものです。頭で考えすぎるのではなく、実際に体を動かして反復練習を行い、動きを体に染み込ませることも重要です。
ご紹介したコツを参考に振り付けをしっかり覚えて、ダンスをより楽しみましょう。
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