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outdoor2023.05.25

富士登山に必要な持ち物は? 服装と併せてチェックしたい必須アイテム

日本一標高が高い山として知られる富士山。古くから芸術作品の題材として親しまれてきただけでなく、山登りでも高い人気を誇る、日本を代表する山のひとつです。
シーズンになると多くの登山者で賑わう一方で、毎年遭難や滑落といった事故も発生しています。安全に富士登山を楽しむには、しっかりと装備を整えることが大切です。
ここでは、富士登山で用意したい服装や装備、持ち物などをご紹介します。富士登山に挑戦したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

【目次】

■富士登山で必要な服装・装備

・Tシャツ・インナー・タイツ

・トレッキングパンツ

・防寒用ウェア

・レインウェア

・トレッキングソックス

・トレッキングシューズ

・トレッキンググローブ

・ハット・キャップ

・サングラス

■富士登山で必須の持ち物

・ザック(トレッキングバッグ)

・ヘッドライト

・ボトル(水分)

・サプリ・補給食

・エマージェンシーブランケット(緊急対応用品)

■快適に登山を楽しむために用意したいアイテム

・スパッツ・ゲイター

・トレッキングポール

・その他の用意したい持ち物

■富士登山は万全の準備をしてからチャレンジを

 

■富士登山で必要な服装・装備

富士登山で必要な服装・装備

 

安全に登山を楽しむには、服装に気を配ることが大切です。特に、富士山は標高が3,776mと非常に高いため、気温や体温の変化に対応しやすい、登山に適した服装で挑む必要があります。
富士登山で心がけたい服装のポイントは、以下のとおりです。

 

・Tシャツ・インナー・タイツ

Tシャツやインナー・タイツなど、基本の服装は機能性を重視して選ぶことが大切です。富士山では山道を登り続けることになるため、たくさんの汗をかきます。汗で服が濡れたまま歩き続けると、汗冷えによる低体温症を引き起こす恐れがあり危険です。

Tシャツやインナー・タイツといった肌に触れる衣類は、吸汗速乾性に優れた化繊ウェアを着用するようにしましょう。
反対に、綿製(コットン)のウェアは乾きにくく、体温が奪われる原因になるので避けてください。

また、富士山は標高による温度差が大きいです。気温や体温に応じて服を着たり、脱いだりできるようにレイヤード(重ね着)するのが基本になります。脱ぎ着しやすいTシャツや長袖シャツなどを用意しておくこともポイントです。

⇒Tシャツを探す(メンズ)

⇒インナー・タイツを探す(メンズ)

⇒Tシャツを探す(レディス)

⇒インナー・タイツを探す(レディス)

 

・トレッキングパンツ

登山で履くパンツには、体の動きを妨げない伸縮性や軽さ、破けにくさなどが求められます。動きやすく丈夫なトレッキングパンツも用意しておきましょう。岩場でけがをする恐れがあるため、ロングパンツの着用をおすすめします。

ショートパンツやスカートにレギンス(スパッツ)を合わせるスタイルも人気ですが、富士登山では寒さを感じる恐れがあるため避けた方が良いでしょう。綿製で乾きにくく、重さもあるジーンズの着用も厳禁です。

⇒トレッキングパンツを探す(メンズ)

⇒トレッキングパンツを探す(レディス)

 

・防寒用ウェア

富士山の山頂の気温は、8月でも5℃程度しかありません。風の強い日は、さらに体感温度が下がります。季節に関わらず、真冬でも耐えられる性能を備えた防寒用ウェアの用意は必須です。
荷物が重くなることを防ぐために、軽くかさばりにくいフリースやジャケットなどを用意しておきましょう。

また、日の出前の時間帯は夏でも氷点下を記録することがあります。ご来光登山に挑戦する場合は、フリースに加えてダウンジャケットもあると安心です。

⇒防寒用ウェアを探す(メンズ)

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・レインウェア

服が濡れるのを防ぐために、レインウェアの用意も欠かせません。富士山では平地とは異なり、横や下から雨が吹き上げることがあります。ビニール製のポンチョやレインコートのような雨具だと、服が濡れたり、強風で雨具が破けたりする可能性もあるため注意が必要です。

上下が分かれている、セパレートタイプの登山用レインウェアを用意しておきましょう。セパレートタイプのレインウェアなら、雨が降っていない時は防寒具としても活用できます。

⇒レインウェアを探す(メンズ)

⇒レインウェアを探す(レディス)

 

