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outdoor2025.02.20

ファイヤースターターの使い方をマスターしよう! おしゃれな火起こしのコツ

ガスなどの燃料を使うことなく火を起こせるのが、ファイヤースターターの魅力です。キャンプや登山の際はもちろん、災害時にも活躍するため、1つ用意しておくと役立ちます。
一方で、ファイヤースターターで火を起こすには慣れも必要です。アウトドアシーンで、燃料を使わずに焚き火や炭火調理などを楽しみたい方は、ファイヤースターターの使い方を覚えておきましょう。
ここでは、ファイヤースターターの使い方のコツや、選び方のポイントをご紹介します。

 

【目次】

■ファイヤースターターとは?

■ファイヤースターターの使い方のコツ

・火口を用意する

・ロッドを削る

・ロッドをこすって火花を出す

・火がついたら大きくしていく

■ファイヤースターターの選び方

・ロッドの長さや太さ

・ロッドの素材も確認しよう

・ストライカーの握りやすさもポイント

■おしゃれな火起こしをマスターしよう!

 

■ファイヤースターターとは?

ファイヤースターターとは?

 

ファイヤースターターとは、焚き火やバーベキューなどで使用する火起こし用の道具のことです。メタルマッチと呼ばれることもあります。
ファイヤースターターは、ロッドと呼ばれる金属の棒を金属の板(ストライカー)でこすって火花を出し、火口(ほくち:着火させるための燃えやすいもの)に引火させることで火を起こします。原理としては、火打ち石と同じです。

燃料を使う必要がない点や、水にぬれてもタオルなどで水気を拭き取れば問題なく使える点、低温環境でも火起こしできる点などが、ファイヤースターターのメリットです。
ライターなどと異なり手間はかかるものの、アウトドアシーンはもちろん、災害時にも役立てることができます。

 

■ファイヤースターターの使い方のコツ

ファイヤースターターの使い方のコツ

 

環境に左右されずに使えるのがファイヤースターターの魅力ですが、慣れていないとなかなか着火できないかもしれません。ファイヤースターターで火起こしをする際は、使い方のコツを知っておくことが大切です。
火起こしの流れに沿って、ファイヤースターターの使い方のコツをご紹介します。

 

・火口を用意する

ファイヤースターターで火花を起こしても、太い薪や炭に直接火をつけることはできません。火起こしの基本は、小さな火を少しずつ大きく育てていくことです。

最初に、麻ひもや木くず、松ぼっくり、枯れ葉、新聞紙など、燃えやすい火口を用意しましょう。ブッシュクラフトに興味がある方は、割りばしや木の枝などを使ってフェザースティック作りにチャレンジするのもおすすめです。

松ぼっくりや枯れ葉、木の枝などは、水分が含まれていると火がつきにくくなります。できるだけ乾燥しているものを選ぶことがコツです。
また、やけどをしてしまう恐れがあるので、ファイヤースターターを使う際は手元を守るために耐熱グローブを用意しておきましょう。

 

・ロッドを削る

火口を用意して薪を組み上げたら、ロッドの表面をストライカーで削り取って、火口に落としておきましょう。
ファイヤースターターのロッドは、マグネシウム合金やフェロセリウムといった着火しやすい金属で作られているので、金属粉を火口に加えると火がつきやすくなります。ロッド表面のさびやコーティングを落とすことで、火花が出やすくなるのもメリットです。

粉が多いほど着火しやすくなるので、使い慣れていない方は少し多めにロッドを削って、粉を1カ所まとめておくことをおすすめします。

 

・ロッドをこすって火花を出す

ロッドを削って粉を出したら、ロッドをストライカーでこすって火花を出します。火口にロッドの先端を近づけ、ストライカーを先端に向かって振り下ろすようにこすりましょう。
ストライカーを長く動かすのが、火花を出すためのポイントです。

また、連続してこすると火花が飛びやすくなります。なかなか着火しない時も、諦めずに何度かロッドをこすってみてください。

 

・火がついたら大きくしていく

火花によって火口に火がついたら、燃えやすいものを追加したり、火吹き棒などで酸素を送ったりして、徐々に火を大きくしていきましょう。
火がついてすぐに薪のような燃えにくいものをかぶせると、火が消えてしまう恐れがあります。ある程度火が育ってきてから、薪を追加するのがポイントです。

火がしっかりとついたら、太めの薪を入れて火力を安定させれば、火起こしは完了です。

 

■ファイヤースターターの選び方

ファイヤースターターは、商品ごとにロッドの長さや素材などが異なります。どのようなシーンで使うのかを踏まえて、商品を選ぶことが大切です。
ファイヤースターターを購入する際は、以下の3点を確認しておきましょう。

 

・ロッドの長さや太さ

ロッドの長さは、持ち運びや火起こしのしやすさに影響する要素のひとつです。長いほどストライカーでこする際のストロークが長くなるので、火花を出しやすくなります。
一方で、長すぎると持ち運びしにくさを覚えることもあるため、使いやすさと収納性のバランスが取れた商品を選びましょう。

また、ファイヤースターターは無限に使えるわけではありません。ロッドを削って金属粉を出すため、ロッドが太いほど使用回数は多くなります。
金属粉が多い方が着火しやすくなるので、初心者の方はある程度太めの商品を選ぶのがおすすめです。

 

・ロッドの素材も確認しよう

ロッドの素材も確認しておきましょう。ファイヤースターターのロッドの素材は、フェロセリウムとマグネシウム合金の2種類に分けられます。
フェロセリウムは、発火点が低めで火花を飛ばしやすいのが魅力です。ファイヤースターターに慣れていないアウトドア初心者の方でも、最初から使いやすいでしょう。

マグネシウム合金はフェロセリウムよりも発火点が高いので、火起こしには若干の慣れが必要ですが、価格の安い製品が多い傾向にあります。
一度ファイヤースターターを使ってみたいという方は、マグネシウム合金のもので試してみるのもおすすめです。

 

・ストライカーの握りやすさもポイント

ストライカーが持ちにくいものだと、ロッドをこする作業に支障が出てしまいます。ストライカーが握りやすい形状かどうか確認することも大切です。

また、付加機能を搭載していて、ホイッスルや火吹き棒など、ファイヤースターター以外の用途で使える商品もあります。そのようなファイヤースターターなら、アイテムをコンパクトにまとめられるため便利です。
持ち運ぶアイテムの量を少しでも減らしたい方は、付加機能がついているかどうか確認しておきましょう。

 

■おしゃれな火起こしをマスターしよう!

ファイヤースターターは、コツさえつかめば比較的簡単に火を起こすことができます。ライターやガスバーナーなら、より簡単に火をつけられますが、火起こし自体をひとつのアクティビティとして楽しめるのはファイヤースターターならではの魅力です。

また、水や低温環境に強い、燃料がなくても燃えやすいものがあれば火を起こせるなど、アウトドアシーンはもちろん、災害時に活用できる点もメリットといえるでしょう。
アウトドアの雰囲気を楽しみたい方は、ファイヤースターターを用意してみてはいかがでしょうか。

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