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outdoor2021.07.30

海水浴も楽しめるのが魅力! 海キャンプの注意点や持ち物をご紹介

夏は海水浴や川遊び、プールなど、水遊びが楽しい季節です。夏の間に、キャンプも海も両方遊びに行きたいという方は多いかもしれません。あまり時間は取れないものの、キャンプと水遊びを同時に楽しみたいという方は、海辺のキャンプ場で海キャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
しかし、海辺のキャンプは山間部のキャンプ場で行う場合と異なる注意点もあるので、事前の準備が大切です。ここでは、夏の時期こそ楽しみたい海キャンプの魅力と注意点をご紹介します。

 

【目次】

■海キャンプの魅力

・海辺のアクティビティを楽しめる

・波の音で落ち着ける

■海キャンプでのテントの設営方法

・テントを立てる方向

・ペグの刺し方に注意

■海キャンプでの注意点

・熱中症対策を行う

・強風対策を行う

・天気や潮の満ち引きを確認する

・水難事故に備える

■海キャンプで用意しておきたいアイテムの一例

■海キャンプで夏を満喫しよう

 

■海キャンプの魅力

海キャンプの魅力

 

海沿いのキャンプ場で楽しむ海キャンプには、山間部のキャンプ場にはない魅力があります。最初に海キャンプならではの魅力を見ていきましょう。

 

・海辺のアクティビティを楽しめる

海キャンプは、その名の通り海岸の近くで行うキャンプです。海の近くにあるキャンプ場なら、すぐに海に出かけられるため、海辺のアクティビティを楽しむことができます。
海開きが済んでいる夏のシーズンなら、海水浴場で海水浴を楽しめるのも魅力です。場所によっては、釣りやシーカヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)、サーフィンなども行えます。
焚き火やバーベキュー、磯遊びなど、浜辺で海に入らないアクティビティを楽しむのもおすすめです。

家族の中にアウトドアにあまり興味がない方がいる場合でも、遊び方が多彩で楽しみやすいのは、海キャンプの魅力といえるでしょう。

 

・波の音で落ち着ける

自然界に存在しているものには、予測できない不規則なゆらぎがあります。規則性と不規則性が丁度良いバランスで繰り返されるゆらぎは「1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)」と呼ばれ、心を落ち着ける効果があるとされています。

ロウソクやランタン、焚き火など、火が燃えているのを見て落ち着くのは、この効果によるものです。また、波の「ザー」という音も、1/fゆらぎに当てはまります。
海の近くにテントを張れば、波の音を聞きながらゆったりとリラックスして過ごせるでしょう。

 

■海キャンプでのテントの設営方法

海キャンプを行う際は、テントの設営方法に工夫が必要です。山間部のキャンプ場と同様の手順で設営を行うと、テントが飛ばされたり倒れたりする恐れがあります。
海キャンプのテント設営は、次の2点に注意しながら行いましょう。

 

・テントを立てる方向

海岸は海からの風がよく吹きつけます。海側に風を防げる遮蔽物がない場合は、海風にテントが直接さらされてしまいます。
風向きを意識してテントやタープの設営を行うのが、海キャンプのコツです。基本的には、テントの入り口が海に背を向けるように設営すると良いでしょう。
海の反対側に山がある場合は、夜は山側から風が吹きます。山側にも入り口が向かないようにして、海岸線と平行にテントを設営するのがおすすめです。

風向きを考えながらテントを設営すれば、風でテントが飛ばされたり海岸の砂が中に入ったりするのを防げるので、快適に過ごしやすくなります。

 

・ペグの刺し方に注意

サラサラとした砂浜でテント泊を行う場合、通常のペグでテントを固定することはできません。柔らかい砂の上でも抜けづらい、サンドペグなどを用意しておきましょう。

ただし、砂浜の状況によってはサンドペグでも抜けやすいことが考えられます。中に砂を詰めた土のう袋やビニール袋をロープにくくりつけて、テントやタープを固定する方法もおすすめです。砂が重しになり、テントを張ることができます。
土のう袋とロープの結び目が解けてしまうことも考えられるので、上からさらに砂を被せて地面に埋め、しっかりと固定することが大切です。

