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other2024.12.11

バスケのダブルクラッチとは? きれいにシュートを決める5つのコツ

バスケットボールの試合で最も盛り上がるのは、シュートを決めた瞬間でしょう。ダンクシュートや3ポイントシュートなど、シュートにはさまざまな種類がありますが、中でも試合会場を盛り上げられるシュートテクニックが「ダブルクラッチ」です。
ここでは、バスケットボールのダブルクラッチの概要や、上手に決めるためのコツをご紹介します。

 

【目次】

■ダブルクラッチとは

■ダブルクラッチができるようになるメリットは?

■ダブルクラッチを成功させるコツ

・滞空時間を長くする

・ボールハンドリング力を鍛える

・シュートまでのイメージを持つ

・相手ディフェンスの動きを予測する

・筋力を鍛える

■格好良いシュートテクニックを使いこなそう

 

■ダブルクラッチとは

ダブルクラッチ(Double Clutch)を日本語に訳すと、「2回つかむ」という意味になります。バスケットボールにおけるダブルクラッチとは、空中でシュートを放つフェイントをかけてから、もう一度ボールをつかみ直してシュートを放つプレーのことです。

主に、ボールをリング付近に置くようにしてシュートを放つ「レイアップシュート」の際に使われます。背の小さなオフェンスが、背の高いディフェンスと相対した時に使用するのが有効です。

反対の手にボールを持ち替える、ボールを回すモーションを入れる、一度腕を下げてからシュートモーションに移るなどして、相手のブロックをかわしながらシュートを放つのが、ダブルクラッチの特徴です。
相手ディフェンスとのずれを作ってシュートの成功率を高めるためのプレーですが、ジャンプ中のモーションが増える分、通常のレイアップシュートに比べると難度は上がります。

 

■ダブルクラッチができるようになるメリットは?

ダブルクラッチができるようになるメリットは?

 

バスケットボールのルール上、シュートモーションに入ったオフェンスにディフェンスが手を出すと、ディフェンスのファウルを取られてしまいます。
そのため、ディフェンスは両手を挙げてシュートコースを塞ぐようにプレーするのが基本です。場合によっては、ディフェンスの手が邪魔になって狙った場所にシュートを打てなかったということもあるでしょう。

ダブルクラッチができるようになると、ディフェンスの手をかわしながらシュートを打てるようになります。レイアップシュートの選択肢が増えるので、シュートの成功率を高めることが可能です。

また、ダブルクラッチは空中で行う難しい技術のひとつです。上手にダブルクラッチを決めることで、場の雰囲気を盛り上げたり、試合の流れを自チームに引き込んだりする効果も期待できます。

 

■ダブルクラッチを成功させるコツ

ダブルクラッチを成功させるコツ

 

ダブルクラッチは、非常に難しいテクニックのひとつです。習得するのは簡単ではないものの、できるようになると背の低い選手でも得点のチャンスを増やせます。
ダブルクラッチを成功させるためのポイントは、次の5点です。

 

・滞空時間を長くする

ダブルクラッチは、空中に飛んでいる間にフェイントを入れてシュートを打つプレーです。当たり前ですが、ジャンプ力が高く、滞空時間が長い選手ほど行いやすくなります。
ダブルクラッチ習得を目指すうえで、ジャンプ力の高さは必要不可欠です。日々の練習に、ジャンプ力強化のトレーニングを取り入れましょう。

身体能力が高く、滞空時間を延ばせるのが一番とはいえ、ジャンプ力はすぐに鍛えられるものではありません。
簡単に滞空時間を延ばす方法として、空中で膝を曲げる動作を取り入れるのも有効です。膝を曲げて床との距離を取れば、若干ですが滞空時間を長くすることができます。

 

・ボールハンドリング力を鍛える

ダブルクラッチでは、ジャンプ中の不安定な状態でボールを操らなければいけません。ボールを素早く、思い通りに操るためのボールハンドリング力も必要です。
手が小さく、ボールを片手で扱うのが難しい方は、両手でボールを回すように動かすイメージでプレーしてみることをおすすめします。

また、ジャンプして上に動いている最中はボールも上に持っていく、落下中はボールを下に動かすなど、自分自身の動き方に合わせてボールの動かし方を工夫するのも有効です。

 

・シュートまでのイメージを持つ

ダブルクラッチを行えるのは、ジャンプしてから着地するまでのわずかな時間です。シュートまでの具体的なイメージを持っておかないと、時間が足りずにシュートを打てない恐れもあります。
あらかじめ、ジャンプした後のプレーをイメージしたうえで、シュートモーションに入ることも大切です。

また、ダブルクラッチは決まれば効果的な一方で、シュートミスにつながる可能性もはらんだプレーです。ダブルクラッチをした結果、シュートを外してしまうようでは意味がありません。
フェイントをかけなくてもシュートを決められるシーンで多用するのは、控えることをおすすめします。

 

・相手ディフェンスの動きを予測する

相手ディフェンスの動き方を見て、どのように相手をかわすかイメージを持つこともポイントです。ジャンプしてから相手のディフェンスの動きを確認していると、ダブルクラッチを仕掛けるための時間が足りなくなってしまいます。
その結果、シュートの成功率が落ちてしまうかもしれません。

相手ディフェンスの動き方を事前に予測したうえで、ダブルクラッチを仕掛けることを心がけましょう。ディフェンスがどのようにブロックするか予想してからプレーに移れば、相手をかわしやすくなります。

イメージした動きと異なるなど、ダブルクラッチをしても相手ディフェンスをかわすのが難しいと感じた時に、無理にシュートを打つ必要はありません。フリーになっている味方にパスを出すなど、シュート以外の選択肢を視野に入れておくことも重要です。

 

・筋力を鍛える

ダブルクラッチを成功させるには、空中で自由に体を動かせる身体能力が必要です。空中でもバランスを保ったり、高くジャンプしたりするために、体幹をはじめとした筋肉を鍛えておきましょう。

クランチやプランク(フロントブリッジ)、バックエクステンション(背筋)、スクワットといった自重トレーニングなら、自宅でも簡単に行うことができます。特別な器具が必要ない点もメリットです。
筋トレによって体幹を強化すれば、ジャンプ力が上がるだけでなく、リバウンドなどの際に当たり負けしにくい体を作ることにもつながります。

 

■格好良いシュートテクニックを使いこなそう

ダブルクラッチを使いこなせるようになると、レイアップシュート時の選択肢が増えます。背が小さな選手でも相手選手のディフェンスを避けやすくなるため、試合で得点できる可能性を高められるのがメリットです。
見た目が派手なプレーなので、会場を盛り上げることにもつながります。

ただし、ジャンプした後に空中で行う技なので、難度が高い点には注意が必要です。成功させるには、高いボールハンドリング力や身体能力、判断力などが欠かせません。
1日や2日でできるようになる技ではありませんが、ダブルクラッチができるようになるとプレーの選択肢が大きく広がります。練習を繰り返して、ダブルクラッチをマスターしましょう

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