ソロキャンプ初心者が注意したいポイントは? 揃えておきたいアイテムもご紹介
家族で行うファミリーキャンプや、仲間同士で楽しむキャンプなどと違い、テントの設営から撤収作業まで自分ひとりですべてを行う「ソロキャンプ」が注目を集めています。
しかし、ソロキャンプ未経験やキャンプ初心者の方の場合、自分だけでキャンプを行えるのかどうか、不安に思うこともあるのではないでしょうか。
ここでは、これからソロキャンプにチャレンジしてみたい方に向けて、ソロキャンプの魅力や注意点、揃えておきたいアイテムなどをご紹介します。
【目次】
■ソロキャンプの魅力
すべてをひとりで行うソロキャンプは、家族やキャンプ仲間とスケジュールを調整したり、キャンプ場で何をするか決めたりする必要はありません。
キャンプ場に着いたら、自分が食べたいものを料理したり、ひとりで焚き火を見ながらくつろいだり、本を読んだりするなど、他人のことを気にすることなく自分の好きなように楽しめます。
キャンプの計画からテントの設営、撤収なども自分だけで行う必要がありますが、アウトドアの醍醐味を堪能できるのも、ソロキャンプの魅力のひとつです。
■ソロキャンプのキャンプ場選びのポイント
ソロキャンプは、キャンプ場も自分で決めなければいけません。ソロキャンプに慣れている方なら好きな場所でキャンプを楽しむのも良いですが、慣れないうちはいくつかのポイントを押さえてキャンプ場を選ぶと良いでしょう。
・近場のキャンプ場を選ぶ
ソロキャンプ初心者の方は、できるだけ近場のキャンプ場を選ぶのがおすすめです。複数人でキャンプを行う場合は慣れていない作業を手伝ってもらえますが、ソロキャンプではテントの設営や撤収もひとりで行わなくてはいけません。作業に時間がかかり、キャンプを十分に楽しむことができない可能性もあります。
移動にかかる時間は減らして、キャンプ場にいられる時間を長くするようにしましょう。
また、市街地から離れていて標高が高いキャンプ場などの場合は、朝晩の冷え込み対策が必要です。持っていくアイテムが増えるため、ソロキャンプに慣れてから行くことをおすすめします。
・初心者のうちは高規格キャンプ場がおすすめ
キャンプ場の中には、「高規格キャンプ場」と呼ばれる、炊事場やお風呂、電源などの設備が整っていたり、管理人が在中していたりする場所があります。
必要なアイテムを忘れてしまってもレンタルや購入が可能で、管理人が在中している場合はアクシデントの際に頼りになるなど、初心者でも安心してキャンプを楽しめるためおすすめです。
■ソロキャンプを行う際の注意点
ソロキャンプは、何があっても自己責任です。安全・快適にキャンプを楽しむためにも注意点を確認し、事前の準備をしっかり済ませておきましょう。
・荷物は極力少なく
ソロキャンプでは、テントや着替え、食料などをすべて自分ひとりで運ばなければいけません。荷物が多いと移動が大変なので、コンパクトに収納できるものや軽量なものを選ぶなど、アイテムはできるだけ少なく、軽くすることが大切です。
自動車でキャンプ場に向かう場合は、積載量次第では多めに荷物を持っていくこともできますが、自転車や電車を利用してキャンプ場に向かう場合は、リュック1つに収まる程度を目安にしましょう。
・アイテムの使い方を確認しておく
ソロキャンプの際にアイテムの使い方に慣れていないと、火起こしに時間がかかってしまったり、収納方法が分からずに撤収作業に手間取ったりと、ゆっくりキャンプを楽しむことができません。
また、テントの設営に慣れていない場合は、設営方法を間違えてテントが倒れてしまったりすることも考えられます。
ソロキャンプに持っていくアイテムは、あらかじめ自宅などで使い方を確認しておくと良いでしょう。
・気温や天候の変化には注意
キャンプ場は、市街地から離れた場所にあることが多いです。普段住んでいる場所よりも気温が低かったり、急に雨が降ったりすることもあるため、天候に関わらず防寒具やレインウェアなどは持っていくことをおすすめします。
特に川の近くのキャンプ場の場合、キャンプ場が晴れていても上流で雨が降っていると、増水する危険性などがあります。天気予報を確認するなど、安全に配慮したうえでキャンプを楽しみましょう。
・防犯対策を行う
キャンプ場を訪れるのは自分だけではありません。人気の高い高規格キャンプ場などの場合は、多くの人が集まります。
