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running2021.12.08

スポーツデポ ・アルペン限定販売『アディダス アディスター』を徹底解説!

■アディスターがスポーツデポ・アルペン 限定販売モデルで登場(※)

アディダスと言えば、「アディゼロ タクミ セン 7」をはじめとしたレーシングラインナップがトピックとして取り沙汰されることが多いですよね。

でもトレーニングの大半は、レーシングシューズを使うようなワークアウトではなく、ジョグやLSD(ロング・スロー・ディスタンス)ですよね?積極的にランニングを楽しんでいる皆さんはわたしも含めて、実際、デイリーで使用するトレーナー、デイリートレーナーがマスト、使用機会も多くなるはずです。

ということで今回は、「アディスター」がどんなシューズなのか早速ご紹介しましょう!


■ノンブーストの軽量なデイリートレーナーモデル

このモデルは、アディダス独自フォームブーストを搭載していません。ブーストフォームは反発弾性が高い素材で2013年以来アディダスのデイリートレーナーに搭載されているフォームです、しかも、耐久性が高い素材なのですが、いわゆるスポンジ構造ではないので少し重量が出てしまいます。

今回のアディスターはそういった意味でもスポンジ構造のEVAで作られていて、ウルトラブーストなど他のラインナップと差別化がされているのですが、それよりそのソール全体の構造に大きな特徴があります。

ソールユニットは、推進力を作るローリング構造を前面に後続部には少し硬度を高めた踵まわりの安定感を作るパーツの2部構成になっています。いわゆる舟底(ロッカー式)ソールのモデルとなるわけですね。強くランニングをガイドする構造ですよね。


■6mm低ドロップのロッカー式ソールを採用


前足部が大きく跳ね上げた6mmの低ドロップロッカー式ソールは、トラディショナル(坂道)なソールが多いアディダスでは異彩。立ったまま足を揃えて、揺らすとこのアディスターは前方に大きく揺れを作ってくれます。

走り出すともう一点、アッパーシューズ上部からはみ出るぐらいにソールユニットが張り出した超安定設計が効いて、横振れが全くなく、足が地面についた瞬間に前に転がるような感覚が出るシューズスタイルとなっています。

ランニングにおいて接地時間が短いことは、スクワットポジションの時間が減るわけですから筋活動量が減って、ランニングが楽になる大きな要素な訳ですよね。

ということもあって、これはデイリーのジョグや、ロングスローディスタンス(LSD)に最高のシューズですね。わたしも先日3時間ゆっくり走るのに使いましたが、快適でした。踵の高度の違うEVAパーツも効いていますね。


■アディダスと言えば、リサイクル素材+コンチネンタル


ソールにはリサイクルEVAフォームが使われています。

これはパーレイ・オーシャンプラスチックと言って海洋漂流ペットボトルを回収してリサイクルされたもの。さすが循環型社会が進んでいるヨーロッパ、ドイツのブランド。2024年には100%リサイクルマテリアルでプロダクトを作ることを目標にしているというまさにその象徴のようなシューズになっています。

また、アウトソールには自動車やレース自動車でお馴染みのコンチネンタルラバーが搭載されています。この真っ黒のすすが入った自動車のラバーは耐久性が良いので、これはコストパフォーマンスが高いですよ。


■全体的な印象(コンクルージョン)


今回リリース発売されたアディスターは、素材も厳選して軽量化・安定感が高いシンプルなデイリートレーナーモデルに仕上がっています。

それでいて価格15,000円(税込)と価格もほどほどでバランスの取れた、耐久性があるモデルが欲しい、LSD用に1足って方には、購入する価値のあるモデルだと思いますよ。もちろんロッカーが効くモデルはランニングビギナーにもぴったりです。

ただ、今回、EVAフォームを選択していますので、ブーストフォームのようなバウンドがあるフォームをイメージしないで欲しいです。それはウルトラブーストですからね。

アディスターは、クッションのコンフォート感より、LSDなど長い距離のランニング中の、ロッキング機能による“ロンガー〜より長く〜“の機能性を優先させたデイリートレーナーだと言っていいでしょう。

言わばLSDならアディスターを履け!ぐらいの、そういう意味ではアディダスのラインナップとしても新しいポジションになると言っていいでしょうね。

※1/4よりアディダス直営店でも取扱い開始。


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