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running2023.10.05

街で履きたい大本命!「New Balance Fresh Foam X 860 v13」

ニューバランスのランニングシューズの中で最も入門編としておすすめなのがこの「860」品番。

すでに今回で13代目となり、その信頼は確かなものです。

その性能に対してわざわざ僕が言うこともないかと思い、今回は自分ならではのちょっと違った視点からこのシューズをおすすめしたいと思います。

ですがまずは軽く機能にも触れておきましょう。


独自機能ミッドソール「Fresh Foam(フレッシュフォーム)」は、代名詞となる凹凸のハニカム構造にすることでクッショニングと安定性を共存。二層構造にすることで更にその性能をアップさせています。


スタビリティーモデルに位置する「860」は、この内側の盛り上がったフォームが一番の特徴。


真後ろから見てみるとよく分かりますが、内側(右側)の盛り上がったパーツが左右非対称なのが分かります。

これにより内側への倒れ込みを防止し、プロネーションをサポートしてくれるのです。


ソール形状も広くて安定感があります。アウトソールラバーもしっかりしており耐久性も安心です。

と、ここまでランニングシューズの性能をおさらいしてみましたが、今回のモデルで一番自分が感じた推しポイントはここです。


このアッパーデザイン。

高性能なエンジニアードメッシュを使用している点はパフォーマンスシューズとして当然なのですが、なんだか今までのシリーズと比べて違和感ありませんか?

それは、「N」です。


この「N」が今までは、


これだった訳です。

でもこれが、


いわゆるこれ系になったんですね。

それってどういうことかと言うと、我々ファッション系ランナー(笑)が待望してた、ライフスタイル系のニューバランスデザインが、パフォーマンス系と融合してくれたってことなんです。これはほんと朗報です。

そして今回のカラーリングが、


個人的には自分でも履いているこのオフホワイト×バーガンディーが一番ニクイと思っていまして、だってこのカラーなんて、アイビーリーグのハーバード大学カラーなわけじゃないですか。もうこのシューズはパフォーマンスランニングシューズの域を超えて、アメカジアイテムですよ。ボタンダウンシャツにチノパン履いてこのシューズを履けば、現代的アイビースタイルの出来上がり。このシューズは個人的にビームスで取り扱っていてもおかしくないほどイケてると思っています。


他のカラーですが、このネイビーもかなりいいかんじです。

ネイビーのトーンとグレーがかったソールとのバランスが、往年の900番台シリーズの雰囲気です。これもかなりかっこいい。


そしてこのブラックです。

もはやこれはライフスタイルと同格のファッション的アプローチ。多くの方が共感する、このシリーズの大本命カラーでしょう。


ちなみにこの前860を履いて練習会のペーサーをしてきましたが、キロ4分ペースも難なく走れて、このシューズの汎用性は身を持って実感しております。

そしてこのシューズを普段のスタイリングに使ったファッションコーディネートですが、


例えば僕が履いてるこのバーガンディーカラーは、こんな感じでホワイトとベージュで挟んであげれば、アイビーテイストを醸したスポーティースタイルになります。

ミッドレングスのラインソックスを合わせればなおのことその雰囲気です。

でも全てのアイテムがパフォーマンスおよび速乾アイテムですので、これも立派な“いつでも10km走れるコーディネート”です(笑)

ということで今回のニューバランス860は、パフォーマンス部門史上もっとも普段利用がしやすいランニングシューズだと思いました。

活躍の場が広いこのシューズ、ぜひチェックしてみてください。
 


<著者プロフィール>

牧野 英明

BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。

自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。

「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。

ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。

Instagram: @makinohideaki

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