ファミリーキャンプにおすすめのタープは? 快適に過ごせる種類の選び方
日差しや雨を防ぐことができるタープがあると、屋外でも快適に過ごしやすくなります。タープにはさまざまな種類がありますが、ファミリーキャンプやグループキャンプでは、ソロキャンプに比べると大型のタープを用意しなければいけません。
具体的に、大人数のキャンプではどのようなタープを用意すれば良いのでしょうか。
ここでは、ファミリーキャンプにおすすめのタープの選び方や、張り方のコツをご紹介します。
【目次】
■ファミリーキャンプにはタープを用意するのがおすすめ!
タープの主な役割は、日差しや雨を遮るリビングスペースを作ることです。タープがあれば、キャンプ場や自宅の庭など、屋外でも天候に左右されにくくなります。
タープの下にテーブルやチェアを配置すれば、日差しや雨の影響を受けずに食事を楽しんだり、ゆっくり休んだりすることも可能です。
タープの種類にもよりますが、張り方のアレンジの幅が広く、思い通りのレイアウトを作れるため、キャンプサイトをおしゃれに演出できる点もメリットです。
開放的な雰囲気の中でファミリーキャンプを楽しみたい時は、家族全員が入ることができる大型のタープを用意しておくと役立ちます。
■ファミリーキャンプ向けのタープの選び方
タープは、商品ごとにサイズや形状、性能などが大きく異なります。ファミリーキャンプの際は、どのようなタープを用意すれば良いのでしょうか。
ファミリーキャンプ用のタープを選ぶ時は、次の4点を確認しておきましょう。
・タープの形状
タープの形状は、居住性や持ち運びやすさに大きく関わる要素です。タープの代表的な形状と、それぞれの特徴を知っておけば、商品を選ぶ時の参考にできます。
代表的なタープの形状は、以下のとおりです。
【ヘキサタープ】
本体が六角形(ヘキサゴン)のタープです。張り方のアレンジが幅広く、使用する人数などに合わせて張り方を調節できます。比較的設営が簡単なうえに、コンパクトに収納することも可能です。
【レクタ(スクエア)タープ】
レクタタープは長方形、スクエアタープは正方形のタープです。布面積の広い商品が多いため、日陰をしっかりと作ることができます。形状がシンプルなので、撤収時の折りたたみが簡単な点もメリットです。
【スクリーンタープ】
側面にメッシュパネルを搭載しており、テントのような見た目のタープです。設営に手間はかかりますが、雨風や虫の侵入を防ぐことができます。
他にも、車と連結できる「カーサイドタープ」や、ワンアクションで設営できる「ワンタッチタープ」といった種類もあります。
用途や使用する人数にもよりますが、タープのサイズはファミリーキャンプなら縦横4m、大人数のグループキャンプでは縦横5m前後を目安にすると良いでしょう。
サイズが大きいほど日陰は大きくなるものの、設営の手間が増したり、風の影響を受けやすくなったりする点に注意が必要です。
・用途に合わせて素材を決めよう
布地に使われている素材も、タープの性能を左右します。主な素材は、ポリエステル、コットン、ポリコットン(TC)の3種類です。
【ポリエステル】
軽量で乾きやすく、水ぬれに強いのがポリエステルの特徴です。比較的リーズナブルな価格で、キャンプ初心者の方でも手に取りやすいでしょう。
ポリエステルは熱に弱く、火の粉が当たると穴があいてしまう恐れがあります。焚き火など、火元の近くに設営するのは控えてください。
【コットン】
吸湿性や通気性の高さと、ナチュラルな風合いがコットン(綿)製のタープの魅力です。ポリエステルに比べると熱に強いので、焚き火をする時にも適しています。
重量感があるため、長距離を歩いて移動する場合は、使いにくさを感じる可能性があります。
【ポリコットン(TC)】
ポリエステルとコットンの混紡素材で、速乾性や耐水性、難燃性など、それぞれのメリットを兼ね備えているのが特徴です。テクニカルコットンと呼ばれることもあります。
荷物を軽くしたい方はポリエステル、焚き火を楽しみたい方はコットンやポリコットンなど、使い方に合わせて素材を決めるのがおすすめです。
・耐水性に優れていると安心
タープは直射日光を遮って日陰を作るだけでなく、雨をしのぐ役割も担っています。生地に浸透した雨水が垂れてこないように、染み込もうとする水を抑える性能を表す「耐水圧」も確認しておきましょう。
記載されている数字が大きいほど、防水性能が高いと判断することが可能です。一般的には、1,000mm~1,500mm程度の耐水圧を備えたタープなら、多少の雨でも慌てずに済みます。
耐水圧が高いほど通気性は悪くなるため、気温や湿度が高い夏場に使用する場合は注意が必要です。
また、PUコーティングなどの撥水性を高める工夫を施したタープもあります。雨風への対処を万全にしたい方は、撥水加工が施されているかも確認しておくと安心です。
・ポールが付属していると便利
ヘキサタープやレクタタープなど、一般的なタープを設営するには、ペグやペグハンマー、ポールといった付属品も必要です。
商品によって付属品は異なるため「タープを購入したのは良いものの、ペグやポールがなくて設営できない」といった事態に陥ることも考えられます。
初めてタープを購入する方は、事前に商品詳細を確認したうえで、設営に必要なものが付属しているセット商品を選ぶのがおすすめです。買い忘れを防げるので、タープを使えなかったという事態をなくせます。
欲しいタープがセット商品ではない時は、足りないものを必ず別途購入しておきましょう。
■タープをきれいに設営するコツ
タープをきれいに、倒れることなく設営するには、基本の張り方のコツを押さえておくことが大切です。基本的な張り方の手順をご紹介するので、設営時の参考にしてみてください。
【タープの張り方の手順】
1.タープを設営する場所を決める
2.タープを地面に広げる
3、ポールを組み立てたら、立てる場所に配置する
3.ポール脇にロープを広げる
4.ペグ打ちを行う
5.ポールを立ち上げ、ロープの張り(テンション)を調整する
ペグは、平たんな地面に斜めに打ち込むのがポイントです。
また、やや内側に向かって傾けるようにポールを立てると、タープの安定感が増します。
■タープを使って家族全員くつろげる空間を作ろう
タープを使えば、屋外でも日差しや雨の影響を防ぐことができます。開放的なリビング空間をタープで作れば、より快適にキャンプを楽しめるようになるでしょう。
タープによって防水性や難燃性といった性能は異なるので、どのようなキャンプをしたいかに応じて、商品を選ぶことがポイントです。
ファミリーキャンプをより楽しみたい方は、大きめのタープを用意してみてはいかがでしょうか。
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