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running2019.06.14

フルマラソン完走経験を持つモデル・七海が語るランニングを継続させるコツ

彼女は、なぜ走るのか。
ランニングを日常の中に取り入れて生きる女性たちに「走る理由」をお聞きする本企画。今回は身長175センチという長身を活かし、モデルや女優として活動する七海さん。東京ガールズコレクションが主催するランニングチーム「TGR」に所属した後、現在もランニングに打ち込む彼女にインタビューを行った。




【ランナープロフィール】
七海(ななみ)
1993年5月27日埼玉県出身。モデルや女優として活躍するほか、東京マラソンに参加し、フルマラソンを完走するなど精力的にランナーとしても活動。現在はアスリートフードマイスターの資格を取得し、活動の幅を広げている。


■仲間と走る楽しさ、一人で走り切れた達成感

 

七海さんと出会ったのは、二子玉川駅近くの河川敷。川沿いの芝生には木々が立ち並び、豊かな自然が感じられるスポットだ。
人目を引く175cmの長身とは裏腹に、朗らかな語り口が特徴の七海さん。そんな彼女からは、ランニングを続けるコツや、ランニングを続けて得られたことなどを伺った。


――ランニングを始めたきっかけは何だったのでしょう?

七海:本格的にランニングをするようになったのは、東京ガールズコレクションが主催する、1年間を通してフルマラソンに挑戦するプロジェクト「TGR」で活動し出したのがきっかけです。TGRの同期の仲間と一緒に走るのは楽しかったですね。
ただ、最終的にはタイムを上げることを目的に、一人で走ることが多かったです。私の場合、周りについていこうとしてタイムを上げるより、一人で頑張り切れた達成感がタイムを上げるのには必要だな、と。



――ランニングをする上で苦労したことは?

七海:身長が高い割に足のサイズが小さいということもあり、体重を支えづらい体質なんです。それが影響して、足底筋膜炎という症状が出るようになってしまって。それからは、シューズやインソールを変えたりしながら痛みを和らげていました。
実は、ランニングシューズを変えることに肯定的な意見を持たない人も多いんです。でも、自分の体型や足の形に合ったシューズに調整していくことで防げる怪我もあると学びましたね。
また、怪我の経験から、テーピングはきちんとするようになりました。


■自分に合ったアイテム選びの大切さ

――普段はどんな視点でランニングシューズを選んでいるのでしょう?


七海:ソールのクッションが厚いシューズを選ぶことが多いです。ソールが薄いシューズの方が早く走ることができるし、レース向きではあるんですが、クッションが厚いと膝の負担を軽減してくれるんです。
あとは、かかとの部分が厚めにつくられていて、しっかり足を固定してくれるかどうかを重視します。シューズの中で足が泳いでしまうと、走っているときに足の指が丸まってしまい、足の裏がうまく使えないんですよ。

――他にランニングする際に気を付けていることはありますか?

七海:普通の下着で走るとアンダーの部分が擦れて痛くなることがあるので、ランニング専用のブラトップを着用するようにしていますね。胸にフィットするように設計されているので、垂れ防止にもなります。長距離を走るなら、女性は専用のアンダーウェアがおすすめですよ。



――今回は数あるランニングシューズの中からアディダスの「ADIZERO BOSTON 8(アディゼロ ボストン 8)」をお試しいただきました。走り心地やデザインはいかがでしょうか?

七海:軽やかな履き心地です。シューズはクッションが程よく入っているので、中でズレが起こりにくく、足に圧迫感を感じませんね。それに、踵のホールド感が優れているので走りやすい。普段シューズはカラーにも注目して選んでいて、ピンク系を履くことが多いのですが、鮮やかなオレンジも新鮮で可愛いですね。側面の素材はメッシュになっているので通気性も良いです。



――着用していただいたランニングウェアの着心地は?

タイツは体にフィットしてくれる伸縮性のある素材ですが、柔らかいので履き心地が良いですね。タイツって、汗をかくと脱ぎづらくなったりもしますが、これは速乾性なので脱着もしやすい。ウィンドブレーカーは袖の部分が綿になっているので、汗を受け止めてくれる構造なのがありがたいですね。



――シューズやウェア以外にランニングで活用しているアイテムはありますか?

七海:JaybirdというメーカーのBluetoothヘッドホンを使っています。連携アプリを使うと、細かい音質を調整することもできるんです。走っているときに聞くのは、普段はあまり馴染みの無いような曲。知っている曲だと『こんなに走ったのに、まだ2曲しか終わってない……』と気にしちゃうので、なるべくメンタルへの影響が少なくて、でも気持ちよく走れる曲を聴いています。たまにタイ語の曲とかも聴いてますね(笑)。

――アスリートフードマイスターの資格を持つ七海さんですが、食生活で意識していることはありますか?

七海:身体の内側から綺麗になっていきたいので、なるべく人工的な食材は摂取しないように気を付けています。例えば薬草を食べている牛肉を選ぶようにしたり、プロテインを飲むにしても無添加のものを摂るようにしていますね。



――普段は多摩川沿いを走ることが多いようですが、何か理由があるのでしょうか?

七海:ここは、走っていても景色があまり変わらないので、どちらかというと退屈で辛いんです。それが逆にメンタル強化に繋がるかなと思って。それに、川沿いを走った次の日に公園を走ったりすると景色が目まぐるしく変わるので、よりランニングを楽しめるんですよ。緩急をつけるためにもコースを変えるのはおすすめですね。



――ランニングを始めてからどんな変化がありましたか?

七海:やっぱり一番は体力がついたこと。一日フルで活動しても疲れにくくなりました。ランニングは、日常生活で使わない部位を鍛えることができるのもメリットだと思います。
どんなに運動をしても、効かせたい部分に筋肉が備わっていないと、綺麗なボディラインにならないことがあるんです。それに、筋肉があれば代謝も上がり太りにくい体質にもなる。あとはランニングする時間を捻出するために朝早く起きる習慣もつきましたね。



――メンタル部分の変化はありますか?

七海:忍耐力がついたと思います。一度フルマラソンを経験すると『あれほど辛い思いはそうそうしないだろうな』と思えるようになりました(笑)。友達からも『明るくなった』とか『アクティブになった』と言われるようになりましたね。もともとインドアな性格だったので走るようになって、外に出ようと思う機会が増えたからかもしれないです。

――最後に、これからランニングを始める人へメッセージをください。

七海:最初から長い距離を走ろうとせず、自分が楽しく走れる距離から始めてみるのがいいと思います。そうすれば徐々に走れる距離も長くなっていきます。私自身、最初は一キロ走るのも信じられないくらい長く感じていましたが、今ではあっという間に感じます。
慣れてきたら、5キロ10キロと目標を伸ばしてみる。自分で決めた距離を走り切ることができると、日頃味わえないような達成感を感じることができますよ。



七海公式Instagram: @nanami_bwmg

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