ニューノーマルな世界を走るひとへ|西野入流佳「変化を楽しみながら、ポジティブに進む」
新型コロナウィルス感染症の影響で、日々の過ごし方に変化があった人が多いはず。徐々にスタンダードになりつつある“ニューノーマル”な日々を送る、俳優・モデル 西野入流佳さんの、ランニングシューズとの日常。自粛期間中の過ごし方や、トレーニング時のオンタイムのランニングシューズの選び方から、普段のファッションに取り入れるオフタイムの使い方まで、ご自身のライフスタイルにまつわるさまざまなお話しを聞きました。
■憧れた「かっこいい男」に近づくため
――SNSにアップされるトレーニングをされている姿が印象的ですが、そもそも身体を動かすようになったきっかけを教えてください。
身体を動かすことは昔から好きで、幼少期からいろんなスポーツをやってきました。小学校低学年でスノーボードを始め、中学ではバスケを始めました。それから水泳をやったり空手もやったり…今でもスノボとバスケは続けています。トレーニングをし始めたのは、2年前くらい。自分のひょろっとした体型が嫌で、「かっこいい男になりたい」「ハーレーに似合う男になりたい」と思ったのがきっかけです。僕の大好きな、スパイダーマン役を演じた俳優トム・フォランドがめちゃくちゃかっこいいんですよ。そこで、パーソナルトレーニングから始めて、だんだん自分でもジムに通うようになって、月2、3回ほど通っていました。
――ジムではどのように過ごしていますか?
最初はかならず走ります。YouTubeでゲーム実況を見たり、Netflixでアニメを見ながら走っています。ゲーム実況もアニメ1話ぶんも、だいたい25分〜30分くらいのことが多いので、走るのにちょうどいい長さなんです。学生の頃は、ぜんぜん好きじゃなかった走ることも今はまったく苦ではないんですよね。自分が決めたスピードで走るのがとても気持ちよくて。走り終わってたくさん汗をかいたあと、自分がレベルアップした感覚になれるんです。
――新型コロナウィルス感染症の影響による外出自粛などで、今までの過ごし方とは変化した部分も多いと思います。ジムにも行くことが難しい時期もあったと思いますが、その期間はどのように過ごされましたか?
自粛期間中ジムには行けなかったのですが、トレーニング欲が高まり、家トレにハマりました。自宅にある懸垂機やダンベルなどで毎日筋トレをする日々を過ごしていたら、筋肉量が増え、体重も4キロくらい増えました。最初はYouTubeを見ながら始めて、そこから僕よりトレーニングに詳しい弟に聞いたりしながら続けていたら、Zoom越しででも「身体しっかりしたね」「変わったね」って言ってもらえるくらい変化がありました。今はもう戻っちゃいましたけど(笑)。その頃は食事も1日5食に増やして、プロテインもしっかり摂取していて。がっつりハマってましたね。
あと、運動していたのと同じくらいゲームもめちゃくちゃやっていました。ゲームの時間も相当増えましたね。ゲームやりながら筋トレもしたりして、誰よりも時間を有効活用していたと思います(笑)。そのおかげか、僕はあまり気分が落ちたりすることもなかった。ゲームもオンラインで友達と会話しながら一緒にやっていたので、寂しいと思うこともなく。家にいる時間が増えたぶん、部屋は常に綺麗にしておこうという気持ちにもなったし、ポジティブな気分で過ごせましたね。
■ランニングシューズを軸に、コーディネイトにアクセントを加える
――トレーニング中のお気に入りのスタイルを教えてください。
半袖のTシャツに長いパンツ、シューズはランニングシューズがお決まりのスタイルです。ジップパーカーを羽織ることもありますが、走って汗だくになるのですぐに半袖になっちゃいますね。半ズボンだとなんだか落ち着かないので、長いパンツは必須です。
シューズは、トレーニングといえど前半結構しっかり走るので、走りやすくて軽いものがいい。バスケの時もそうです。始めた頃から、バッシュはASICSでしたね。履きやすいし軽いし、僕の足にきっと合っているんですよね。色は、ウェアもモノトーンが好きなので、合わせてシューズも黒や白を選ぶことが多いです。
――普段のファッションではどのようなスタイルが多いですか?
上下ともラフにオーバーサイズで着るのが好きです。靴はいつもスニーカー。いろんなスニーカーを持っています。ブーツなどにトライすることもありますが、やっぱりスニーカーが一番しっくりきます。
今回はシューズにランニングシューズを合わせたので、いつもよりも足元がしぼられているシルエットのパンツを選びました。ランニングシューズのシュッとしたフォルムをしっかり見せたかったので。ストンとした太めのパンツだとランニングシューズのスマートな感じが浮いてしまうような気もするし、何より隠れてしまってはもったいない。あと、僕靴下が好きなので、靴下を見せるのもポイントです。シューズでは、派手なカラーを履くことは少ないですが、靴下ではいろんな色を入れるのが好き。黄色やオレンジの蛍光カラーみたいな派手な色も、靴下だったら履けちゃいます。
ランニングシューズを普段のファッションにミックスするのっておしゃれだし、何より長い時間履いても足への負担も少ない。僕は散歩が好きなので、よく歩く人には特におすすめしたいです。
■楽しみながら挑戦し続ける
――今後ご自身の思い描く姿や、目標を教えてください。
12月が誕生日で22歳になったんですが、22歳の年はいままでで一番忙しい年にしたい。21歳の年は、初めて経験したことが多い年でした。それこそ芸能のお仕事を始めたのも去年の12月ですし、そこから初舞台を踏んで、映像作品にも出演させてもらいました。なので、今年以上に新しいことをたくさん見つけて、さらに挑戦していきたいです。挑戦するって勇気がいることだし、僕はすごく緊張して踏み出すまでが大変なんですけどね。でも1、2年前の自分と比べたら、今の自分のほうが断然好きなんです。プライベートで友達といる時間も、撮影などの仕事の時間も楽しい。僕は、プライベートも楽しめていないと仕事も楽しめないと思っているので、両方とも100パーセントで楽しめるようにこれからも頑張りたいです。 ・・・あ!自粛期間中にもう一つハマったことがありました。サウナ!今でも週1くらいのペースで整いに行ってます。今では水風呂にもスッと入れる上級者ですよ(笑)。
■Profile
西野入流佳(Nishinoiri Ruka)
俳優 / モデル
1998年12月1日生まれ。神奈川県出身。