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outdoor2020.11.11

キャンプで焚き火を楽しもう! コツや必要なアイテム、注意点をご紹介

キャンプで特に人気の高いアクティビティのひとつが「焚き火」です。さまざまな楽しみ方ができる焚き火ですが注意して行わないと、やけどや火事といった危険もあるほか、初心者の場合はそもそも上手に火が起こらないことも考えられます。

ここでは、焚き火が持つ魅力や失敗しないためのコツ、注意点などをご紹介します。焚き火のポイントを押さえて、キャンプで楽しめるようにしましょう。

 

【目次】

■焚き火の魅力

■焚き火で失敗しないコツ

・三角形に見えるように薪を組むのが基本

・小さな薪から大きな薪に火を移す

・枝や薪は乾いたものを使う

■焚き火の際に必要なアイテム

・焚き火台

・着火剤

・火ばさみ(トング)

・耐火グローブ

・長めのライター

■焚き火を行う際の注意点

・焚き火をする場所選び

・風の強い日は焚き火を避ける

・燃えづらい服装を選ぶ

・火の始末はしっかり行う

■焚き火でキャンプはさらに楽しめる

 

■焚き火の魅力

焚き火を行うと、起こした火を使って料理をしたり、お湯を沸かしてコーヒーや紅茶を飲んだり、のんびりと炎を眺めるなど、さまざまなことを楽しめます。寒い時期の場合は、焚き火を起こして暖をとることも可能です。

このように、人それぞれ異なる楽しみ方ができるのが、キャンプで行う焚き火の魅力といえるでしょう。

 

■焚き火で失敗しないコツ

焚き火で失敗しないコツ

 

焚き火を行うためには、まずは火を起こす必要がありますが、適当に薪を積んで火を着けても、なかなか火は大きくなりません。焚き火で上手に火を起こすために、いくつかのコツを押さえておきましょう。

 

・三角形に見えるように薪を組むのが基本

焚き火を始める準備として、まずは火を着ける前に薪を組み上げていきます。組み方としては、横から見たときに三角形に見えるような形に組むのが基本です。井桁と呼ばれる、キャンプファイヤーでよく使われる組み方でも構いません。
井桁で組む際は、炎が当たりにくい場所を作らないように、薪をずらしながら組んでいくのがポイントです。

 

【焚き火の薪の組み方】
1.着火剤を中心に置いてから、梱包材や軽く丸めた新聞紙を乗せる
2.その上に、割り箸程度の大きさに割った薪、中くらいの薪を組み上げていく
3.さらに大きめの薪を組み上げる
4.組み終えたら、さまざまな方向から点火する

 

薪を組み上げる際は、空気が入るように隙間をあけると酸素をしっかり取り込めるため、燃焼効率を高めることができます。

 

・小さな薪から大きな薪に火を移す

最初に割りばしサイズの小さな薪で火を起こしてから、徐々に大きい薪へ火を移していくのが焚き火の基本です。大きい薪が燃え始めたら、火の様子を見ながら小枝や薪を徐々に足していきましょう。

火が弱くなった際は、組み上げた薪の隙間に空気を送ることで、火の勢いを強くすることができます。勢いよく空気を送り過ぎると、灰や火の粉が舞い上がる恐れがあるので注意が必要です。

 

・枝や薪は乾いたものを使う

お店やキャンプ場で購入した薪を使いきってしまった、用意するのを忘れていたなどの理由で、キャンプ場で探した枝や薪を使って焚き火を行うこともあるでしょう。その際は、できるだけ乾燥しているものを選ぶのがポイントです。水分の多い薪は火が着きづらいだけでなく、多くの煙が発生します。

また、焚き火をより長く楽しむために、薪は薄く燃えやすい「針葉樹の薪」と、長く火が燃え続ける「広葉樹の薪」の2種類を用意しておくのがおすすめです。

 

■焚き火の際に必要なアイテム

焚き火を安全、快適に楽しむためには、いくつかのアイテムを用意しておくことが大切です。ここでは、必ず用意しておきたいものや、あると焚き火の際に便利なアイテムをご紹介します。

 

・焚き火台

焚き火台

多くのキャンプ場で、地面の上で直接焚き火を行う「直火」は、環境保護や安全面の問題から禁止されています。そのため、焚き火やBBQなどの料理を楽しむ際に、焚き火台は必須といえるアイテムです。

コンロのような用途でも使いたいのか、コンパクトに収納できるかどうかを確認しながら、焚き火台を選ぶようにしましょう。

⇒焚き火台を探す

 

