「ミズノウエーブライダー23を大阪マラソンでフル活用マニュアル」目指せ完走!目指せ自己ベスト!フルマラソン完走予報とシューズアドバイザーからのシューズ対策
今回で9回目をむかえる「大阪マラソン」。第9回大阪マラソンからは、大阪城公園をフィニッシュ地点とする新コースとなり(平成30年6月29日報道発表済み)、従来の中央公会堂、御堂筋、京セラドーム大阪等に加え、造幣局やあべのハルカス、四天王寺、大阪ビジネスパークなど大阪の名所を巡るコースとなりました。
新コースとなった大阪マラソンを事前にシミュレーション。要所要所でのポイント紹介に加え、大阪マラソンオフィシャルスポンサーであるミズノのランニングシューズ"ウエーブライダー23"の魅力もあわせてご紹介します。
出典元:大阪マラソン公式ホームページ コース紹介より(一部加工)
■スタート
大阪府庁前をスタートし、気持ちも高ぶっているのではないでしょうか?気持ちをおちつけて歩を進めていきましょう。
■5km地点予報:きっとペースが少し速いでしょう。まだまだはじまったばかりです。落ち着いて。
まだまだ、スタートしたばかりで混み合っている状態が続いています。自己記録達成に焦る気持ちも分かりますが、まだまだ先は長いです。また、完走目標のランナーもこの先のレースプランをイメージしながら落ち着いてスタートしましょう。ここでの数秒、数分なんて、後で簡単取り戻せますし、簡単に失ってしまうものです…。
-シューズアドバイザー藤原のアドバイス-
レースシューズは万全ですか?どうしてもオーバーペースになりがちなランナーは、サブ4狙いのランナーでもウエーブライダー23のようなシューズを選択するのも手です。
「えっ、ウエーブライダーってサブ4ランナーなの?」先を考えたときそれもありということです。もちろん完走目指すランナーで軽さだけを重視しているランナーはまさかいませんよね?フルマラソン完走に必要な機能をもう一度確認しましょう。
■ハーフ地点予報:きっとまだまだ元気でしょう、でもその先まだまだ長いです
さあ。半分終わりました。でもまだ半分です。30kmの壁と言いますが、むしろここからがマラソン。ドリンク補給、エネルギー補給もしましたか?マラソンは食べるスポーツですよ。
-シューズアドバイザー藤原のアドバイス-
足が不安な場所はありませんか?ふくらはぎ?股関節?膝?こういう場合は止まったりしないで、もう一度フォームの合理性を考えましょう。そこでシューズがやってくれることがあります。シューズの傾斜をうまく利用してもう一度良いフォームポジションを探りましょう。止まってしまうと再び走り出すのはとても難しいです。しっかり体のバランスを崩せるウエーブライダー23を選択しましょう。
■40km地点予報:あと約2キロ!トレーニングを思い出して走っているでしょう!
残り約2キロ。普段のトレーニングコースをイメージしてみましょう。「なんだ、いつものあそこから、あそこぐらいか!」とポジティブマインドで乗り切りましょう。体にエネルギーが残っていないことなんてありません、ここまでしっかり糖分と水分を補給してきましたよね。マラソンは頭で考える、コントロールするスポーツです。だいぶ足にきていると思いますが、ここでクッションのあるシューズを履いていることはアドバンテージです。そうだ、クッションのあるシューズを選んでいるんだ、とマインドを切り替えて行きましょう。ウエーブライダー23のクッションがしっかりサポートしてくれますよ。
■ゴール地点予報:イメージ通り笑顔でゴールできているでしょう。
日々の努力が報われた瞬間ではないでしょうか。レース後は体のメンテナンスをしっかりおこないましょう。お疲れ様でした。
■シューズアドバイザー藤原が考える「フルマラソンの距離を考えたときにシューズにはどんな機能が必要か?」
マラソンを完走、自己ベストを出すシューズの選び方のコツは、ズバリ"ペース"です。きっと、どのタイムを目指すランナーの方でも、フルマラソンのペース設定は、"すごく速い"、"遅いペース"でもなくて、その中間ぐらいのペースではありませんか?もしくは"遅いペースより”の方もいるかもしれませんよね?
結局、スピードが速いわけでないけど、長い距離を持続して走るためのシューズなわけですから、そのスピードを維持してくる、維持しやすい機能が、最大のメリットになりますよね。
ポイントは、フォームを意識しつづけられる機能。それがペースを持続することに直結します。それはトレーニングシューズと言われる、ウエーブライダー23のようなシューズになります。ランニング先進国のアメリカでは「デイリートレーナー」と呼ばれていて、これは、ランナーを選ばないシューズであり、ランナーのシーンを選ばないシューズだと考えてください。ですからビギナー用と呼ばれることがありますが、それはシューズの一面を表現したものです。
■「ウエーブライダー23はその用途にぴったり」
10mmドロップって言って踵と前の差があるソール形状になっていて、つま先が跳ね上がっていて、自然に重心移動できる仕組みになっています。これはフォームを意識して、着地時の負担を減らす作りになっています。着地時のサポートってクッションだけではありません。サブ4を目指すランナーでも最終的に4万回以上は片足スクワットを交互に繰り返すわけです。
接地時間を短くする、こう言った坂道の構造だということを知っておくと、後半の走りに大きな影響があります。接地時間が短いことは、スクワットの時間が単純に短くなるわけです。足の負担も減ることは分かりますよね。
また踵の安定感もライダーならミズノウエーブという合成樹脂でできた波型プレートがしっかり後半の体のブレをサポートします。
クッション、クッションって思うかもしれませんけど、ライダーのような坂道で、踵に安定感のあるモデルを履くこと、そして、それで大会までトレーニングしておく中で、うまく使っておくこと、それが大事です。"うまく使っておく"というのは、フォームをシューズとともにどれだけ意識しておくか、ということです。
最後に軽いだけのシューズ選びは、論理的、構造的バックグラウンドがないアイディアです。軽さを重視したシューズは、より専門的な距離をスピード絞ったシューズです。フルマラソンで使って良い結果を出せるランナーは一握りです。
ただサブ4以上のタイムを目指しているランナーで、自身のコンディションが良い状態であれば、トレーニングシューズの構造で、デイリートレーナーより少し軽い「ウエーブシャドウ3」のようなシューズ選択ももちろんありですよね。
これは、2時間34分で走る私でも同じですし、アメリカの市民ランナーでは当たり前の考え方です。楽に、スマイルでゴールを駆け抜けるためにも、ランニングの唯一の道具であるシューズの準備もしておきましょうね。
【著者プロフィール]
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
藤原岳久(F・Shokai 【藤原商会】代表)
日本フットウエア技術協会理事
JAFTスポーツシューフィッターBasic/Master講座講師
足と靴の健康協議会シューフィッター保持
・ハーフ1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
・富士登山競走5合目の部 準優勝 (2005)
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