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outdoor2019.01.24

大人の社会見学「スノーピーク」編 第3回「感動品質を生みだす景色」

「Snow Peak(スノーピーク)」
一度でもキャンプを経験したことがある人なら、その名前を聞かないはずはないでしょう。
1958年、金属加工で世界的に名の知れた新潟県・燕三条で生まれた、日本を代表するアウトドアブランドです。
 
第2回の記事は こちら
 
全4回でお送りするスノーピークのすべて。
第3回は、東京にあるSnow Peak Tokyo HQ3から場所を移し、新潟県三条市にあるSnow Peak Headquarters(HQ)に潜入してきました。
スノーピークの感動品質は、いったいどんな場所から生まれているのか?
アルペングループ本社のある名古屋から車を走らせること約6時間。スノーピークファンからは「聖地」とも言われている、本拠地の内部に迫ります。

――東京ドーム5個分の広大な土地の中央にドーンと構える、スノーピークの本拠地
 
燕三条駅から車で約40分ほど内陸に向かってドライブし、案内看板に従い最後の角を曲がって坂をのぼると…。「Snow Peak」のロゴが銀色に輝く洗練された建物が、私たちゲストを迎えてくれます。これが、新潟の拠点のひとつであるSnow Peak Headquarters(HQ)です。

スノーピークには、新潟にあるSnow Peak Headquarters(HQ)とOperation Core HQ2、そして東京のSnow Peak Tokyo HQ3と、3つの本社機能があります。
今回の潜入場所であるHQは、キャンプギアをメインにWEBやカタログを含めた、ブランドのクリエイティブを創造する、いわゆる「ゼロからモノを生み出す」拠点です。ギアの開発チーム、イベントのプロモーションチームなど、約20名が在籍し、さらに直営店とキャンプフィールドも併設しています。

この日も、開発スタッフの皆さんが集まり熱心に議論していました。ここからスノーピークの感動品質が生まれていくと思うと、ワクワクせずにはいられません。

2017年に新拠点のOperation Core HQ2が完成するまでは、HQに開発部門から製造部門、物流に至るすべての部門が集中しており、一連の流れを一般のお客様が見学できるようになっていました。(現在はOperation Core HQ2にて会社見学を行っています)

――キャンプを楽しむ人々を見ながら仕事ができるオフィス
 
HQのオフィスは、広大な敷地内につくられたキャンプフィールドの中央にあり、ガラスの向こう側は一面アウトドアを楽しむ世界が広がっています。お客様がテントを張りながら楽しそうに道具を使う様子が目の前に見えるため、「こういう人たちがスノーピークの製品を使ってくれているんだな、もっともっとお客様目線に立った製品づくりをしよう」と初心を忘れずにいられるそう。

また、オフィスにいながら四季の移ろいも感じられるのは、HQならではの景色。都会のビル群に囲まれた中で仕事をしている人にとっては、天国のような場所に思えるかもしれませんね。

――オフィスの反対側には、フィールドテストができる大きな中庭
 
キャンプフィールドが一望できるガラス面の反対側には、フィールドテストをするための大きな中庭が。自然条件下での耐久テストを行ったり、四隅に設置されたスプリンクラーを稼働させて、雨天時を想定したギアの耐水テストも行われています。
 
普段は四方を建物で囲まれているため外から見ることはできませんが、スノーピークが開催する大きなイベントの際は近くまで入って見学することが可能になるそうなので、是非チェックしてみてください。

――スノーピークの歴史を肌で感じることができる、ミニギャラリー
 
ロビーの一角に、ひときわ目立つものが目に飛び込んできました。なんと創業当時の看板です。山を愛した先代が開発したアイゼンや、30年前に掲載された雑誌など、2018年に創業60周年を迎えた同社の歴史がひしひしと伝わって来るアイテムがいくつも並んでいます。
 
会社の規模がまだ1/10ほどだった何十年も前、旧工場で稼働していた頃は、なんとユーザーさんが突然やって来て「こんなのを考えてみたんだけれど、どうかな?」などと企画提案をしてくれることもあったそう。
スノーピークはユーザーさんとの距離が本当に近い、と言われていますが、それは最近始まったことではなく、昔からそういう風土だったということがこのエピソードからもよく分かります。
 
