ランニングでキャップを被る必要性って? キャップの効果と選び方
シューズやウェア、ソックス、ウエストポーチ、サングラスなど、ランニングを楽しむ際に必要なアイテムはいくつか考えられます。より快適にランニングを行いたい場合は、ランニングキャップも用意しておきたいアイテムのひとつです。
ランニング中にキャップを被ることによって、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、ランニングキャップを被ることによるメリットや、ランニングシーンに適したキャップの選び方をご紹介します。
【目次】
■ランニング時にキャップを被る必要性
ランニングは通常、屋外で行うことが多いスポーツです。日差しが強い日中の屋外でランニングを行う際は紫外線が気になりますが、ツバのあるランニングキャップとサングラスを併用すれば、日差しが顔や頭皮に直接あたるのを防げます。
夏場の日焼けや熱中症対策として、キャップは欠かせないアイテムといえるでしょう。
晴れた日だけでなく、雨の日にランニングを行う場合も、キャップを被っていれば雨が直接頭にあたることはありません。内側に汗を止めるためのバンドが付いたランニングキャップなら、汗が目に入るのを防げるため、ランニングに集中できます。
また、髪の毛が長い方の場合は、キャップで前髪を固定できるため、走る際に髪の毛が気になりづらくなる点もメリットです。
■ランニングキャップの選び方
ランニングキャップは、機能性に優れたものからおしゃれなデザインのものまで、多くの商品が販売されています。より快適にランニングを楽しむためには、ランニングシーンに適した機能性を備えたキャップを選ぶことが大切です。
ここでは、ランニングキャップの選び方のポイントをいくつかご紹介します。
・通気性が良いかどうか
暑い時期のランニングは、体温や日差しなどの影響で、キャップ内に熱がこもりやすいです。熱がこもると熱中症のリスクが高まる恐れがあるので、通気性に優れているキャップを選ぶ必要があります。
通気性にこだわりたい方は、メッシュ素材で作られているものや、ベンチレーション機能があるものがおすすめです。
また、キャップの裏地だけメッシュになっているタイプは、通気性と保温性を両立できるため、年間通して使いやすくなります。
・防水性や撥水性
雨の日のシャワーランを行いたい方は、防水性や撥水性に優れているキャップを選びましょう。防水性や撥水性に優れたキャップは雨を通しづらいので、帽子が重くなったり髪が濡れたりするのを防げます。ツバが長いタイプなら、雨が目に入るのを防げるため、視界も確保しやすいです。
ただし、防水性や撥水性に優れたキャップは通気性が悪いことも考えられます。ランニングを行う日の天候や走る場所に応じて、通気性に優れたものと防水・撥水性に優れたものを使い分けるのもおすすめです。
・頭に合ったサイズを選ぶ
頭に対してキャップのサイズが大きすぎると、走っている最中に風などで飛ばされてしまう可能性があります。一方で、サイズが小さいと締め付けが強くなり不快感を覚えやすいので、自身の頭の大きさに合ったサイズのキャップを選ぶことが大切です。
ランニング用のキャップにはアジャスターが付いていてフィット感を調整できるタイプも多いため、少し大きめを選んでサイズを調整するのも良いでしょう。
・キャップのカラー
キャップのカラーも、快適なランニングを楽しむ際に大切な要素です。
黒や紺色などの濃い色は、熱がこもりやすい一方で紫外線を吸収するため、日焼け対策として役立ちます。UVカット機能を備えている素材を使った色が濃いキャップと日焼け止めを併用すれば、より日焼けを防ぐことができるでしょう。
ただし、気温が高い時間帯の着用には向いていません。朝や夕方といった時間帯にランニングを行う場合におすすめです。
黒などの濃い色とは逆に、白色は日差しを反射する性質を持っています。キャップが熱くなりづらいので、日差しが強いシーンの熱中症対策としてキャップを活用したい方は、白色の商品を選ぶのがおすすめです。
・キャップのデザイン
ランニングキャンプはデザインやカラーの種類が豊富です。ランニングウェアに合うデザインかどうかをチェックしておけば、おしゃれにコーディネートを楽しむこともできます。
夏はツバやサンシェードが付いていて日差し対策として使えるキャップ、冬は防寒性に優れるニット帽タイプを被るなど、季節に応じて使い分けるのもおすすめです。
・折りたためると持ち運びに便利
ランニングキャップの中には、ツバの部分が柔らかくコンパクトに折りたたんで持ち運べる商品もあります。
自宅周辺で短時間のランニングを行う方はあまり気にする必要はありませんが、通勤ランや長距離ランを行う方の場合は、キャップをリュックに入れて持ち運ぶことも考えられます。
ツバが硬いキャップはかさばりやすいので、キャップを持ち運ぶ機会が多い場合は、折りたためるかどうかも確認しておくと便利です。
・夜走る場合はリフレクター付きがおすすめ
日差しが強く気温が高い夏場は、早朝や夜間などの比較的涼しい時間帯にランニングを行う方も多いかもしれません。早朝や夜間は気温が上がりきっておらず快適ですが、時間によっては暗く視界が悪いことも考えられます。
そのような時間帯にランニングを行う方は、安全面に配慮し、リフレクター(反射板)が付いているタイプのキャップを選ぶようにしましょう。
リフレクターが自転車や車のライトを反射してくれるため、自身の視認性を高めることができます。
■ランニングキャップのお手入れ方法
ランニングキャップは、ランニング中にかいた汗をたくさん吸収しています。黄ばんだり嫌なニオイが発生したりする原因になるので、2~3回のランニングごとを目安に、使い終わった後はこまめに洗うことが大切です。
ただし、洗濯機に入れて洗うとツバが潰れてしまい、型崩れを起こす恐れがあります。キャップの洗濯表示を確認のうえで、問題ない場合は優しく手洗いするようにしましょう。
洗濯が行えるランニングキャップを手洗いする方法は、以下の通りです。
【ランニングキャップの洗い方】
1.洗濯桶などにぬるま湯と中性洗剤を入れ、洗濯液を作る
2.キャップを洗濯液に浸し、傷付けないように優しく押し洗いをする
3.落ちづらい汚れは洗濯ブラシや歯ブラシで優しくこする
4.汚れが落ちたら洗濯液を捨て、洗剤が残らないようにきれいな水ですすぐ
5.タオルで包み、水分を拭き取る
6.風通しの良い場所で平干しする
キャップに洗剤が残っていると色落ちなどの原因になるので、すすぎは丁寧に行うのがコツです。平干しする際は丸めたタオルやザルなどを入れておけば、キャップの型崩れを防げます。
洗濯不可の表示があり手洗いが難しいキャップの場合は、布用の消臭スプレーなどを活用してお手入れしておくと良いでしょう。
■キャップを用意して快適に走ろう
日差しを遮ったり、頭部に雨が直接あたるのを防いだりと、キャップはランニングを快適にする機能が備わったアイテムです。特に日差しが強く気温も高くなる夏の時期は、日焼けや熱中症対策に欠かせない必需品といえるでしょう。
商品によっては冬場の防寒対策としても活用できるので、走る環境に合わせて素材や機能性の異なるキャップをいくつか用意しておくのもおすすめです。
ランニング用にお気に入りのキャップを用意しておき、より快適に走ることを楽しみましょう。
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