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running2020.11.18

ニューノーマルな世界を走るひとへ|V-Raceを楽しむために|浅野美奈弥「楽しみ方の可能性を求めて」

新型コロナウイルス感染症影響で、従来通りのマラソン大会やランニングイベントを行うことが難しくなったいま、オンライン上でそれぞれの場所から参加するバーチャルレースが新しい選択肢となりつつあります。

モデル・料理家として活躍されながら、女性のためのランニングコミィニティ「GOGIRL」を主宰、数々のバーチャルレース参加経験を持つ浅野美奈弥さんに、その魅力や楽しみ方を聞きました。バーチャルレースを存分に楽しむには。


喜びを噛み締めた、初オンラインマラソン



――これまでにどのようなバーチャルレースに参加していますか?

初めてのバーチャルレースはオンラインフルマラソンに参加し、その後主宰するランニングコミュニティ・GOGIRLでLiveRunを活用したオンラインランセッションを2度開催。Zoom配信が行われたフジロックランにも参加しました。


――初めてバーチャルレースに参加した経緯を教えてください。

残念ながら中止となってしまった名古屋ウィメンズマラソンの代替イベントに参加したのが最初です。私はその大会での記録更新を狙い、1年間計画的に練習を重ねてきていたので、中止になったときは目標が一気に失われ、とにかくショックでした。ただ、代わりにオンラインで開催されるということを知って、少しでも挑戦できる機会があることはとても嬉しかった。いまできる範囲でがんばろうと気持ちを切り替え、累積型のコースで10㎞と30㎞で2回にわけて走りました。30㎞を走っているときは、「これが本当の大会だったら、そろそろキツくなってくるころだな」「今ごろ声援に励まされているんだろうな」って想像を膨らませながら。無事に42.195㎞走りきったものの、4月初旬の新型コロナ禍真っ只中。距離をしっかりとって密を避け、マスクを着用していたものの、走るという行為自体が冷ややかな目で見られてしまうような時期だったこともあり、完走したことは誰にも言えなかった。SNSでシェアすることもできなかったので、ひとり静かに喜んでいました。いま初めて完走したエピソードを話しましたね。


――オンラインマラソン完走後の心境はいかがでしたか?

完走できて、後日完走賞もいただけて、もちろんとても嬉しかったです。ただ、走ったあとの喜びをその場で共有する・人に伝えるということが、こんなにも大きなことなんだと実感しました。走ったことは楽しかったし、記録にも残って、嬉しいことには変わりないけど、本来の大会でみんなで共有するその嬉しさは、やはり格別ですよね。


バーチャルだからこそのつながりを。



――では、ご自身が開催されたというオンラインセッションについて、お聞かせください。

私たちのランニングコミュニティ・GOGIRLも、コロナ禍において集まって走ることが難しくなりました。離れていても何かできないかと模索していたときに、LiveRunというアプリを知り、実際それを使用したセッションをやってみたところ、参加してくれたみんなの反響が大きくて。これまでに2度開催しました。参加者はそれぞれの場所にいながら、アプリを通じてつながり同時に走りはじめる。主催の私たちは参加者の距離やペースをオンライン上で確認できます。それをライブ実況したり、事前に募集した質問に答えたり、GOGIRLのテーマソングを流したりもしました。ラジオのように聞きながら走ってもらえたので、まるで一緒に走っているかのような気分になれて、楽しかった。ともに走る楽しさをオンラインでも味わえたのは、幸せでしたね。


――マラソン大会以外のランイベントもオンラインで開催されています。オンラインランイベントにも参加されたとのことですが、いかがでしたか?