・トレッキングソックス

長時間山道を歩き続けることで、靴擦れを起こしてしまう可能性もあります。靴擦れ防止のために、中厚でクッション性に優れたトレッキングソックスを用意しておくと安心です。
登山用の靴下は保温性や速乾性に優れているので、富士登山でも快適に使用できます。くるぶし丈のソックスではなく、丈が長いロングソックスを用意するのがポイントです。

⇒トレッキングソックスを探す

 

・トレッキングシューズ

富士山の登山道は、岩場や砂利道が続く場所が多くあります。底が薄いスニーカーだと穴があいてしまう恐れがあるため、トレッキングシューズを用意することも大切です。
トレッキングシューズはカット(履き口)の高さが商品ごとに異なりますが、砂利が入ったり、足首をひねったりするのを防ぐために、ミッドカット以上を選ぶことをおすすめします。

⇒トレッキングシューズを探す(メンズ)

⇒トレッキングシューズを探す(レディス)

 

・トレッキンググローブ

富士登山では、道中に手を使ってよじ登る岩場もあります。けがを防ぐために、トレッキンググローブも用意しておきましょう。頂上や夜間では防寒具として活用できます。
天候によっては軍手で代用できますが、突然の雨で濡れることも考えられるため、防水性のある滑り止めつきのトレッキンググローブが最適です。

⇒トレッキンググローブを探す

 

・ハット・キャップ

富士山の6合目より高い場所は、森林限界(高木が育たない限界線)を越えます。登山道に直射日光を遮るものがなく、強い日差しにさらされ続けるため、熱中症や日焼け対策としてツバつきのハット・キャップも必須です。
強風で飛ばされる恐れがあるので、アゴ紐つきのアイテムを選ぶ、ストラップをつけておくなどの工夫を行いましょう。

⇒ハット・キャップを探す

 

・サングラス

ハット・キャップと同じく、熱中症や日焼け対策の一環で、サングラスも用意する必要があります。山道の砂ぼこり対策としても活用できて便利です。
サングラスを選ぶ際は、レンズの色は紫外線をカットする効果とは関係ない点に注意が必要です。必ず、紫外線を遮る効果があるものを選ぶようにしてください。

また、頂上付近では平地の約3倍もの紫外線が降り注ぎます。露出部の日焼けを避けるために、ハット・キャップやサングラスに加えて日焼け止めも用意しておくと安心です。

⇒サングラスを探す

 

■富士登山で必須の持ち物

富士登山で必須の持ち物

 

富士登山では、基本の服装や装備に加えて、必ず用意したい持ち物も数多くあります。富士登山で用意したい必須の持ち物は、以下のとおりです。

 

・ザック(トレッキングバッグ)

前述のとおり、登山道には両手を使って登らなければいけない岩場もあります。岩に足を引っかけて体勢を崩してしまうこともあるでしょう。そのような際に両手を使えるように、背負うタイプのザック(トレッキングバッグ)を用意することもポイントです。
荷物の量にも左右されますが、1泊2日の山小屋泊を予定している場合、ザックの容量は30~40L程度をおすすめします。

また、登山中に天候が急変して雨に降られることも考えられます。ザックの中身を守るために、レインカバーも準備しておきましょう。カメラやスマートフォンなど、水に濡れると困るものは、ザックの中でさらに防水ポーチに入れるなどの対策も必要です。

⇒ザックを探す

⇒レインカバー・防水ポーチを探す

 

・ヘッドライト

ご来光が目的の場合は、深夜に山小屋を出発して夜の間に登頂することになります。暗い山道を歩くために、明かりの準備は欠かせません。
両手をあけた状態で周囲を照らすことができる、ヘッドライトを用意しておくのがおすすめです。乾電池やモバイルバッテリーなど、予備の電源も忘れずに用意しましょう。

夜間は行動するつもりがない場合も、ヘッドライトは必ず持ち歩いてください。体調不良や登山道の渋滞が原因で、予定よりも下山が遅くなることも考えられます。日没を過ぎて暗くなった時にヘッドライトを持っていないと、周囲が見えずに身動きが取れなくなってしまうため危険です。

⇒ヘッドライトを探す

 

・ボトル(水分)

富士山は標高が高いため、高山病にかかる恐れがあります。高山病や脱水症状を防ぐためには、こまめな水分補給が重要です。

ただし、富士山には水場や水道はありません。現地の山小屋や売店で水を購入することはできるものの、価格が高いため、ボトル(水分)を持参すると良いでしょう。
けがをした際に患部を洗う用途で使えるので、真水を用意すると便利です。必要な水の量は個人差があるものの、最低でも1L以上の水分を用意しておきましょう。