 

■海キャンプでの注意点

海キャンプでの注意点

 

魅力の多い海キャンプですが、注意しておかなければいけない点もいくつかあります。思わぬ大事故につながる恐れもあるため、必ず事前に注意点を把握して、対策を練っておくことが重要です。

 

・熱中症対策を行う

遮蔽物の少ない浜辺は砂浜や海からの照り返しもあるため、日差しが強いです。帽子やサングラスの着用、日焼け止めの活用、こまめな水分補給など、熱中症・紫外線対策を行う必要があります。

日陰がある場合は、テントの設営場所は日陰にすることをおすすめします。また、休憩場所を確保できるタープや、水分補給用の水筒の用意も大切です。

⇒タープを探す

⇒水筒を探す

 

・強風対策を行う

テントやタープの設営シーン以外でも、強風対策を心がけましょう。小物などの軽いアイテムを外に出しっぱなしにしていると、強風にあおられて飛ばされてしまう恐れがあります。
重量のあるアイテムは重しとして使えるので、不要なアイテムはできるだけテント内にしまっておくのがおすすめです。

また、焚き火やバーナーの火が風にあおられ、火事などの事故につながることも考えられます。風が強い日は、火気の使用は控えると良いでしょう。

 

・天気や潮の満ち引きを確認する

テントの設営場所が海に近いほど、景色はきれいで遊びに行く際も便利です。魅力的な場所ではありますが、高潮や高波の被害に遭うリスクも高まります。

海キャンプの際は、直近の天気予報や潮の満ち引きの状況を必ず確認しておくことが大切です。海沿いは風向きが変わりやすいため、常に最新の天気予報から情報を得ておきましょう。
満潮や高波の恐れがある場合は、海から離れた高い場所にテントを設営することを心がけてください。

 

・水難事故に備える

海辺のアクティビティを楽しむ際に怖いのが水難事故です。海水浴など海に入って遊ぶ際は、必ず遊泳エリアを守りましょう。遊泳が禁止されているエリアは、潮の流れが複雑、急に水深が深くなっているなど、海岸から見ただけではわかりづらい危険があります。

また、海岸に打ち寄せた波が沖に戻る際に発生する、「離岸流」という強い潮の流れにも注意が必要です。離岸流は最大で秒速2mほどの速さになり、大人でも逆らって泳ぐことはできません。
万が一離岸流に流された際は、落ち着いて岸と平行に泳ぎ、離岸流から抜け出してください。沖への流れが感じられなくなったら、岸に向かって泳ぎます。泳ぎに自信のない方は、浮くことに専念して周りに助けを求めましょう。

安全のためにライフジャケットを着用する、子どもから目を離さない、大人はアルコールを飲んだら海に入らないといったことを心がけ、水難事故に備える必要があります。

 

■海キャンプで用意しておきたいアイテムの一例

海キャンプの際に必要なアイテムは、テントやタープ、アウトドアチェア、テーブル、食事用の調理器具やカトラリー類など、基本的には山間部のキャンプ場で行う場合と大きな違いはありません。

ただし、夏場に海キャンプを楽しむ場合は、帽子や水筒など、熱中症対策グッズは必須です。海に入って遊びたい場合は水着やラッシュガード、ライフジャケット、釣りを楽しむ場合は釣り具など、アクティビティに即したアイテムも用意しておく必要があります。

また、クラゲのような毒を持つ生物を踏んでしまったり、岩場で滑ったりする恐れもあるので、歩きやすいサンダルも用意しておくと便利です。サンダルなら砂が中に入っても気になりづらいため、普通の靴よりも快適に使えます。

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■海キャンプで夏を満喫しよう

海キャンプは、海辺のアクティビティとキャンプを同時に楽しむことができる贅沢なアウトドアスタイルです。夏の時期に行えば、海水浴など夏ならではの遊びも行えます。
普段とは一味違うキャンプを楽しみたい方は、海キャンプにチャレンジして、夏のレジャーを満喫してみてはいかがでしょうか。
ただし、海キャンプには海辺ならではの危険もあります。楽しんでいる最中も、熱中症対策や水難事故への心構えを忘れないことが大切です。

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