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outdoor2021.12.14

年末年始もキャンプ場で! 年越しキャンプの魅力と注意点

キャンプ人気が高まりを見せる中で、夏場ではなく冬の寒い時期にキャンプを楽しむ方が増えてきています。冬キャンプの広がりと同時に注目を集めているのが、大晦日から元旦にかけてキャンプ場で過ごす「年越しキャンプ」です。年越しキャンプにはたくさんの魅力がある反面、年末年始ならではの注意点も多くあります。
ここでは、年越しキャンプの魅力や楽しむための注意点、年越しキャンプに向けて用意しておきたいアイテムをご紹介します。

 

【目次】

■年越しキャンプの魅力

■年越しキャンプで注意したいポイント

・店舗の営業時間の確認

・周囲の年越しイベントの有無

・積雪や寒さ対策を行う

・初日の出を見ることができるかも要確認

■防寒対策に用意したいアイテム

■年越しキャンプで日頃味わえない経験を

 

■年越しキャンプの魅力

年越しキャンプの魅力

 

年末年始の時期は、お餅つきや凧揚げ、年越しそば作り、新年のカウントダウンなど、大晦日やお正月ならではのイベントを開催しているキャンプ場も多く見られます。年末年始をキャンプ場で過ごす年越しキャンプなら、日頃体験しにくい日本の伝統行事に触れることが可能です。
キャンプ場の地域や当日の天気に左右されますが、運が良ければ初日の出を見られる可能性もあります。

また、年末年始の寒い時期は空気が澄んでいます。夜になったら焚き火で暖を取りながら天体観測を楽しむなど、一般的な冬キャンプとして楽しむのも良いでしょう。冬場は夏に比べて虫や動物が少ないので、快適に過ごしやすい点も見逃せません。
ソロキャンプやファミリーキャンプに関わらず、夏場のキャンプでは体験しづらいさまざまな経験を楽しめるのが、年越しキャンプならではの魅力です。

 

■年越しキャンプで注意したいポイント

年越しキャンプで注意したいポイント

 

年越しキャンプは年末年始の特別な時期に行うため、普段の冬キャンプとは異なる注意点がいくつかあります。年越しキャンプにチャレンジする前に、年末年始ならではの注意点を確認しておきましょう。

 

・店舗の営業時間の確認

キャンプ場は、都市部から少し離れた地域にあることが多いです。普段の感覚で、キャンプ場周辺のお店に足りないものを買い出しに行こうと思っても、年末年始で休業している可能性があります。24時間営業のコンビニなどで、最低限のアイテムを揃えることはできますが、キャンプ場の近くにコンビニがないことも考えられます。

年越しキャンプに行く前に、ドラッグストアやスーパーマーケット、ホームセンターなど、キャンプ場近くにあるお店の営業時間を確認しておくことが大切です。ガソリンスタンドや温泉施設、観光施設、飲食店などの営業日程も調べておくと、車がガソリン切れを起こしたり、キャンプ場帰りにどこかに寄ろうと考えたりした際も安心です。

キャンプ場近くに年末年始も営業しているお店がある場合も、必要なアイテムが販売されていない可能性は捨てきれません。応急処置用の絆創膏や包帯、常備薬、食料品などは、忘れずに持参することをおすすめします。

 

・周囲の年越しイベントの有無

キャンプ場やその周辺で、年末年始を祝うイベントが開催されることも考えられます。カウントダウンイベントなどが近くで開かれる場合は、花火が打ち上ったり歓声が上がったりと、大きな音が聞こえてくるはずです。夜間もうるさくて眠れなかった、連れて行ったペットが音に驚いて騒いでしまったということがないように、イベントの有無を確認しておく必要があります。

イベントに参加したいと考えている方も、イベントによっては事前予約が必要な場合もあります。ホームページなどで、予約の有無や参加方法を確認しておきましょう。

 

