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running2022.10.10

ブレない定番の進化!ミズノ ウエーブライダー26(WAVE RIDER 26)」を体験せよ!

定番『ウエーブライダー』がモデルチェンジ、『ウエーブライダー26』となって10/1から販売がスタートしています。

そして、今回、発売前にこのシューズを試す機会がありましたので、いち早く皆様に、その履き心地と、そして、どんなランナーが履いたらいいのか、それらをお届けしたいと思っております!

今回のライダーとってもいい感じにアップデートしていますよ。是非一人でも多くのランナーの皆様に試してもらいたいので気合を入れて紹介していきましょう!


■定番中の定番スタイル、それがライダーシリーズ

ミズノ ウエーブライダーシリーズは、他社も含めて発売されているモデルの中で、”12mmドロップ”という最も傾斜がソール形状を持った坂道スタイルモデルです。近年、ドロップを低くして舟底状の揺れを作る潮流スタイルに対して、このトラディショナルなこの坂道の傾斜はシンプルにランナーを前方に運ぶスタイルと言えます。まさに定番スタイルなのですね。


『ランニングに怪我がなくならない』という課題に対して、ランナーのランニングシューズによる前方方向へのガイドには、簡単に言えば、近年バリエーションが増えているわけなのですが、ミズノ ウエーブライダーは26代もの間、ブレずにこの定番スタイルを貫いています。

この定番スタイルへのこだわりこそライダーそのものと言ってもいいと思うのです。そして、それを貫いたその結果、その立ち位置は逆に新鮮になっていると言えるかもしれませんね。

もうすでに1足は他のブランドのシューズは持っていて、それも潮流のスタイルのデイリートレーナーだとしたら、このライダーは、むしろある種の新鮮なライド感をあなたに提供してくれるかもしれませんよ。


■ミズノウエーブあってこそミズノランニングシューズ

ちなみに、今回ライダー26という定番が進化した大きなトピックはクッション性の大幅アップ。2mm厚みを増した「ミズノエナジー」のミッドソールは、反発弾性が約30%、柔らかさが約20%向上しました。


2mm?と言わないでください。“たかが2mm、されど2mm“。ワンサイズ5mm変わったら大きな変化がある足元の世界の2mmです。大きな変化だと思ってください。

これは、トレンドの”ソフトなクッション感”を追求した結果なのですが、やはり、そこはミズノ、ただの”柔らかい素材”にならないためにも「ミズノウエーブ」がそこには必ずセットということわけなのですね。1997年に発売された初代ライダーにはじめて搭載され、ライダーにはなくてはならない存在、それが「ミズノウエーブ」です。

今回は環境に配慮した植物由来のナイロンプレートなのですが、これは「クッション」と「安定感」という「柔らかくて」「硬い」という相反する機能性両立を実現しようと開発・改良が繰り返されてきたもの。そして、今回も時代に合わせた進化・アジャストを見せています。


※イエローの素材がライダー26のウエーブプレート(左端の穴は実際のシューズでは空いていません)


試行錯誤を繰り返して、プレートの位置、カタチ、素材の厚み、素材の剛性など、こだわり抜いたミズノプレートが搭載されて、今回もミズノ伝統の「柔くて」「硬い」、ちょうどいい硬さのクッションで、安定感はしっかりある、そんなモデルになっています。


■フィット感へのあくなき挑戦、ミズノのこだわり

ライダー26の開発者に関わった鈴木さんとライダー26で皇居1周ランをして話した中、強調されていたのは、アッパーのフィット感。そうですね、わたしも、より幅広いランナーの足型を包み込む良いラストのアッパーになったと感じます。


まず、アッパーに縫い目が少ないシームレスなアッパーは、シューレースで締め付ける甲まわりの剛性を3Dプリントで貼り合わせたスタイルにして、ソフトなタッチとしっかり感を両立させた徹底的に縫い目は排除したものになっています。かつてのような縫い合わせるスタイルでは、縫い目がある部分は結局そこだけ素材が厚くなり、縫い目自体も存在感が出て、スレや不快感の原因にもなりかねません。それが”フィット感のこだわり”のその1です。

一方で、アッパー自体がシームレスなエンジアードメッシュになった今、ともすれば、ややテントのような剛性が足りない感じになってしまうので、そこは、シュータンに内包してガセット状に包み込むフィット感が足をしっかり包み込む効果的な構造として一般的になってきています。

もちろん、前回の25代目もその仕様でしたが、今回のガセットタンはさらに進化。いわば飛行機の羽のようなカタチをした1枚もののタン構造になったのと、やや配置も後側に下がったので、足まわりの引っかかり感、あたり感も大幅に良くなりました。これが”フィット感のこだわりその2”、ワイド設定もありますが、イメージとして、ランナー体型の方はレギュラーで大丈夫という感じがしますね。


■デザイン性、そしてプライスも魅力のライダー26

アメリカ、通称”トラックタウン”陸上の町、ポートランドでデザインされたアッパーデザインは、シンプルなデザインでスタイリッシュ。普段履きなどファッションでもOKな感じ、アメリカのアスレジャー文化(アスレチックウエアを普段着にする)をそのままカタチにしたようなスタイルになっていて、カラー展開も豊富ですね。

そして、これだけのアップデイトやこだわりがある中、しかも、この円安状況下で、14,850円(税込)は衝撃プライス、お求めやすい価格設定もうれしいですね。ランニングビギナーから、2足、3足目のランナー、実力者のジョグなどデイリートレーニングなど『ランナーを選ばない』1足だからこそ、ヘビーローテーションで使ってほしいからこそのプライスです。


個人的には、他社のレーシング、あるいはミズノのレーシング履いていて、レースにも頻繁に出場しているような「市民アスリートランナー」にも履いてほしいですね。基本的には、この手のデイリートレーナーモデルは、シンプルに“ゆっくりペースでの動作”をフォローする機能性があるモデルですから、初心者だけが履くようなイメージは彼らがどんどん壊してほしいです。

すべてのランナーで、トレーニングのほとんどがジョギングです。つまり、ランニングをはじめたばかりの方でも、長年走っている方でも、ランナーを選ばない、どなたも使う場所、用途があるシューズ、そんなライダー26みたいなシューズが誰でも必要というわけですね。

まず直接履いてみて感触を試してみてください、おすすめです。
 


<著者プロフィール>

ランニングシューズフィッティングアドバイザー

藤原岳久(F・Shokai 【藤原商会】代表)


日本フットウエア技術協会理事

JAFTスポーツシューフィッターBasic/Advance/Master講座講師

足と靴の健康協議会シューフィッター保持


・ハーフ1時間9分52秒(1993)

・フルマラソン2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン) 

・富士登山競走5合目の部 準優勝  (2005)

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