キャンプ用枕(ピロー)を用意しよう! 種類やアウトドアでも快適に眠るための選び方をご紹介
アウトドアシーンで眠る際は、シュラフ(寝袋)やコットといったアウトドア用寝具を使うことになります。普段の住環境とは大きく異なるキャンプ場だと、なかなか寝付けないという方が多いかもしれません。そのような方は、キャンプ用に枕(ピロー)を用意しておくことをおすすめします。
ここでは、キャンプ用枕の必要性や種類ごとの特徴、選び方のポイントなどをご紹介します。
【目次】
■キャンプシーンには枕(ピロー)を用意しよう
キャンプや登山などをはじめ、アウトドアシーンではテントの中という普段とは異なる環境で眠ることになります。地面の熱やゴツゴツ感を感じたり、慣れていないコットやシュラフ(寝袋)の寝心地が気になったりして、なかなか寝付けないこともあるでしょう。
眠りが浅くなってしまうと、その日の疲れが取れず、翌日予定していたアクティビティが楽しめないことも考えられます。少しでも自宅で寝る際と似た環境に近づけ、睡眠の質を高めるためには、アウトドアシーンにも枕を用意するのがおすすめです。
しかし、普段使っている枕は、荷物を圧迫したり汚れるのが気になったりして、キャンプ場に持って行くのは難しいかもしれません。
そこで用意したいのが、アウトドアシーンに向けて作られたキャンプ用枕(ピロー)です。普段使いの枕に比べて軽くコンパクトで汚れも気になりづらいため、キャンプ場でも快適に使うことができます。これからキャンプを始めたいという方は、快適に眠るためにキャンプ用枕を用意しておきましょう。
■キャンプ用枕の種類
キャンプ用の枕は多くの商品が売られていますが、種類としては次の4種類に分けることができます。キャンプ用枕の種類と、それぞれの特徴をご紹介するので、商品選びに役立ててください。
・エアー注入式
エアー注入式は、ポンプなどを使って手動で空気を入れて膨らませるタイプの枕です。中には何も入っておらず、空気を抜けば薄くコンパクトになるので、持ち運びの際にかさばりません。
また、空気を入れる量で枕の高さや柔らかさを調整して、寝心地を好みに応じて変えることができるのも魅力です。
デメリットとしては、使用前に空気を入れる手間がかかる点と、空気で枕を膨らませるという構造上、穴が開いてしまうと使えなくなる点が挙げられます。
荷物をできるだけ減らしたい登山などのシーンや、手頃な価格でキャンプ用枕を揃えたい方におすすめです。
・セルフインフレータブル式
バルブ(開口部)を開けると自然に空気が入って膨らむ自動膨張タイプです。空気を入れたり抜いたりするのが簡単で、膨張が足りない時は自分で空気を入れて高さや柔らかさを調整できます。
使い勝手に優れ、中にはスポンジが入っていて柔らかさを感じられるのがセルフインフレータブル式枕の魅力です。
しかし、スポンジが入っているため、そこまでコンパクトに折りたたむことはできません。エアー注入式と同じく、穴が開くとそこから空気が漏れ出てしまうのもデメリットです。
・スポンジ式
カットされたスポンジやウレタンなどの低反発素材が中に入っているタイプです。キャンプ用枕の中でも特に寝心地が良く、自宅で日常的に使っている枕に近い感覚で眠ることができます。
ただし、コンパクトに折りたたんで収納するのが難しく、重量もエアー注入式などに比べて重めです。持ち運びやすさや収納性よりも寝心地の快適さを求めたい、ファミリーキャンプなどのシーンに向いています。
・スタッフサック式
衣類やタオルなどを詰め込んだ袋を枕にするのがスタッフサック式です。寝る時以外はバックパック内を整理する収納袋として活用でき、軽量で携帯性にも優れています。
使い勝手が良いアイテムですが、枕として使う際の柔らかさや高さは、袋に詰めるものの量や素材によって左右されます。登山など、荷物を極力増やしたくないシーンでの使用に適したタイプです。
■キャンプ用枕の選び方
キャンプ用の枕は多くの商品が販売されていますが、その中から自身のキャンプスタイルに適した商品を選ぶためには、どうすれば良いのでしょうか。
キャンプ用枕を選ぶ際に確認しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
・持ち運びやすさ
キャンプなどのアウトドアシーンでは、持ち運ぶ荷物はできる限り少なくしたいものです。枕を折りたためるか、コンパクトで軽いかなど、持ち運びやすさと収納性はキャンプ用枕を選ぶ際の大きなポイントになります。
持ち運びやすさを重視したい方は、エアー注入式やスタッフサック式など、中の空気やアイテムを取り出せばコンパクトに折りたためるタイプを選ぶのがおすすめです。
寝心地に優れるスポンジ式やセルフインフレータブル式の枕は、コンパクトになりづらい商品が大多いため注意しましょう。
・使用時のサイズ感
枕を実際に使用する際のサイズ感も確認しておくのがおすすめです。枕が小さすぎると、寝返りをうった際に頭が枕から落ちてしまうなど、寝づらさを感じるかもしれません。一方で、枕が大きすぎる場合はかさばるうえに、テント内のスペースを圧迫して居心地が悪くなることもあります。
日頃自宅で使用している枕のサイズも参考にしながら、持ち運びやすいサイズの商品を選ぶようにしましょう。
・寝心地の良さ
キャンプ場でも普段と変わらない睡眠の質を求める場合は、寝心地の良さを重視して選ぶのがおすすめです。日頃使っている枕と似た質感や硬さ、高さを持っている商品なら、普段と同じような睡眠を期待できるでしょう。
寝心地の良さを重視する場合は、中にスポンジや低反発素材が入っているセルフインフレータブル式や、スポンジ式の枕が向いています。
・洗えるかどうかも確認しておこう
アウトドアシーンで枕を使い続けていると、湿気でカビが発生したり汚れたりすることも考えられます。清潔に使い続けるために、洗うことができるかどうかも確認しておきましょう。
素材や構造の関係で丸洗いできない商品の場合は、枕用にカバーを用意しておくと便利です。キャンプ後にカバーを取り外して洗濯するだけで、清潔に使用することができます。
また、枕が軽い、表面素材がつるつるしているなどの理由で滑りやすい場合も、カバーを用意しておくのがおすすめです。枕とシュラフなどの間にカバーを挟めば滑りづらくなります。
他にも、エアー注入式の場合は穴が開くのを防げるといったメリットなどがあるので、キャンプ用枕を購入する際は一緒にカバーを用意しておくと良いでしょう。
■枕(ピロー)を用意してキャンプ場でも快適に眠ろう
キャンプシーンで使用できる枕(ピロー)には、エアー注入式やセルフインフレータブル式など、さまざまな種類の商品があります。持ち運びやすさや寝心地の良さなど、自身が何を重視するかを踏まえて枕を用意しておけば、キャンプ場でも快適に眠ることができるでしょう。
キャンプ場で使用する以外にも、旅行用のトラベルピローとして使ったり、車中泊用にしたりするなど、さまざまな使い方が考えられます。アウトドアシーンではなかなか寝付けなかったという方は、これを機にキャンプ用の枕を用意してみてはいかがでしょうか。
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