・積雪や寒さ対策を行う

冬キャンプの際は、キャンプ場のある地域によっては外気温が氷点下になることもあります。冬期対応のアウトドアギアを用意するなど、万全の寒さ対策は欠かせません。
キャンプ場に向かうまでの路面が凍結している恐れもあるので、自動車でキャンプ場に行く方は、チェーンを用意したり、冬用のスタッドレスタイヤに交換しておいたりといった準備も必要です。

また、基本的には寒い屋外でテント設営や料理の準備を行うことになります。事前にキャンプを行ってみて、一連の流れを確認しておくのも良いでしょう。キャンプの流れを掴んでおけばスムーズに準備を進められますし、持っているギアがどれくらいの寒さまで耐えられるかも確認できます。

特に標高が高いキャンプ場の場合は、豪雪に見舞われる可能性も捨てきれません。冬用のギアが揃っていない、天気が悪くなりそうなど、少しでも不安を感じる場合はテント泊にこだわらず、キャンプ場にあるコテージやロッジを予約しておくのもおすすめです。

 

・初日の出を見ることができるかも要確認

年越しキャンプの醍醐味のひとつに、初日の出を見られることが挙げられます。年越しキャンプにチャレンジする際は、キャンプ場から初日の出が見られるかどうか確認しておきましょう。
ただし、視界が開けていて景色の良いフリーサイトや、海沿いで視界を遮るものがないキャンプ場は人気が高く、年末年始はすぐに予約が埋まってしまいます。できるだけ早い時期に予約を取っておくのがおすすめです。

また、周囲に背の高いものがないサイトを取れたとしても、当日寝坊してしまうなどして、初日の出を見逃してしまう恐れもあります。当日起きられるかどうか自信がない、起きることができたとしても寒い中テントから出たくないという方は、設営の段階でテントの入り口を日の出の方角(東側)に合わせておきましょう。
入り口を日の出側に向けておけば、朝はテントの入り口を少し開けて顔を外に出すだけで、初日の出を拝めます。着替えなどの準備にかかる時間を削れるため、多少は初日の出を見やすくなるはずです。

 

■防寒対策に用意したいアイテム

年越しキャンプの際は、外気温が非常に低いことが考えられます。対応できる限界温度が低い冬用のマミー型シュラフや、冷気が入り込みづらい冬用のツールームテントなど、本格的な冬用装備が必須です。テント内の底冷え対策として、インナーマットや銀マット、ブランケットなどの敷物も用意しておくと、快適に過ごしやすくなります。

他にも、焚き火台や薪ストーブ、カイロ、湯たんぽ、AC電源つきで電化製品が使えるキャンプサイトの場合はホットカーペットや炬燵などを用意するのも、寒さ対策として有効です。
焚き火台や薪ストーブといった火を使って暖を取るアイテムを用意しておけば、お湯を沸かして温かい飲み物を飲んだり、鍋料理を作ったりもできます。

ただし、火が出るアイテムを密閉されたテント内で使用すると、一酸化炭素中毒に陥る恐れがあり危険です。換気を行う、寝る際は確実に消火する、一酸化炭素探知機を用意するなど、必ず一酸化炭素中毒の対策を行ったうえで使用してください。

 

■年越しキャンプで日頃味わえない経験を

キャンプ場で1年を締めくくり、新しい1年を始められる年越しキャンプは、キャンパーにとって魅力的な楽しみ方といえます。カウントダウンなど、年末年始ならではのイベントを楽しめるのも魅力のひとつです。

ただし、寒い年末年始に行うため、店舗が開いているかどうかの確認や冬用アウトドアギアの用意が必要など、普段のキャンプとは異なる注意点も多いです。寒さ対策などを怠った結果、まったく楽しめずに終わってしまったという事態も考えられます。
年越しキャンプにチャレンジする際は、ご紹介した注意点を確認したうえで、しっかりと準備を済ませておくことが大切です。

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