ボトルではなく、ハイドレーションを用意するのもおすすめです。ハイドレーションなら、ザックを下ろすことなく水分補給が行えます。

⇒ボトル(水分)を探す

 

・サプリ・補給食

汗をかくと、体からは水分と同時に電解質も失われます。電解質を補ったり、疲労を軽減したりするための栄養補給も欠かせません。サプリ・補給食も用意して、こまめに摂取することを心がけましょう。
登山で消費したカロリーを補うだけでなく、万が一の時は非常食としても役立ちます。

好みの問題があるため一概には言えませんが、ゼリー飲料やチョコレート、飴、キャラメルなど、口にしやすくエネルギーに変わりやすい、甘いお菓子を補給食にするのがおすすめです。

⇒サプリ・補給食を探す

 

・エマージェンシーブランケット(緊急対応用品)

エマージェンシーブランケット(緊急対応用品)も用意しておきましょう。降雨や強風などで身動きが取れなくなり、山小屋への避難も難しい場合に命を守ることにつながる可能性もあります。緊急時だけでなく、休憩中の防寒対策としても有効です。

その他には、ホイッスルやファーストエイドキット、マスクといったアイテムを用意しておきましょう。万が一の噴火や転倒、落石などに備えて、ヘルメットも持参すると安心です。
また、富士山の山頂付近は平地の3分の2ほどしか酸素濃度がありません。高山病対策の一環として、酸素缶の用意もおすすめします。

⇒緊急対応用品を探す

⇒酸素缶を探す

 

■快適に登山を楽しむために用意したいアイテム

ザックやヘッドライトといった必須の持ち物以外にも、快適に富士登山を楽しむために用意しておくと便利なアイテムがいくつか考えられます。
富士登山の際は、以下のアイテムも用意しておきましょう。

 

・スパッツ・ゲイター

富士登山では、砂利や砂の登山道を歩く時間が長くなります。ミッドカット以上のトレッキングシューズを着用していても、靴の中に異物が入り込む可能性は捨てきれません。
快適に登山を行いたい方は、スパッツ・ゲイターを用意しておきましょう。スパッツ・ゲイターで足元を覆うことで、靴に砂や小石が入るのを防げます。
雨の日は、靴の中に水が入るのを防ぐ用途で使えて便利です。

⇒スパッツ・ゲイターを探す

 

・トレッキングポール

山道を登ったり下りたりする登山は、足腰に大きな負担がかかるアクティビティです。体の負担を軽減したい方は、トレッキングポールも用意しておきましょう。特に、下山の際にかかる負担を軽減できます。
両足に加えてトレッキングポールで体を支えられるので、転倒防止につながる点もメリットです。

⇒トレッキングポールを探す

 

・その他の用意したい持ち物

上記以外にも、以下のようなアイテムを用意しておくと、快適に富士登山を楽しみやすくなります。

【ウェットティッシュ】
前述のとおり、富士山には水道がなく、山小屋でも手を洗ったり、シャワーを浴びたりすることはできません。顔や手を拭く用途で、ウェットティッシュを用意しておくと安心です。

【ガムテープ】
トレッキングシューズやウェアの穴の補修、テーピングなど、さまざまな用途で活用できます。登山中のトラブルに備えて用意しておきましょう。

【耳栓やアイマスク】
山小屋泊を行う場合、周囲の雑音が気になって眠れないことも考えられます。耳栓やアイマスクといった睡眠用のアイテムを用意しておくと安心です。

【使い捨てカイロ】
富士山の頂上付近は気温が非常に低くなります。使い捨てカイロのような、持ち運びしやすい防寒対策グッズがあると便利です。

その他にも、スマートフォン(携帯)やタオル、地図、時計、健康保険証、ゴミ袋、トイレットペーパー、小銭など、基本的な登山で必要なアイテムも忘れずに用意しておきましょう。

 

■富士登山は万全の準備をしてからチャレンジを

登山に興味がある方の多くは、一度は富士山に挑戦してみたいと考えているのではないでしょうか。たくさんの登山者で賑わいを見せる一方で、遭難や滑落といった命の危険につながる事故も毎年発生しています。富士登山は、万全の準備をしたうえでチャレンジすることが大切です。
ご紹介したアイテムや服装を参考に、富士登山への準備を行いましょう。

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