小さなふれあいのひとつひとつが製品に注がれていったスノーピーク。もっともっとユーザーさんの声を聞き、その声をしっかりと受け止めた唯一無二の製品づくりがしたいという思いが、1998年から始まったイベント「Snow Peak Way(スノーピークウェイ:SPW)」へとつながっていったのでしょう。
スノーピークのスタッフとユーザーさんとが一緒のフィールドでキャンプを楽しむこのイベントは、スノーピーク直営のキャンプフィールドをはじめ全国で開催されており、毎回抽選になるほどの人気。なかでも夜の焚火トークの時間は、スタッフとユーザーさんの距離が最も近くなる、忘れられないひとときになるそうです。

――キャンプフィールドには、平日・休日かかわらず常にキャンプを楽しむ人々が
 
社屋を出てキャンプフィールドに立つと、テントを設営するキャンパーさんが何組もいらっしゃいます。
約5万坪にもなる広大なキャンプフィールドは芝生に覆われ、最高のロケーションです。
もちろんスノーピーク製品のユーザーではなくても気兼ねなくキャンプができますし、何より施設がきちんと整備されているので、ここでキャンプデビューをする人も多いそう。週末に開催されるイベントに先駆けて、一足早く現地入りしてキャンプを楽しむキャンパーさんもいらっしゃいました。

――スタッフとユーザーさんの距離の近さを感じさせるシーンも
 
キャンプフィールドを奥へと進んでいくと、私たち編集部に施設の案内をしてくださっている広報の方が一人のユーザーさんのもとに駆け寄っていきます。気づいたユーザーさんと笑顔で挨拶をすると、仲良く談笑を始めました。
「ユーザーさんとのつながり」と言葉に出すのは簡単ですが、そこには嘘偽りない、リアルな人と人との絆というものがスノーピークという会社にはしっかりと息づいているんだな、というのを実感した瞬間でした。

――ショップには、スノーピークで扱う全ての商品が並ぶ
 
HQに併設されたショップの中に入ると、ほぼ全てのスノーピーク商品が店内に並べられていました。キャンプに来て楽しい思い出をたくさん残したあと、余韻が冷めやらぬままギアやアパレルを購入して帰路に着くお客様も少なくないそうです。
また、ギアのレンタルサービスが充実しているのも、キャンプフィールドに併設されたショップならではの特徴。「手ぶらキャンププラン」という、キャンプに必要な装備一式のレンタルだけでなく、設営・撤収方法をはじめひととおりのサポートをスタッフが丁寧に行ってくれるプランもあります。これからキャンプを始めたいという人は、まず利用してみるのもいいかもしれませんね。

――世界的建築家である隈研吾氏と手がけたモバイルハウス「住箱」が並ぶ
 
キャンプフィールドの一角に、不思議なトレーラーハウスを発見。スノーピークと世界的建築家である隈研吾氏がコラボレーションしてつくられたモバイルハウス「住箱 -JYUBAKO-」です。美しく並んだこの箱は実際に宿泊もできるので、普段とはまた違ったキャンプを楽しんでいるお客様もいらっしゃいました。

――金属加工のまちならではのアート作品がキャンパーを迎え、見送ってくれる
 
キャンプフィールド入口に並ぶ立派な鹿のアート作品は、近くに寄って見るとなんと金属を加工して製作されたもので、細かい細工に感心させられるばかりです。
行きは「いらっしゃい」、帰りは「また来てね」と言っているかのように見つめている鹿さん。キャンプの思い出をつくりに、またリピートしたくなってしまいます。
 
 
以上、新潟の拠点のひとつである、Snow Peak Headquarters&キャンプフィールドの潜入レポートをお送りしました。
スノーピークの感動品質は、キャンプを楽しむ人々が見えるこの広大な景色の中から生まれていくのですね。
次回は、2017年から稼働し始めた新拠点「Operation Core HQ2」に潜入します!


第4回「感動品質を届ける場所」 につづく。
 
 
■取材場所
Snow Peak Headquarters
 
〒955-0147
新潟県三条市中野原456
0120-010-660
 
https://www.snowpeak.co.jp/

2018年に創業60周年を迎えた、日本を代表するアウトドアメーカー。「自らもユーザーである」という、創業者山井幸雄氏のDNAを受け継ぎ、「人生に、野遊びを。」のコーポレートメッセージのもと、自然と共に生きることにより人間性を回復する、自然指向のライフスタイルの提案、実現を使命に成長し続けている。

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