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outdoor2023.06.20

夏の車中泊は暑さ対策がポイント! 快適に過ごすためのアイテムも用意しよう

キャンプなどの際に、テントではなく愛車の中で一晩を過ごす車中泊にチャレンジしてみたいという方もいらっしゃるでしょう。テントや宿泊施設での寝泊まりとは異なる楽しみ方ができる一方で、快適に過ごすには事前の準備が重要です。特に、気温が高い夏場の車中泊は、熱中症のリスクがあります。暑さ対策を入念に行うことが、車中泊を楽しむためのポイントです。
ここでは、夏場の車中泊の注意点や暑さ対策の例、用意しておきたいアイテムなどをご紹介します。

 

【目次】

■夏場もエンジンのかけっぱなしは厳禁!

■夏の車中泊でできる暑さ対策

・標高が高い場所に泊まる

・通気性を確保する

・こまめに水分補給を行う

■夏の車中泊で活用したいアイテム

・ポータブル扇風機

・ポータブル電源

・サンシェードやカーテン

・アウトドアウェア

■暑さ対策を万全にして夏の車中泊を楽しもう

 

■夏場もエンジンのかけっぱなしは厳禁!

日差しの当たる場所にドアや窓を閉め切った自動車を置いていると、車内温度が外気温よりも高くなる場合があります。熱中症につながる恐れもあるため、車中泊の際は万全の暑さ対策を行うことが大切です。
「エンジンをかけっぱなしにして、エアコンを使えば良い」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、安全面やマナーの観点から、エンジンのかけっぱなしは厳禁です。

エンジンをかけっぱなしにしていると、排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒に陥る恐れがあります。車のバッテリーを消費するため、エンジンがかからなくなる可能性もあるでしょう。

また、夜のキャンプ場は想像以上に音が響きます。エンジン音が原因で迷惑をかけたり、トラブルになったりする恐れも捨てきれません。
安全やマナーの観点から、基本的にはエンジンを切っておくことを心がけてください。

 

■夏の車中泊でできる暑さ対策

夏の車中泊でできる暑さ対策

 

夏の車中泊を快適に楽しむには、エアコンをかけずに暑さ対策を行う必要があります。夏の車中泊で行える暑さ対策の一例をご紹介するので、参考にしてみてください。

 

・標高が高い場所に泊まる

自動車を止める場所を工夫することで、暑さ対策を行えます。一般的に、標高が100m高くなると気温は0.6℃下がるとされています。

例えば、海抜0m地点の気温が30℃の場合、標高1,000mの地点では24℃の気温になるということです。標高が低い場所よりも過ごしやすくなるので、標高が高いキャンプ場や車中泊用のスペースに泊まることをおすすめします。
夜になると冷え込みやすい内陸部や、最高気温が低い北部のキャンプ場に行くのも良いでしょう。

また、駐車して寝泊まりする場所自体にも注意が必要です。道の駅や高速道路のサービスエリア、パーキングエリアなどは、あくまでも休憩場所として設けられていて、車中泊を目的に利用することはできません。
車中泊を認めている道の駅や、「RVパーク」と呼ばれる車中泊専用スペース、車で乗り入れできるオートキャンプ場などを利用しましょう。
このとき、高温になりやすいアスファルトを避け、日陰の多い場所に自動車を止めると、車内温度の上昇を抑えられます。

 

・通気性を確保する

前述のとおり、夏場は外気温よりも車内温度が高くなるケースが多いです。自動車内は密閉空間なので、酸欠状態に陥る可能性も考えられます。定期的にドアや窓を開けて通気性を確保し、車内の熱を逃がしたり、空気を入れ換えたりすることを心がけましょう。
2ヶ所以上の窓やドアを開けて風通しを良くしておけば、快適に過ごしやすくなります。扇風機やサーキュレーターで風を作るのもおすすめです。

ただし、防犯上の観点から、ドアや窓を開けっ放しにして寝るのは避けてください。寝る前にドアはロックを掛けておきましょう。窓は、人が手を入れられない程度に開けておくと安心です。

 

・こまめに水分補給を行う

車内での熱中症や脱水症状を防ぐために、水分補給を行うことも大切です。喉が渇いたと感じる段階で脱水状態の可能性があります。時間を決めて、こまめに水分補給を行いましょう。
こまめな水分補給は、エコノミークラス症候群の予防にもつながります。

また、汗をかくと体内の塩分も失われます。スポーツドリンクを用意したり、水と合わせて塩飴や梅干しなどを食べたりすることもポイントです。
アルコールは水分を排出する作用があるので、お酒の飲み過ぎには注意してください。

 

■夏の車中泊で活用したいアイテム

夏の車中泊で活用したいアイテム

 

いくつかのアイテムを用意することで、夏の車中泊は快適に過ごしやすくなります。用意しておきたいアイテムの例は、以下のとおりです。

 

・ポータブル扇風機

基本的に、車中泊では就寝中にエンジンをかけてクーラーを使うことができません。暑さを逃がすために、ポータブル扇風機を用意しておきましょう。風を受けるだけでも、体感温度は大きく変わります。
電源の確保が難しいため、USB充電式か乾電池で駆動する扇風機を用意するのがおすすめです。

また、持ち運びできるポータブルクーラーや、体に直接吹き付ける冷却スプレーを併用すると、より効率的に体を冷やせます。

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・ポータブル電源

車中泊の最中はエンジンを切るので、電気を使えません。ポータブル扇風機やクーラーといったアイテムを動かす電気を確保したり、スマホを充電したりするために、ポータブル電源も用意しておくと安心です。

ポータブル電源を用意しておけば、車内で小型の冷蔵庫や冷凍庫を使うことができます。冷蔵や冷凍が必要な食材を使いやすくなるので、料理の幅を広げられる点もメリットです。

 

・サンシェードやカーテン

遮熱性に優れたサンシェードやカーテンも用意しておきましょう。日差しや熱を遮ることで、車内温度の上昇を防ぐ効果が期待できます。フロントガラスだけでなく、全ての窓に取り付けるのがポイントです。
また、ガラスを覆うことで目隠しになるので、プライベートな空間の確保や防犯対策にもつながります。

窓を開けている際に虫が入ってくるのを防ぎたい方は、サンシェードやカーテンに加えて、自動車用の網戸も用意しておきましょう。

 

・アウトドアウェア

服装も、車中泊を快適に行うためのポイントのひとつです。密着性が高く体を締め付けるタイプの服だと、汗をかいた際に不快感を覚えたり、暑くて眠れなくなったりする可能性があります。
通気性が良く、体に密着しないウェアを用意しましょう。

吸汗速乾性に優れていて、汗をかいても快適に過ごしやすいアウトドアウェアを選ぶのもおすすめです。

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■暑さ対策を万全にして夏の車中泊を楽しもう

車中泊の際は、エンジンを入れっぱなしにしてクーラーを使うことが基本的にできません。
夏の車中泊を成功させるには、暑さ対策を行うことが大切です。通気性が良く日差しが当たらない場所に自動車を止める、標高が高い場所に行くといった対策を取りましょう。
ポータブル扇風機やクーラー、ポータブル電源といったアイテムを用意したり、こまめに水分補給を行ったりすることも重要です。

とはいえ、万全な対策を行っても熱中症の危険性は捨てきれません。暑さが厳しい日は、車中泊を避けることをおすすめします。
夏の車中泊にチャレンジしたい方は、ご紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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