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outdoor2020.01.24

【焚火会】ベアーズ島田キャンプさんが語る「焚火の魅力」

キャンプ好きな人気芸人たちの集まり「焚火会」から、ベアーズ島田キャンプさんに、焚火の魅力について話を伺いました。

【目次】
■フェザースティック作り
■焚火台のセッティング
■火起こしのやり方
■焚火の魅力について



■フェザースティック作り


まず、焚火で使用するギアをいくつか紹介したいと思います。
上から順にナタ(ベアボーンズリビング・ジャパニーズナタアックス)、ナイフ、伸縮タイプの火吹き棒、火ばさみです。



焚火を始める前に、小型ナイフを使って、フェザースティックを作ります。
フェザースティックというのは、細くて乾いた木材をナイフ一本で薄く削り、着火しやすい状態にしたものです。見た目が羽毛のように見えることから「フェザースティック」と呼ばれています。
最初はうまく削れずに折れてしまったり、分厚くなったりして難しく感じるかもしれませんが、何度も削っているうちに、次第にきれいなフェザースティックが作れるようになるそうです。できなかったことが少しずつできるようになっていくことで、キャンプの楽しさが増していきます。




■焚火台のセッティング


焚火台の上に、薪、白樺の木皮、ほぐした麻ひもをセットします。アウトドア用品店でも購入可能な白樺の木皮は、他の樹皮よりも火付きが良くて重宝するので、多めにストックしてあるそうです。


■火起こしのやり方


島田さんが手に持っているのは、火打ち石(ファイヤースターター)のネックレスです。
身につけている時は、普通のネックレスのように見えますが、首元から取り外して、石を素早く擦るようにすると火花が散ります。



この火花を綿状にほぐした麻ひもにうまく点けると、火種に変化します。「たまに失敗するんだけどね」と謙虚に話しながら、島田さんは慣れた手付きで火種に火を点けていました。
火種の上に、あらかじめ作っておいたフェザースティックを置きます。
さらにその上にバトニング(薪割り)をして作っておいた細い薪を重ね、火を大きな薪へと渡していきます。この時、空気が回るように、木を組んでおくのがポイントです。



火吹き棒を使って火起こしをする島田さんの眼差しは真剣です。パチパチと音を立てて燃え始めた焚火を前に、楽しそうにこう話します。「ライターやマッチを使えば、すぐに火は点けられるんですけど、あえて時間をかけるのが良いんですよ。火の点け方って、絶対これっていう正解は無いので、思うままに自由にやってみると楽しいと思います」(島田さん)。

最初は大きく燃え上がっていた火も、少し時間が経つと、料理をするのにちょうど良いおき火の状態になります。島田さんのおすすめ料理は、鉄板の上に昆布をしいて焼く牡蠣だと言います。シンプルながら、牡蠣の旨味が存分に味わえる絶品で、仲間内でも好評だそうです。家庭のコンロでは作れないような、焚火ならではの料理を楽しむのも良いですね。


■焚火の魅力について


最後に島田さんに焚火の魅力について伺いました。
「勢いよく音を立てて薪を燃やしていた火の勢いが、しばらくして落ち着きのある火になると、大人の女性の色気のような雰囲気が出てくるんですよね。そんな焚火を眺めながら、ウイスキーのお湯割りを飲む時間は最高です」(島田さん)。
焚火の炎のゆらぎには、心を落ち着かせ、安らぎを与える効果があると言います。普段の生活に疲れたら、キャンプにでかけて焚火をしながらリラックスした時間を過ごしてみるのはいかがでしょう。

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