毎年フジロック会場にて行われる、フジロックランのオンライン配信に参加しました。オンラインでの参加だったのにも関わらず、めちゃくちゃ楽しかった。フジロックランは、同じ場所に集まってともに走るという、同じ経験を共有することが大きな魅力だと思うのですが、実際に会っていないのに、まるで集まっているような感覚がありました。配信で見れる顔ぶれが顔なじみのメンバーだったこともそうかもしれませんが、そこで繰り広げられる会話の内容が大きかったと思います。去年の思い出やエピソードを聞いて、実際のイメージが湧きやすかった。あと、私は前日からすごく楽しみにしていたことを覚えています。去年の写真や動画を見返したりしていたので、より気持ちが高まったんだと思います。明日本当にフジロックランに行くかのように、ひとり前夜祭をしてました(笑)ただ、これはフジロックランだけではなく、マラソン大会でもそうですよね。前年の大会の話をしたり、参加した人から話を聞いたり。経験を共有しながら気持ちを高め、会場に向かう。そんな気分でした。


――マラソン大会の代替としてのオンラインマラソン、ご自身が主催されたイベントでのオンラインセッション、マラソン大会以外のランイベントのオンライン版と、さまざまなバーチャルレース経験をされていますが、仮にタイムを狙うようなバーチャルレースが行われるとしたら、どのようなイベントに参加したいですか?

個人的には、自分でコースを決めて自分で計測してということになると、「このコースは不利ではないかな」「本当にタイム計れているかな」など、他の人との条件の差が気になってしまったり、不安な要素がたくさんあります。なので、場所は競技場などに共通のコースが設けられているけれど、密にならないように指定された時間が異なるような、オンラインとオフラインの間のイベントがあったら理想ですね。同じ場所でも、時間が違うので、みんな一緒に走るわけではない。そうなると、順位がのちのち発表されることになって、結果を待っている時間も楽しめそうですね。


広がるバーチャルレースの楽しみ方。



――神戸マラソンや奈良マラソンがASICSの協力のもとオンラインで開催されるなど、日本各地でさまざまなバーチャルレースが開催されています。オンラインマラソンなどバーチャルレースの魅力を感じる部分はどこですか?

会場に行かなくても参加できるのは、とても魅力的です。会場に行くという楽しみもそれはそれであるので優劣をつけることはできませんが、その場に行く手間がかからないことは、参加のハードルを下げてくれると思います。極端な話、起きてすぐだったとしても、シューズを履いて家の玄関出た瞬間から参加できる。実際の大会には出たことがなかったとしても、オンラインであれば気負うことなく気軽に参加できると思います。


――バーチャルレースにこれから参加する人たちに向け、アドバイスをお願いします。

周囲の状況にはしっかりアンテナを張って安全に。音声コンテンツ(※)があるものだと、普通に音楽を聴くよりも聞き入ってしまう場合も多いと思います。私も周囲の環境音をある程度拾えるイヤフォンを使用するなど、注意しながら走っています。また、実際のイベントや大会とは違い、一人で走ることになると思うので、選ぶウェアやシューズで気分をあげることもおすすめです。気分を高める要素を、外部ではなく自分でつくる。シューズに関しては、私はクッション性があって、しっかり前に進んでくれるシューズが好きなので、そういった好みのシューズを意識的に選ぶようにします。

(※)ASICSがサポートする奈良マラソンONLINE2020では、レース参加中に聴くことのできるスペシャルな音声コンテンツが楽しめます。



――今後もバーチャルレースに参加していきたいですか?

大会となると、私はその場の空気を全身で味わうのが好きなので、また実際の大会に参加できる日が待ち遠しいです。ただ、オンラインの大会などのバーチャルレースは今後も参加していきたい。私も初めてオンラインマラソンに参加してから、まだ半年程度。最初のオンラインマラソンのときには、誰かとつながろうというアイディアすらなかったので、いまだったらもっともっと楽しめたなと思います。参加するなかでいろんなことがわかってきて、どんどん楽しくなっていますし、さらに楽しみ方をさぐっている途中でもあるので、これからはその楽しさを共有していきたいです。



それぞれ場所で各々参加できるバーチャルレースだからこそ、楽しみ方は多様に存在します。ASICSではさまざまなバーチャルレースを主催・サポート。ぜひ、あなただけの特別な楽しみ方を見つけてください。ともに、走ることを楽しむために。

https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/virtual_race
 


Profile 



浅野美奈弥(Asano Minami)

モデル / 料理家

平成3年3月3日生まれ。北海道出身。学生時代からモデル活動を始め、DJなど幅広く活動。2018年7月、ケータリング「美菜屋」を本格始動。ガールズランニングコミィニティ「GOGIRL」主宰。

Instagram: https://www.instagram.com/minami_asano/

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