・着火剤

着火剤

薪や炭に加えて着火剤も用意しておくと、最初に火を起こしやすくなります。着火剤がない場合は枯れ葉などで代用もできますが、火起こしに自信がない間は用意しておくと安心です。

着火剤には固形タイプやジェルタイプなどの種類があるので、自身が使いやすいものを選ぶようにしましょう。

⇒着火剤を探す

 

・火ばさみ(トング)

火ばさみ(トング)

焚き火に新しい薪をくべたり、薪を動かして火力を調整したりするために、火ばさみ(トング)を用意しておくと便利です。
火から距離がとれるように長めのものや、薪をしっかり挟んで動かせるように強度が強いものを選ぶのがポイントです。

 

・耐火グローブ

耐火グローブ

焚き火台や火ばさみは使っているうちに高温になり、素手で触った際にやけどしてしまう可能性があるため、熱が伝わりにくい耐火グローブやミットを用意することをおすすめします。

焚き火だけでなく、薪を割ったりロープを使ったり、熱い料理の入った鍋を持ち運んだたりする際にも使えるため便利です。

 

・長めのライター

長めのライター

着火の際に長めのライターを使うと、火元と手の距離を離せるため、やけどを負う心配が減ります。ターボタイプやガスを充填して使うタイプなど、風に強いタイプの製品を選ぶようにしましょう。

また、ライターの燃料が切れてしまった場合に備えて、ファイヤースターターと呼ばれる火打ち石を用意しておくのもおすすめです。

⇒バーベキューツールを探す

 

■焚き火を行う際の注意点

焚き火を行う際の注意点

 

焚き火は、やけどや火事などを防ぐために、最大限注意しながら行う必要があります。どのような点に注意すれば良いのか、ポイントをご紹介します。

 

・焚き火をする場所選び

焚き火を行う場所は、周辺に燃えやすいものがない場所を選ぶようにしましょう。特に秋は落ち葉が多いため注意してください。タープやテントといった化学繊維で作られている製品も、焚き火の火の粉で穴があいてしまう可能性があるため、できるだけ距離をとる必要があります。

直火が禁止されていない場所でも、周囲に燃えやすい草木がないかを確認したうえで、できれば焚き火台を利用して焚き火を行うことをおすすめします。

 

・風の強い日は焚き火を避ける

焚き火をする場所に注意を払っていても、風が強い日は焚き火の火の粉がいつもより遠くまで飛び、タープやテントに火の粉がついてしまう可能性があります。また、焚き火が風に煽られることで、炎が大きくなり制御できなくなることもあり危険です。風の強い日は焚き火を行わないようにしましょう。

 

・燃えづらい服装を選ぶ

アウトドアウェアに使用されている化学繊維は、機能性に優れていますが、火に弱い場合も多く、焚き火によって穴があいてしまうことも考えられます。焚き火の際は難燃素材やコットン、ウールといった燃えづらい素材を使ったウェアやジャケットを着用したり、ブランケットを羽織ったりするのがおすすめです。

 

・火の始末はしっかり行う

焚き火は火の始末が重要です。火種をそのままにすると火事になる危険性もあるため、必ずくべた薪は灰になるまで燃やしきりましょう。
燃えている途中で水を使って消そうとすると、熱によって水が水蒸気になり、その熱でやけどをする場合もあるため危険です。

灰になるまで燃やしきり、完全に火が消えたことを確認したうえで、それでも熱さを感じる場合は少量の水をかけるようにします。灰はそのままにせず、キャンプ場の指示に従って処理をするようにしてください。

また、炭は簡単に火が消えません。炭や灰を入れて片付けられる「火消し壺」を用意しておくのもおすすめです。直火の場合は、焚き火をした場所は必ず前の状況に戻すことも心がけましょう。

 

■焚き火でキャンプはさらに楽しめる

炎を囲んでのんびりと過ごしたり、料理を楽しんだり、焚き火はキャンプをより楽しめるようになるアクティビティです。火起こしなどの面倒な作業もありますが、それも含めて、キャンプや焚き火の醍醐味といえるのではないでしょうか。

ただし、火を使うことになるため、事前の準備や後片付け、周りへの配慮など、確認しておきたい点も多くあります。焚き火に必要なアイテムを用意し、注意点を確認したうえで、安全に焚き火を楽しみ、キャンプをより楽しいものにしてみてはいかがでしょうか。

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