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outdoor2020.07.23

タープとは? 種類や選び方のコツを知り快適にキャンプを楽しもう

キャンプを快適に楽しむためにはテントだけでなく、タープも欠かすことができません。しかし、タープのことを詳しくご存じない方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、タープの概要から種類による違い、設営時のコツ、選ぶ際のポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■タープとは

■タープの種類

・スクエアタープ

・ヘキサタープ

・ウィングタープ

・スクリーンタープ

・ワンタッチタープ

■タープを設営する際のポイント

・設営する場所に注意

・風や太陽の向きにも注目

■タープの選び方

・機能から選ぶ

・使用する人数から選ぶ

・シチュエーションから選ぶ

■タープはキャンプを快適にするための必需品

 

■タープとは

タープとは、日差しや雨、風などを防いだり、テーブルやチェアを置いて食事をしたりくつろいだりする場所を作れる布状の屋根のことです。テントを家の寝室として考えた場合、タープで作った空間はリビングにあたります。

日差しが強い夏場のキャンプにおいては、日光に当たり続けてテントの中が暑くなり、熱中症などになってしまうことも考えられます。タープをテントより先に設営して日除けに使えば、テント内の温度上昇を防げるうえ、日中の休憩スペースとしても活用できるでしょう。

このように、タープはキャンプを快適に過ごすために欠かせないアイテムのひとつです。

 

■タープの種類

タープは設営方法によって、ロープとペグを使って地面に固定する非自立式と、ポールだけで自立する自立式に分けられます。設営方法だけでなく形状による違いもあるため、それぞれの特徴を押さえておくことが大切です。

ここでは、タープの形状ごとの違いや特徴についてご紹介します。

 

・スクエアタープ

スクエアタープ

正方形で、2本のメインポールと4本のサブポールで設営する、非自立式のタープです。長方形タイプのものは「レクタタープ」や「レクタングラータープ」などと呼ばれることもあります。

スクエアタープは布地の面積が大きいため、居住面積が広く解放感もあるなど、多人数のグループキャンプなどにぴったりです。しかし、ポールの本数が多く設営に少し手間がかかるので、キャンプ上級者向けといえるでしょう。

 

・ヘキサタープ

ヘキサタープ

六角形(ヘキサゴン)の布地を2本のポールとロープで張る非自立式のタープで、テントと組み合わせた際に収まりが良いタイプです。ロープの張り方を変えることで、日陰の面積を増やしたり減らしたりできるなど、アレンジ性の高さも特徴です。

スクエア(レクタ)タープに比べると面積が狭いですが、設営・撤収は慣れれば一人でも行えるほど簡単で収納性も高いので、ソロキャンパーや初心者キャンパーに向いています。

 

・ウィングタープ

ウィングタープ

ウィングタープはひし形で小型なタイプです。ヘキサタープと同じように2本のポールとロープで設営します。

日陰になる面積がヘキサタープより狭い分、コンパクトで収納や持ち運び、設営が簡単などのメリットがあります。荷物を減らしたいソロキャンプやツーリングの際におすすめです。

 

・スクリーンタープ

スクリーンタープ

スクリーンタープは非自立式のものと、ドームテントのような見た目の自立式のものがあります。見た目こそテントに似ていますが、テントとは異なり床がありません。

側面を覆っているため虫や風を防ぐことができるなど、他のタープに比べて居住性が非常に高いです。コットを活用すれば、タープ内で寝ることもできます。

しかし、収納性やアレンジ性は他のタープに比べると欠け、解放感がなくなってしまうといったデメリットがあります。

 

・ワンタッチタープ

ワンタッチタープ

4本のポールのみで自立するタープです。「タープテント」や「簡易テント」などと呼ばれます。イベントや運動会などで見かける4本足のテントをイメージすると分かりやすいでしょう。

非自立式のタープはロープを張って設営するため、コンクリートの地面やアスファルトなど、場所によっては使うことができませんが、ワンタッチタープはロープが張れない場所でも使えるうえ、設営も簡単です。

使う場所を選ばないワンタッチタープですが、突風や横から降りつける雨には弱い、収納性が悪い、重たいなどのデメリットもあります。

 

■タープを設営する際のポイント

タープを設営する際のポイント

 

タープは、慣れていないと設営が大変です。設営場所や向きを間違えてしまうと、タープのメリットが活かせない場合もあります。タープを設営する際のポイントを押さえ、しっかりと日差しや雨を防げるようにしましょう。

 

・設営する場所に注意

タープやテントは上からの衝撃に弱いです。設営場所を選ぶ際は、落石の危険がある崖の側や枝が折れそうな木の下などは避けましょう。

危ない場所を避けたうえで、タープはテントの隣に張るのが基本です。テントから出たらすぐタープの下に移動できるレイアウトだと、雨が降っても濡れることなく移動できるなど、快適に過ごせます。

危険な場所ではないか、どのようなレイアウトだと過ごしやすいかを、タープやテントの種類も踏まえて考えながら設営することが大切です。

 

・風や太陽の向きにも注目

タープは日差しを遮るために活用するアイテムなので、太陽が東から西に向かって動くことを念頭に置いて設営すると、快適な空間を確保できます。

また、タープは強風に弱いため、風を逃がすようにレイアウトすることが大切です。風上にタープの頂点が、風下がその対角線上に来るように設営すると、タープ内を風がうまく通ってくれます。

雨や雪が降りそうな日は、タープが重みでつぶれないように角度をつけて設営するなどの工夫も必要です。タープの設営は、その日の環境も考慮しながら行いましょう。

 

■タープの選び方

タープの選び方

 

タープは種類によって、形状や設営方法が異なりますが、自分のキャンプスタイルに適したタープを選ぶ際は、どのような点に注目すれば良いのでしょうか。タープの選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

・機能から選ぶ

タープを活用する目的は、基本的には日差しや雨よけです。遮光性能や耐水圧などの機能を踏まえつつ、耐久性もあるタープを選ぶのがおすすめです。キャンプ初心者の場合は、簡単に設営できるタイプなのかも確認しておくと良いでしょう。

また、タープの近くで焚き火などを行いたい場合は、難燃素材を使った燃えにくいタープを選ぶ必要もあります。

タープを選ぶ際は、どのような機能性を持った製品なのかを確認して選ぶようにしましょう。

 

・使用する人数から選ぶ

タープは形状や製品によってサイズ感が異なります。ソロキャンプならウィングタープやヘキサタープのように小さいサイズでも十分ですが、多人数やファミリーキャンプでの用途を考えているのなら、スクエアタープなど大型のものが必要です。

しかし、大きすぎるタープは収納や運搬、設営に困ることも考えられます。何人で使用するのかを踏まえたうえで、サイズや形状を選ぶことが大切です。

 

・シチュエーションから選ぶ

タープをいつ、どこで使うのかに応じて選ぶこともできます。雨や風の心配がない場合は、設営が簡単なワンタッチタープでも対応できますが、天候が崩れる日に使う場合は、耐水性や耐久性が高い生地を使ったものや、スクリーンタープのように雨風をしのげるタイプがおすすめです。

その他にも、日帰りキャンプなら設営や撤収が簡単なヘキサタープを選ぶなど、使用する日の状況に応じたタープを選ぶようにしましょう。

 

■タープはキャンプを快適にするための必需品

タープを活用すれば、テントを設営するまでの日除けや、急な雨風をしのぐことができます。特に暑い日差しが降り注ぐ夏場のキャンプでは必須といえるアイテムです。

タープには形状や設営方法、サイズなど、多くの種類があるので、自身の用途に適した製品を選んで、快適にキャンプを楽しみましょう。

 

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