ジョシュ・ホーキンソン選手、「JORDAN HEIR」イベントでAlpen TOKYOに登場!挑戦と献身の哲学をファンに語る
12月2日(月)、Alpen TOKYOにて、男子バスケットボール日本代表でサンロッカーズ渋谷所属のジョシュ・ホーキンソン選手が登場する特別イベントが開催されました。このイベントは、同店で先行販売されたバスケットボールシューズ「JORDAN HEIR」を購入したファンの中から抽選で選ばれた参加者を対象としたもの。バスケットボール界のトッププレイヤーと直接触れ合えるこの機会に、会場には大勢の熱いファンが集まりました。
司会はBリーグ公認アナリストの佐々木クリスさんが務め、鋭い質問とユーモアでトークを盛り上げる一方、ホーキンソン選手が語るプレー哲学やプライベートな一面に、ファンは熱心に耳を傾けました。約1時間のトークショーでは、ファンと選手の距離がぐっと縮まる濃密な時間が展開されました。
■試合より緊張?リラックス法を語るホーキンソン選手の素顔
イベント冒頭、ホーキンソン選手は「今日は皆さんにお会いできて本当に嬉しいです」と笑顔で挨拶しつつ、「少し緊張していますね(笑)。試合の方がリラックスできるくらいです」と、意外な心情を吐露。会場の笑いを誘いました。
そんな彼が語ったリラックス方法は「サウナ」。試合後やオフの日にサウナを利用し、リカバリーを兼ねて心身を整えているそうです。「今日も行ってきました」と話す姿は、試合でのストイックさとは一味違う、自然体の彼を垣間見せていました。
■両親から受け継いだ献身のプレースタイル
トークでは、集まった子どもたちから「献身的なプレー」や「リバウンドがすごい」と絶賛されたホーキンソン選手。そのプレースタイルのルーツについて尋ねられると、「両親がプロのバスケットボール選手だった影響が大きい」と語り、具体的なエピソードも披露しました。
「特に『コートを全力で駆け上がりなさい』とよく言われました。それがディフェンスを崩し、チームに良い結果をもたらすからです」と、両親から教わった献身的なスタイルが現在の彼の根幹にあることを明かしました。
また、今シーズンの個人成績がB1リーグでトップクラスであることについては、「個人の成績はあまり気にしていません。それよりも、チームに必要なことをやり続ける。それが結果として個人の数字にも反映されているだけです」とコメント。彼の謙虚さとチームファーストの姿勢がファンの心をさらに引きつけました。
■ホームシックを乗り越えて築いたケミストリー
今では流暢な日本語を話し、日本文化にも馴染んでいるホーキンソン選手。しかし、来日当初はホームシックに悩み、「休日はオンラインゲームばかりしていた」と振り返ります。そんな時期に両親から受けたアドバイスが彼を支え、日本文化や言葉を積極的に学び始めたことで、徐々にチームメイトとの絆を深めることができたそうです。
「日本代表でプレーする上で、日本語を学び、文化を理解することは欠かせない要素でした。それが、今の自分に繋がっています」と話す彼の姿に、努力家としての一面が垣間見えました。
佐々木さんから「日本の歌は歌いますか?」と振られると、「歌いますよ。カラオケも大好きです」と笑顔で答え、「366日」や「ドライフラワー」など日本の人気曲にハマっていると明かしました。
■ディフェンス面での成長とキャリアの転機
自身のキャリアで最も成長した部分として挙げたのが「ディフェンス」。特に信州ブレイブウォリアーズ時代に経験したことが大きな転機となったと語ります。
「勝久マイケルHCやレジェンド選手アンソニー・マクヘンリーらから多くを学びました。ディフェンスは自分の弱点でしたが、彼らのおかげで克服できました。今では毎日1%でも上達することを目指して取り組んでいます」と語り、日々の積み重ねを大切にする姿勢が、プロとしての強みを支えています。
■ジョーダンブランドの魅力を語る
――今回のイベントにご参加いただいた皆さんは、ジョーダンブランドの商品を購入された方々です。ホーキンソン選手はジョーダンブランドにどのような印象をお持ちですか?
ジョーダンブランドのシューズは非常に軽量で、特に機動力を重視する自分にとって理想的な一足です。また、足が蒸れにくい素材が使われているため、長時間のプレーでも快適さを保てます。さらに、床からの情報を的確に感じ取れる設計になっている点も、プレー中に大きな助けになっていますね。
■ファンへのメッセージと次世代へのエール
イベント終盤には、1月に開催されるBリーグオールスター2025でキャプテンを務める意気込みも語りました。「オールスターはファンを楽しませることが一番大事。辻(直人)さん(群馬クレインサンダーズ所属)のユーモアに期待して、彼のアイデアを全力でサポートします!」と笑顔を見せ、会場を沸かせました。
さらに、子どもたちへのアドバイスとして、「身近に一番上手い選手を見つけて挑戦し続けること。そして自分自身の内なる原動力を信じて努力すること」を挙げ、その言葉には未来の選手たちを鼓舞する力強さがありました。
■イベントを締めくくる交流の時間
トークショー終了後は、ファンとの記念撮影やサイン会が行われ、ファンにとってはトップ選手と直接触れ合える貴重な機会となりました。ホーキンソン選手の誠実な人柄やプレースタイルへのこだわりが伝わる、心温まるイベントとなったことは間違いありません。
ホーキンソン選手が語った献身のプレースタイルや成長への姿勢、そしてファンを楽しませる思いは、バスケットボールを愛するすべての人にとって大きな刺激となったはずです。今後の彼の活躍にますます期待が高まります。