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other2024.08.20

テニスの振動止めは必要? 使用時の注意点や選び方をご紹介

テニスでボールを打ち返す際に、ラケットの芯(スイートスポット)を外してしまうと、ボールを打った際の衝撃が腕に伝わることがあります。打球時の衝撃や不快感を和らげ、快適にプレーするために広く使用されているのが「振動止め」というアイテムです。しかし、振動止めを一度も使用したことがない、聞き覚えがないというテニス初心者の方もいらっしゃるでしょう。振動止めとは、具体的にどのようなアイテムなのでしょうか。
ここでは、振動止めの効果や使用時の注意点、選び方のポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■テニスの振動止めとは?

■振動止めを使う場合の注意点

■振動止めの選び方

・タイプから選ぶ

・耐久性や取れにくさを確認する

・デザインも確認しておくのがおすすめ

■振動止めをつける位置は?

■好みに応じて振動止めを用意しよう

 

■テニスの振動止めとは?

テニスの振動止めとは?

 

振動止めとは、テニスラケットのストリング(ガット)やフレームに取り付けて使用するアイテムのことです。ゴムを素材に作られていて、名前の通りボールを打った際にラケットから伝わる振動や衝撃を和らげる効果があるとされています。
振動を完全に吸収するものではなく、あくまでも軽減する効果が期待できるものだと覚えておきましょう。インパクト時の振動や衝撃を吸収することで、打球感が良く感じられるのがメリットです。

振動止めは、テニスをプレーするうえで必須のアイテムではありません。なくても問題なくプレーできますが、振動止めを活用することで打球感が変わり、普段よりも快適にプレーできる可能性もあります。また、おしゃれなデザインのものなら、ファッションアイテムとしても活用可能です。
使用しているテニスラケットの打球感が気になる場合は、振動止めを試してみてはいかがでしょうか。

 

■振動止めを使う場合の注意点

振動止めを使用すると、一般的にインパクト時の打球感が柔らかくなります。そのため、ボールを打った際に手に伝わる情報が減り、ラケット面のどこでボールを捉えたか、どれくらいの回転をかけられたかがわかりにくくなる恐れがあります。ガットの動きが抑えられた結果、ボールの飛びやスピンが変わってしまう可能性も捨てきれません。
手に伝わる振動や衝撃といった打球感を重視するプレーヤーの場合、普段通りに打てなくなるなど、プレーが難しくなる可能性がある点には注意が必要です。

また、振動を抑制することで体にかかる負担や痛みを軽くできる可能性はありますが、振動止めをつけたからといって怪我を予防できるわけではありません。振動止めはあくまでもインパクト時の打球感を柔らかくするものだと考えておきましょう。

 

■振動止めの選び方

振動止めの選び方

 

振動止めは、各メーカーからタイプやデザインの異なる商品が販売されています。振動をどれくらい吸収できるか、ラケットとおしゃれに合わせやすいかなど、自身の好みや使いやすさに応じて選ぶことが大切です。
振動止めの選び方のポイントを、何点かご紹介します。

 

・タイプから選ぶ

振動止めは、その形状から大きくワンポイントタイプやバータイプ(ワームタイプ)、ゴムヒモタイプ、フレームタイプの4種類に分けられます。それぞれ特徴が異なるので、プレースタイルや使いやすさに応じた商品を選ぶようにしましょう。

【ワンポイントタイプ】
ガットの下部につけて使用するタイプです。振動を抑える効果は少ないため、打球感を残しながらグリップへの振動を抑えたい方におすすめです。打球感が大きく変わりにくいため、振動止めを使ったことがない方でも使いやすいでしょう。
デザインが豊富で比較的リーズナブルに購入できる商品も多いですが、外れやすい点には注意が必要です。

【バータイプ(ワームタイプ)】
複数本のガットを固定して振動を吸収するタイプです。振動止めの中でも特に吸収性能が高い一方で、ストリングが固定されるので打球感や音も大きく変化します。インパクト時の感覚を重視する方は避けた方が良いでしょう。

【ゴムヒモタイプ】
ガットの下に結んで取り付けるため、外れにくいのが特徴です。ある程度は打球感を残しながら振動を吸収してくれます。プレー中に落とすのが不安な方や、バータイプほどの振動抑制効果は不要な人におすすめです。

【フレームタイプ】
ストリングではなくラケットのフレーム部分に取り付けるタイプの振動止めです。ガットを固定しないので、打球感を大きく変えずに、グリップに伝わる振動だけ軽減できます。

 

・耐久性や取れにくさを確認する

テニスラケット用の振動止めは、プレー中ずっと使用することになるので、基本的には劣化が早い消耗品です。購入する際に、耐久性の高さや同梱している個数を確認しておきましょう。複数個がまとめて入っている商品なら、劣化してもすぐに取り換えてプレーを継続できます。

また、振動止めの取れにくさも重要なポイントです。テニスの試合では、プレーヤーが試合中にものを落とすと、ペナルティーとして失点になります。外れにくさを重視する場合は、ガットに巻き付けて使用するゴムヒモタイプの振動止めがおすすめです。

 

・デザインも確認しておくのがおすすめ

振動止めは、商品デザインが豊富にそろっているのも特徴です。シンプルなものから、動物や星を模した形のもの、鮮やかなカラーリングのものなど、さまざまな柄やカラーから商品を選ぶことができます。ラケットやテニスウェアと色柄を合わせたり、お気に入りの色やデザインを選んだりするのもおすすめです。

テニスはメンタルのスポーツといわれることもあるほど、プレー中の精神状態が重要なスポーツです。振動止めのデザインが直接プレーに影響するわけではありませんが、お気に入りのアイテムを用意することで、プレー中の緊張感を緩和したり、楽しんでテニスをプレーしたりできるようになるでしょう。

 

■振動止めをつける位置は?

テニスの公式試合に出場する場合は、振動止めをつける位置はルールで定められているので注意が必要です。ワンポイントタイプやゴムヒモタイプなど、ガットに取り付ける振動止めは通常「ストリングの外側、一番下のフレームに近い部分」に取り付けます。
また、縦糸の端に取り付けることと定められているので、縦横のストリングが交わるマス目の位置につけることはできません。

スイートスポットを外すことがない限り、テニスボールはラケット面の中央部分で受けることになります。そのため、真ん中部分に貼られた縦のストリングに取り付けるのが、最も効果的です。

 

■好みに応じて振動止めを用意しよう

振動止めは、インパクトの際にラケットから体に伝わる衝撃を、和らげる効果があるとされているアイテムです。デザインが多彩なのも特徴で、テニスウェアやラケットと合わせておしゃれ目的で使用したり、お気に入りの商品を使うことで緊張感を緩和したりする効果も期待できます。
振動止めを用意しておくことで、より快適にテニスを楽しめるようになるでしょう。

一方で、打球感や音などが変わる恐れがあるので、体に伝わる振動などの情報を重視してプレーする方は、振動止めを使うとプレーしにくさを感じることも考えられます。衝撃吸収性があまり高くないタイプもあるので、好みに応じて使ってみるのがおすすめです。

今回ご紹介した振動止めの効果や注意点などを踏まえたうえで、一度試してみてはいかがでしょうか。

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