ソロキャンプでは、自分の荷物を見てくれるのは自分だけです。貴重品は持ち歩く、防犯ベルを持ち歩く、テントの入り口に鍵をかけておくなど、盗難や防犯対策も行う必要があります。
・周囲の人にキャンプに行くことを伝えておく
ソロキャンプ中に万が一の事態があった時のために、家族や友人などに、キャンプの日程やキャンプ場の名前などを知らせておくことも大切です。
また、キャンプ中の体調不良やケガに備えて、常備薬や絆創膏を持っていく、スマートフォンのバッテリーを切らさず連絡ができるようにするといった用意もしておくと良いでしょう。
■ソロキャンプで揃えておきたいアイテム
ソロキャンプに持っていくアイテムは、できるだけ軽量でコンパクトに収納できるものがおすすめです。ここからは、ソロキャンプに行く際に揃えておきたいアイテムを選び方と併せてご紹介します。
・テント
キャンプ場で寝泊まりする場合、基本的にはテントが必要です。キャンプアイテムの中でも特にかさばり荷物になるので、ソロキャンプの際はコンパクトで軽く、収納性も高い1~2人用のテントを選ぶと良いでしょう。
軽さや収納性だけでなく、居住性や設営のしやすさも確認したいポイントです。荷物を置いたりできる前室がついているタイプや、設営時にペグやロープが不要で、キャンプ初心者でも簡単に組み立てられるタイプなど、好みや扱いやすさも考えて選びましょう。
・シュラフ(寝袋)
シュラフも、テントと同じく持ち運びやすいコンパクトさが必要です。シュラフは長方形の封筒型と、体に沿った形状でマミー型がありますが、マミー型の方が省スペースで収納できるため、ソロキャンプに向いています。
シュラフは製品によって使用に向いた温度が異なるため、使う季節も確認して選ぶようにしましょう。ソロキャンプ初心者の方は、まずは冬以外の季節に使用でき、冬用に比べて携帯性も高い3シーズン用のシュラフを購入しておくと良いでしょう。ソロキャンプに慣れてきたら、3シーズン用、夏用、冬用のシュラフを使い分けるのもおすすめです。
・マット
マットを使うことで、地面の凹凸や冷気を感じずに過ごすことが出来るので、テント内での快適さが増します。テント泊でも快適に眠れるように、シュラフと合わせて用意しておきましょう。
ソロキャンプの場合、ウレタン製で折りたためるものや、バルブを開けて空気を拭けばコンパクトに収納できるインフレーターマットなどがおすすめです。
・ランタン
夜でも周囲を明るく照らすランタンも、キャンプの際は必要です。ランタンにはLEDやガス、キャンドルなどの種類がありますが、電池で使えるLEDランタンが手軽に使えて便利です。
ランタン1つだけを光源として持っていく場合は、テーブルに置けるだけでなく、テントの天井に吊るして使うこともできるタイプを用意しておくと良いでしょう。
移動用としてヘッドライトを用意しておき、ランタンと併用するのもおすすめです。
・調理器具
キャンプで料理を楽しむためには、水や食料に加えて、包丁やまな板といった調理器具、お皿や箸、マグカップなど、クッカーとカトラリーも必要です。
調理器具は、使わないときは積み重ねておけるものだとコンパクトに収納できます。お皿やマグカップなども、一つひとつは軽くても数が増えると重みを感じるので、できるだけ軽量なものを選ぶようにしましょう。
・アウトドアテーブル・チェア
テーブルとチェアは調理や食事、のんびりくつろぎたい際など、多くの場面で活躍します。
テーブルは、しまう際に骨組みをばらせて収納スペースを取らない、組み立て式のものがおすすめです。チェアはテーブルと高さを合わせつつ、できるだけ軽量なものを選ぶようにしましょう。背もたれがあるタイプなら、ゆったりとくつろぐことができます。
■自由で快適なソロキャンプを楽しもう
ソロキャンプは、他の人に気を使ったりスケジュールを調整したりする必要もなく、自由気ままに楽しめるのが魅力です。しかし、すべてを自分ひとりで行わなければいけないため、事前の準備や計画が大切になります。
テントやシュラフなどのアイテムを用意し、しっかりと準備を整えたうえで、ソロキャンプデビューを果たしてみてはいかがでしょうか。
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