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other2024.11.25

バスケのショットクロック(24秒ルール)とは? ルールを知って反則を防ごう!

バスケットボールには、プレー時間に関するルールが複数あります。その中でも重要なのが「ショットクロック(24秒ルール)」と呼ばれるルールです。ショットクロックをしっかりと覚えておけば、実際のプレーはもちろん、試合を観戦する際にも役立つでしょう。
しかし、バスケットボール初心者の方などは、どのようなルールなのかご存じないかもしれません。
ここでは、バスケットボールにおけるショットクロックの概要をご紹介します。

 

【目次】

■ショットクロックとは?

■ショットクロックがルール化された理由

■ショットクロックがリセットされるタイミング

・24秒リセットになるケース

・14秒リセットになるケース

・時間がリセットされないケースも

■秒数に関わるその他のルール

・3秒ルール

・5秒ルール

・8秒ルール

■時間を意識しながらプレーすることが大切

 

■ショットクロックとは?

ショットクロックとは?

 

ショットクロック(24秒ルール)とは、オフェンスチームに対して用いられるルールのひとつです。バスケットボールでは、オフェンスチームはボールの所有権を保持してから24秒以内にシュートを打たなければいけないと定められています。

基本的には、トスアップの後にボールをどちらかのチームがコントロールしたり、スローインしたボールがコート上の選手に触れたりした時点で、ショットクロックのカウントが始まります。

ポイントは、ショットクロックは「24秒以内にシュートを打つこと」を定めたルールだという点です。例えば、24秒直前にシュートを放ち、時間が過ぎてからボールがリングに入った場合、得点は認められます。

ショットクロックがあるため、バスケットボールはサッカーのようにボールをパスで回しながら、ゆっくりと攻めることができません。
バスケットボールの試合が、攻守の切り替わりが激しくスピード感のある展開になることに寄与しているルールといえるでしょう。

 

■ショットクロックがルール化された理由

バスケットボールがスポーツとして成立した直後、ショットクロックというルールはありませんでした。導入されたきっかけは、アメリカのプロバスケットボールリーグ「NBA」のあるスター選手がきっかけとされています。

シュートが得意なスター選手に対して、相手チームはパスを回してシュートを打たず、ボールを渡さないという戦法を採用しました。その結果、試合は現在のバスケットボールからは想像できないロースコアで終了してしまいます。
過度なボール回しを防ぎ、迫力のある試合展開になるようにショットクロックが導入されたのです。

従来はボール保持から30秒以内にシュートを放つ「30秒ルール」が定着していましたが、2001年のルール改定により、現行の24秒ルールとなりました。

 

■ショットクロックがリセットされるタイミング

ショットクロックがリセットされるタイミング

 

ショットクロックは、時計がリセットされるタイミングによって、再度24秒攻撃できるケースと、14秒に短縮されるケースに分けられます。
それぞれのシチュエーションは、以下のとおりです。

 

・24秒リセットになるケース

ショットクロックが24秒にリセットされるのは、次のようなタイミングが挙げられます。

・シュートが成功した
・パスカットなどで攻守の切り替わりがあり、バックコート(自チームのリングがあるコート)からチームのオフェンスが始まった
・オフェンス側がファウルして、ディフェンス側にボール保持権が移った
・バックコートでオフェンスがファウルを受けた

オフェンスとディフェンスが入れ替わったり、ゴールから遠い位置で試合が再開したりする時は、ショットクロックが24秒にリセットされると考えると良いでしょう。

 

・14秒リセットになるケース

ショットクロックは、試合展開をスピーディーにすることが目的のルールです。2019年のルール改定によって、さらに展開を激しくするために、24秒ではなく14秒にリセットするケースも誕生しました。
ショットクロックが14秒になるケースは、以下のとおりです。

・シュートが外れた後、オフェンスがリバウンドを取って攻撃が継続する
・攻守の切り替えがあり、フロントコート(相手チームのリングがあるコート)から攻撃が開始される
・フロントコートでオフェンスがファウルを受けた際に、ショットクロックが14秒未満

 

・時間がリセットされないケースも

ショットクロックがリセットされずに、そのまま試合が継続するケースもあります。時間がリセットされないシーンの例は、以下のとおりです。

・ディフェンス側がカットした(触れた)ボールがそのままコートを出て、オフェンス側のスローインで再開する
・ショットクロックが14秒以上残っているタイミングで、フロントコートでディフェンスがファウルをした
・フロントコートでヘルドボール(ボールの取り合い)が発生した時に、ショットクロックが14秒以上残っている状態でオフェンスボールになった

 

■秒数に関わるその他のルール

バスケットボールには、ショットクロック(24秒ルール)以外にも、時間に関するルールが複数あります。各ルールの概要を知っておくと、プレーや試合観戦の際に便利です。
バスケットボールの秒数に関するルールと、それぞれの概要をご紹介します。

 

・3秒ルール

相手チームの制限区域内(ゴール下の長方形に囲まれたエリアのこと・ペイントエリア)に3秒以上とどまることを禁止するルールです。

バスケットボールは、ゴールが高い位置にあるという関係上、基本的には高身長の選手が有利なスポーツです。3秒ルールは、長身の選手がゴール下でパスを待ち続けることを防ぐ目的で設けられています。

3秒ルールに違反した場合は、近いラインから相手チームのスローインで試合が再開されます。

 

・5秒ルール

ボールを保持したまま、5秒以上静止することを禁止するルールです。パスを受けてボールを手にしたプレーヤーは、5秒以内にドリブル・パス・シュートのいずれかのプレーを行う必要があります。
ディフェンスのマークが厳しく、プレーするスペースがない時に起こりやすいので、注意が必要です。

また、5秒ルールはフリースローやスローインといったプレーにも適用されます。フリースローやスローインの際は、審判からボールを受け取ってから5秒以内にパスまたはシュートを行わなければいけません。

 

・8秒ルール

オフェンスチームがバックコートでボールを保持した場合、8秒以内にフロントコートにボールを運ばなければいけないというルールです。
バックコート側でボールを8秒以上保持し続けた場合は、相手ボールで試合が再開します。

バックコートでパスカットを受けたりしてボールが外に出た時も、カウントはリセットされないため注意が必要です。

 

■時間を意識しながらプレーすることが大切

ショットクロックをはじめ、バスケットボールにはさまざまな時間に関するルールが設けられています。いずれのルールも、バスケットボールの試合展開がスピーディーになることに寄与している重要なルールです。

時間を意識しながらプレーしたり、観戦したりすれば、よりバスケットボールを楽しめるようになるでしょう。
これからは、試合中の時間にも注目してみてはいかがでしょうか。

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