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outdoor2022.04.05

上手なテントのたたみ方をご紹介! たたむ前の準備なども確認しよう

キャンプの際に大変なのが、撤収作業(後片づけ)ではないでしょうか。特に、キャンプに慣れていない方は、テントを上手にたためず困ってしまうことも考えられます。テントを傷めることなく、スムーズに収納するには、少しコツや慣れが必要です。
ここでは、ワンタッチテントを中心に、テントをたたむ前に行いたい準備やたたみ方の手順などをご紹介します。

 

【目次】

■ワンタッチテントとは

■テントをたたむ前の準備

・テントの中を乾燥させる

・荷物を片づけて掃除を行う

・テントの裏面を乾かす

■テントのたたみ方の手順

・ジッパーを少し開けておく

・ポールを折りたたんでテントを丸める

・フライシートをたたむ際のコツ

■テントをスムーズにたたんで後片付けを早く終わらせよう

 

■ワンタッチテントとは

ワンタッチテントとは、名前の通り「ワンタッチ」で簡単に設営ができるテントのことです。一般的なテントの場合、ポールを組み立てたりスリーブ部分に通したりといった作業が必要で、慣れていても手間や時間がかかってしまいます。

一方で、ワンタッチテントはテント本体とポールが一体になっているのが特徴です。収納袋から取り出したら、折りたたみ傘のように骨組みを広げたり、紐を引いたりするだけで設営作業が完了します。
ペグ打ちが必要な場合でも、一般的な商品より設営時間を短縮可能です。

また、軽くコンパクトに折りたためる商品が多く、持ち運びが簡単なのもワンタッチテントの魅力です。キャンプシーンだけでなく、ピクニックやバーベキューなど、日帰りでアウトドアアクティビティを楽しみたいシーンでも使うことができます。

 

■テントをたたむ前の準備

テントをたたむ前の準備

 

撤収作業に入りテントをたたむ際は、最初にテントをきれいにたためる状態にする必要があります。テントをたたむ前に行いたい作業やコツを、手順ごとにご紹介します。

 

・テントの中を乾燥させる

当日に雨が降っていなかったとしても、朝露や夜露、人の息に含まれる水蒸気など、さまざまな要因で濡れてしまいます。朝起きたら入口や窓を開けて風を通し、自然乾燥させるのがポイントです。
テントが濡れたままたたんでしまうと、悪臭やカビの原因になる場合があります。

雨が降っていたり日が出ていなかったりして、自然乾燥させるのが難しい場合は、雑巾やタオルなどを使って水気を拭き取ると良いでしょう。
また、撤収時はインナーテントの裏側(底面)も乾かす必要があります。作業時間が足りなくなる恐れもあるので、できるだけ早い段階でテント内の乾燥を始めるのがコツです。

 

・荷物を片づけて掃除を行う

入り口や窓を開けて自然乾燥を始めるのと同時に、テント内にある使わない荷物の片づけを始めましょう。先に使わない荷物を自動車に積んだりリュックにしまったりしておけば、余裕を持ってチェックアウト時間を迎えられるはずです。
この時、寝袋(シュラフ)も早い段階で干しておくと、スムーズに撤収作業を進められます。

一通りテント内の荷物を片づけたら、テント内の掃除を行います。一見きれいに見えてもテントの中には砂やほこりがたまっているので、必ず行うようにしましょう。
掃除の際は、テントの片側を持ち上げてから軽く叩くと、ゴミを片側に寄せられます。さらにもう一角を持ち上げて傾ければ、ゴミを一か所の隅に集められるため、掃除の手間がかかりません。
ゴミを取るために、小さい箒やちり取り、ハンディタイプの掃除機を用意しておくのがおすすめです。

 

・テントの裏面を乾かす

テントの中だけでなく、フライシートやインナーテントの裏面も乾かすことが重要です。フライシートがついているテントの場合は、最初にフライシートをインナーテントから外して、広げて干しておきます。風通しが良い日陰で陰干しするのがおすすめです。

インナーテントは、ペグやロープを抜いたら、骨組みはそのままの状態でひっくり返して裏面を乾かします。風の強い日はテントが飛ばされる恐れがあるので、必ずロープで固定してください。雨が降っている場合は乾かせないため、自宅に帰ってから干しましょう。

最後に、雑巾や厚めのペーパータオルを使って汚れを乾拭きします。
ペグやロープについた汚れも忘れずに拭き取り、しっかりと乾かすのがコツです。ペグの泥汚れが酷い場合は、水洗いしてからタオルなどで拭き取ってください。この時、本数の確認も忘れずに行いましょう。

 

■テントのたたみ方の手順

テントのたたみ方の手順

 

乾燥や掃除など、たたむ前の準備が一通り終わったらテントをたたみ始めます。設営自体は簡単なワンタッチテントですが、たたみ方は少し慣れが必要なので注意が必要です。
テントのたたみ方の手順やコツをご紹介します。

 

・ジッパーを少し開けておく

テント内に空気が入っているとたたみにくく、収納袋に入れることもできません。インナーテントをたたむ際は、ファスナーやマジックテープを全部閉じずに、下側を開けておくのがポイントです。
ファスナーを開けて通り道を作っておくことで、たたむ際に空気を逃がすことができます。

 

・ポールを折りたたんでテントを丸める

ワンタッチテントのたたみ方は、種類によって細かな方法は異なるものの、基本的な流れはあまり変わりません。基本的なワンタッチテントのたたみ方の手順は以下の通りです。

【ワンタッチテントのたたみ方】
1.テントのアームを折りたたむ
2.中心部のポールは立てたまま、底面の生地が四角形になるように広げ、シワを伸ばす
3.中心の骨組みに向かって生地を折りたたむ
4.折りたたみ終わったら、空気を逃がしながらテントを丸める

ただし、上記の手順はあくまでも一例です。
例えばワンタッチテントの中には、脚部にはめ込み式のロックをかけているものもあります。折りたたみ方を間違えると破損につながる恐れもあるため、必ず取扱説明書を見て骨組みの仕組みやたたみ方の手順を確認しておきましょう。

 

・フライシートをたたむ際のコツ

フライシートがついているテントの場合は、フライシートもたたまなければいけません。インナーテントと同様に、空気を抜きながら四角になるようにたたんでいくのがコツです。

【フライシートのたたみ方の手順】
1.全体を二つ折りにして、左右対称になるように地面に広げる
2.全体が四角形になるように、両端の出っ張った部分を内側にたたむ
3.収納袋の幅に合うまで、中心に向かって両側からたたみ続ける
4.テントやポールをフライシートに乗せる
5.ポールを芯にしてくるくると巻き、収納袋に収める

収納袋の大きさは、ポールの長さに合わせてあるのが一般的です。フライシートをたたむ際の横幅は、ポールの長さを目安にすると良いでしょう。かさばらないように、空気を抜きながら作業することも重要です。
また、フライシートの大きさによっては、1人だと作業に手間取ってしまうことも考えられます。ファミリーキャンプなどの場合は、2人で作業を行うのがおすすめです。

 

■テントをスムーズにたたんで後片付けを早く終わらせよう

設営が簡単なのがワンタッチテントの魅力ですが、撤収作業自体はワンタッチというわけにはいきません。また、広げる際に手をあまり使わなくて済んでしまうため、テントがどのように展開されているのか把握しづらい点もたたみ方を難しく感じる理由といえます。
テントを長くきれいに使うためには、たたみ方のコツを知っておくことが重要です。また、掃除や自然乾燥といったたたむ前の事前準備も欠かせません。
キャンプの撤収作業をスムーズに終わらせるために、ご紹介した内容を参考にしてみてください。

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