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outdoor2023.03.15

トレッキングブーツの魅力や特徴とは? 選ぶ際のポイントも押さえよう

登山やトレッキングの際は、専用のトレッキングブーツ(登山靴)の用意が欠かせません。山でのアクティビティを楽しみたい場合は、リュック(ザック)やレインウェアと並んで、必ず用意しておきたいアイテムのひとつです。
しかし、スニーカーや運動靴ではなぜいけないのか、よくわからないという方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、トレッキングブーツの持つ役割や選び方のポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■トレッキングブーツの持つ役割

■トレッキングブーツの選び方

・使用するシーン

・防水性や透湿性の高さ

・ソールの硬さ

・滑りにくさ

・フィット感もポイント

■タウンユースで使うのもおしゃれ

■用途に合ったトレッキングブーツを探そう

 

■トレッキングブーツの持つ役割

トレッキングブーツの持つ役割

 

トレッキングブーツは、登山に適した作りをしているブーツのことです。日常生活で履くスニーカーや運動靴とは異なり、ソールの部分が硬めに作られていて、グリップ力に優れています。山道のような不整地でも、歩きやすく疲れにくいのが特徴です。
商品によっては、防水性や防滑性、防寒性、耐久性といった高い機能性も備えています。ファッション性が高いおしゃれなモデルなら、普段履きすることも可能です。

登山道がきれいに整備されている山なら、スニーカーでも山歩き自体は行えます。
しかし、地面がでこぼこしている道をソールの柔らかいスニーカーで歩くと、疲れやすくなったり、転倒したりする恐れがあり危険です。安全・快適に登山やトレッキングを楽しむために、トレッキングブーツは欠かせないアイテムといえるでしょう。

 

■トレッキングブーツの選び方

トレッキングブーツの選び方

 

トレッキングブーツは、各メーカーがさまざまな商品を販売しています。商品ごとにデザインはもちろん、機能性も異なるため、用途に適したものを選ぶことが大切です。
トレッキングブーツを購入する際に確認しておきたい、選び方のポイントをご紹介します。

 

・使用するシーン

トレッキングブーツを使用したいシーンによって、機能性を重視した方が良いのか、デザイン性だけで決めて良いのかは異なります。最初に、どのようなシーンで着用するのか考えておきましょう。

例えば、長時間重い荷物を持って山道を歩く、岩場や獣道のように足場が悪い場所を歩くといった場合は、安定感のあるハイカットタイプを選ぶのがおすすめです。
整備された登山道や低山登山なら、適度なサポート力があるミッドカット(ミドルカット)でも問題ありません。
いずれの場合も、機能性を重視することがポイントです。

ハイキングやタウンユースといった用途なら、普段のファッションに合わせやすいデザインかどうかで選ぶのも良いでしょう。
本格的な登山向けの商品は、街中だと歩きにくさを覚える可能性があるため、タウンユースがメインの場合は注意が必要です。

 

・防水性や透湿性の高さ

防水性の高さもポイントのひとつです。天候が不安定な登山シーンはもちろん、タウンユースの場合も、防水性があれば突然雨に降られても安心して履くことができます。

防水性に合わせて、透湿性も確認しておきましょう。透湿性を備えていれば、シューズ内の湿気を外に出してくれるので、長時間歩いて汗をかいてもシューズ内が蒸れにくいです。
2つの機能を備えているかを確認しておくと、トレッキングブーツを快適に履きやすくなります。

 

・ソールの硬さ

ソールの硬さ(曲がりやすさ)も、確認しておきたいポイントのひとつです。ソールが硬く曲がらないものほど、小さな足場にも乗りやすくなります。不整地や岩場など、険しい山道を歩くのに最適です。安定感があるので、重たい荷物を背負って歩くシーンにも適しています。

ソールが柔らかく、つま先部分が曲がりやすいものは、普段履いているスニーカーに近い感覚で着用できるのが魅力です。アスファルトで舗装されている街中や、整備された登山道を歩くちょっとしたハイキング、キャンプなどの用途に向いています。

ただし、柔らかいソールは足への負担がかかりやすく、疲れがたまる原因になります。長時間の山歩きや、でこぼこした登山道など、本格的な登山シーンでの着用は避けた方が良いでしょう。
どのような道を歩くのかを踏まえて、適切なソールの硬さを選ぶことが大切です。

 

・滑りにくさ

トレッキングの際に、急な斜面や雨でぬかるんだ山道を歩くことも考えられます。滑ってけがを負うだけでなく、場所によっては滑落につながる恐れもあり危険です。グリップ力に優れていて、滑りにくい作りかどうかも確認しておく必要があります。

グリップ力が高いラバーソールを採用したものや、泥や土が詰まるのを防ぐために、靴底の溝が深くなっているタイプのトレッキングブーツを選ぶのがおすすめです。

 

・フィット感もポイント

長時間快適にトレッキングブーツを履き続けるためには、フィット感も大切です。サイズが合っていないトレッキングブーツだと、歩きにくさを感じたり、靴擦れの原因になったりする場合があります。
ただし、ぴったり過ぎるサイズでも、疲れやすくなったり、つま先部分に負担がかかりやすくなったりします。登山やトレッキングの際は厚手の靴下を履くことが多いので、普段より少し大きめのサイズを選ぶことがポイントです。

メーカーによって細かなサイズ感は異なるので、可能な場合は試着したうえで、フィット感を確認しておきましょう。トレッキングブーツの試着は、以下の手順で行うのがおすすめです。

【サイズを確認する手順】
1.トレッキング時に使用する靴下を履いた状態で、つま先がトレッキングブーツと当たるように履く
2.かかと側に指を入れてみて、指1本が入る隙間があるか確認する
3.指1本が問題なく入る場合はかかと側に足を戻し、つま先側から靴紐を締める
4.足の甲や側面に締め付け感がないか確認し、実際に歩いて履き心地を試す

階段や傾斜になっている部分がある場合は、そこを歩いてみると、実際のシーンに近い状態で履き心地を確かめられます。

 

■タウンユースで使うのもおしゃれ

トレッキングブーツの中には、デザイン性が高い商品も多く展開されています。おしゃれなトレッキングブーツは、普段のファッションと合わせてタウンユースで使うのもおすすめです。

黒やグレー、ベージュといったシンプルなカラーで、装飾も少ないトレッキングブーツなら、幅広いコーディネートに合わせることができます。トップスやボトムスが落ち着いた色味の場合は、あえて鮮やかなカラーを合わせて差し色にするのも良いでしょう。

また、トレッキングブーツは武骨な印象のあるアイテムです。きれいめなファッションに合わせると、コーディネート全体のバランスが整います。

 

■用途に合ったトレッキングブーツを探そう

ソールが硬くグリップ力に優れていたり、防水性や防滑性、耐久性といった機能性を有していたりと、トレッキングブーツはアウトドアアクティビティを楽しむ際に用意すると便利なアイテムです。
デザインやカラーリングによっては、普段使いのアイテムとして活用することもできます。

ただし、トレッキングブーツは商品によって機能性が異なります。本格的な登山に挑戦する、ハイキングやキャンプで使う、タウンユースするなど、どのようなシーンで着用するのかを踏まえて選ぶことが大切です。
幅広いシーンで使える便利なアイテムなので、トレッキングをしている方はもちろん、アウトドアにあまり慣れ親しんでいない方も、1足用意してみてはいかがでしょうか。

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