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running2019.12.20

eyeron(Sonar Pocket)が大阪マラソンで感じた最高の喜び「沿道から常に温かい声援があるので素晴らしい」

2017年の大阪マラソンで日本アーティスト史上最高記録2時間43分45秒を成し遂げたSonar Pocketのヴォーカルeyeron氏。1人のアーティストとして、そしてアスリートとしても活躍するアーティスリート(アーティスト+アスリートを掛け合わせた造語)のeyeronが、12月1日に2年ぶりとなる「大阪マラソン」に出場した。




「めちゃくちゃキツイ!!」

16km地点でeyeronに声をかけると、苦しそうな表情でこう叫びながら走っていた。

eyeronは大丈夫か?一体、何が起きたというのだろうか?
 



eyeron:12km地点から差し込み(脇腹痛)が起きてしまい、呼吸が苦しくなってスピードを出せなくなったんですよね。

――かなりビックリしました。ゴールまで残り26kmもありましたし、「棄権しないでゴールをしてくれ!」と祈っていました。

eyeron:ありがとうございます。体は動くのに腹痛というパプニングがあったので、かなり大変でしたね。

――久しぶりのレースなので意気込み過ぎたのでは?

eyeron:それはあったと思います。1週間前に目黒シティーマラソン10kmに出て3000人中10位だったので調子は良かったんですけどね。

今回の記録は2時間47分46秒となり、沿道で一生懸命応援してくれたファンに対して申し訳ない気持ちも芽生えましたね。しかし、良い経験となりました。

――トレーニングをしっかり積んできたのですか?

eyeron:この日に向けてしっかりと練習をしてコンディションを整えてきましたし、‪2時‬間35分を切るという意気込みで挑みました。‬‬‬‬‬‬‬‬

2年前は自己流で距離を積んで走り込んでいましたが、今回の大阪マラソンに向けて、ミズノのランニングコーチ内野雅貴さんに1年がかりでトレーニングメニューを考えてもらい、一生懸命取り組んできました。



――また今回は、ランナーとしてかなり期待されていましたよね。

eyeron:色々な人から注目を浴びて期待をされるようになり、正直プレッシャーを感じていましたが、沢山のファンと仲間のサポートがあって無事にゴールすることができたと思っています。それだけに、「きちんと結果を出して皆さんを喜ばせることができれば」と、悔しい気持ちもあります。ゴールをして、人生はそう甘くないし、こんなもんだなと感じています。

2年前の大阪マラソンは前々日に北海道でライブがあって、飛行機のフライトの欠航によって「マラソンに出れないかもしれない」という非常事態が発生しましたが、どうにかスタート地点に立って自己新記録を達成することができました。あの時はメンタル的に良くなかったと思いますが、「やってやろう精神」によって追い込まれた自分を乗り越えることができましたね。

しかし、今回はコンディションが良くて精神的に余裕があったのに、差し込みがあってタイムが出なかったですからね。マラソンは、人生と一緒で何が起こるか分からないと思いましたね。

――望む結果が出なかったと思いますが、マラソンによって得ることができたものもあるのですね。

eyeron:マラソンのトレーニングをすることによって、ライブで走り回っても息切れしなくなりましたし、パフォーマンスもどんどん上がっています。走ることは自分を表現するのに1番最適なものですし、今回も自分と向き合うことができました。

走ることは物凄く辛く、それを乗り越えたからこそステージに立つことができます。今回は、沿道で応援するファンは「いつもの俺じゃない」って分かったと思います。タイムが落ちていって、苦しい表情で走り続けていましたからね。



――辛い状況の中、なぜ最後の10kmでスピードを上げることができたのですか?

eyeron:それは、僕を必死に応援してくれる多くのファンと仲間がいたからです。皆さんがいなければ、確実にリタイアしていたと思います。レースの途中で自己記録を出せないと分かり、身も心もボロボロになりかけましたが、皆さんの存在が僕の心の支えとなって一体感を感じ、途中から「リタイアをしないで、どうにかゴールをしよう」という気持ちに切り替えることができました。

――大阪マラソンは、eyeronさんにとって本当に素晴らしい大会だったのですね。

eyeron:僕たちSonar Pocketとって、大阪は特別な街なんですよね。地元の名古屋以外で初めてライブをした思い出の場所が大阪でしたし、大阪は第2の故郷となります。大阪マラソンは、スタートからゴールまで沿道から常に温かい声援があるので素晴らしい大会だと思います。‬

今回は、FM802のファンキージョガーズのメンバーとして走らせてもらいました。これからも、大阪の人たちに喜んでもらえるようなことをやっていきたいと思います。



――大阪マラソンで使用したミズノ「ウエーブデュエル」の履き心地はいかがでしたか?

eyeron:履いた感じが柔らかくて程良いフィット感があり、ソールも厚めで凄く走りやすいですし、今の自分に合っていると思います。

マラソンを終えたばかりですが、個人的には足に疲れがなくまだまだ走れると思っています。「ウエーブデュエル」は足をしっかりと保護して、スムーズに前へと運んでくれるシューズですよね。



――eyeronさんが愛用する「ウエーブライダー23」の感想もお願いします。

eyeron:「ウエーブライダー23」もフィット感が良く、凄く走りやすいシューズですね。ソールが厚く足を守ってくれますし、これから走り始める人から本格的に走り込むランナー全ての人の要望を満たしてくれると思います。



――今着用しているウェアのデザインが斬新で、おしゃれなeyeronさんにピッタリですね。

eyeron:ありがとうございます(笑)。デザインがお気に入りで、軽くて質が良いですし、街でも気楽に着ることができるので良いですよね。

マラソンで使用したマルチポケットパンツは、多機能で便利なので重宝しています。ジェルやスマホを携帯できるので、ランナーにとって必須アイテムだと思います。



――ランニングの素晴らしさは、どこにあると思いますか?

eyeron:ランニングは、シューズ1つがあれば自分が走りたい時にいつでもできるスポーツですからね。走ることによって気持ちがリフレッシュされますし、「走る人は皆友達!!」みたいに考えている人が多いのも素晴らしいと思います。

またマラソンでゴールをした時に、清々しい気持ちになることができます。人間の体は42.195km走れるような体ではないと思いますが、1つ1つ積み重ねたことによって走れるようになりますからね。何とも言えない喜びや達成感が生まれることによって、自分を褒めることができると思います。



――最後に、今後の目標を教えてください。

eyeron:大阪マラソンでは、最低限の結果になったと思います。悔しいですし、これをバネにしてリベンジを果たしたいですね。

目標を達成すると新たな言葉が出てくると思うので、それを楽曲に落とし込んだり、メッセージとして届けていきたいという気持ちがあります。

そして、1人のアーティストとして、もっと本質に迫るような言葉や自分にしかできない表現を追求していきたいと思います。ありがとうございました。


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