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running2024.02.07

ランナーの数だけ使い方あり!アシックス NOVABLAST 4(アシックス ノヴァブラスト 4)が一新されました!

■アシックス NOVABLAST 4(アシックス ノヴァブラスト 4)登場!

2024年の年明け早々、アシックス NOVABLAST 4(アシックス ノヴァブラスト 4 以下: ノヴァブラスト 4と記述)のシリーズ4代目がローンチされました。

3代目もかなり人気があったモデル。今回は一言で言うと4代目は、まさに“一新”された好アップデイトになりました。では、早速ご紹介していきましょう。


■FF BLAST PLUS ECO(エフエフブラストプラスエコ)にパワーアップ!

今回ノヴァブラスト 4は、ちょうど1年前の同じタイミングでローンチしたGEL-NIMBUS 25(ゲルニンバス 25)に初めて採用された「FF BLAST PLUS ECO(エフエフブラストプラスエコ)」ミッドソールに、前回の「FF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)」から変更されています。

これは、約24%再生可能なサトウキビ由来の素材を使用、環境負荷に配慮したサステナブルなモノ作りながらも、このポンポン走れるクッション性の良さに象徴されるように、機能性も損なわない作りになっているという、このバランス感がポイントです。

昨今の地球規模の気候変動からしても地球環境に優しいことはマストですが、リサイクルすることや、天然素材を使用するサステナブルな製造方法を採用してもなお“技術の進化を続ける”ここは重要です。それがスポーツの楽しみの道具であり、そして、サステナブル(持続可能性)は、文化レベルを落として我慢することでないですからね。


■ポンポン走れるクッション性はやみつきになる!

早速実走、ファーストインプレッションから前回同様、とにかくポンポンとリズムよく走れるデイリートレーナーモデルだなあという印象です。そしてクッション性はパワーアップしている感じがありますね。そして軽いです、本当に軽い。

そして前作を超えた感のあるクッションを個人的には感じています。そしてミッドソールのボリュームが増えていることから多少重量は増えています。ただ、デイリートレーナーモデルとしては依然として十分に軽い240g(手元にあるメンズ25.5cm)で、履いた感触は実際のグラム数よりもっと軽量感を感じることができるはずです。

ミッドソールの裏側の中央部分の窪みは、荷重がかかったときに変形して復元する構造原理、これがトランポリンのように走れる「推進力」の隠し味のようです。また踵のボリュームあるデザインは、今回も健在で、さらに張り出した感もあってそのデザイン性からもクッションや安定要素を感じられるように工夫されているようで、そんな「安定感」と軽量感とのバランス感は本当に絶妙だと思います。


これは、まさにアシックスが大事にする設計思想「ヒューマンセントリックサイエンス(人間中心の科学)」に沿ったもの。難しいこと抜きにいい、難しいこと抜き履きやすい、ランナーのニーズをシンプルに叶えるような、そんなアシックスの中では垢抜けたラインナップ、それがノヴァブラスト 4なわけですね。


■これは、しっかりとしたテンポアップシューズと言った方がいい

そういった意味でも個人的には、ノヴァブラスト 4はLSDよりジョグに使いたいモデルですね。もっと“セーフティーなイメージでジョグ、LSDをする”パッケージならPureGELクッション搭載の「GEL-NIMBUS 26」や「GEL-KAYANO 30」ですが、このノヴァブラスト 4は、まさに“快適にジョグをする”パッケージって感じています。

ですからデイリートレーナーというよりむしろ、“しっかりとしたテンポアップシューズ”という形容がいちばんフィットするのかもしれません。このポンポンリズム良く後押ししてくれるクッション性と8mmドロップのガイドは、テンポアップしたスピードでもはっきり言って心地よいです。ちょっとスピード出したくなりますからね。

フルマラソン完走なら、ニンバス、カヤノですけど、ですから、サブ4ランナーを目指すランナーならレースデイシューズとしてもこのノヴァブラスト 4はピッタリなのかなと思います。

キロ5分40秒のペースを42.195km走るのに、いたずらに軽量でなくてもカーボンプレートが搭載されていなくても、このような“軽量感”と“安定感”のバランスのあるシューズは堅実な仕事をしてくれるはずです。特に、後半に課題のあるランナーならこのシューズをオススメしたいですね。


■ランナーの2足目、3足目に選んで欲しいモデル

また、そういう感覚からも、ビギナーランナーの初めて1足というイメージではないと個人的には思っています。クッションはあるのですが、“しっかりとしたテンポアップシューズ”と形容したようにノヴァブラスト 4は、ポンポンと前に進む呼応性がいいクッションを持っています。ちゃんと着地して、ちゃんと蹴り出しているランナーこそ履きやすいモデルなのかなと感じました。

ですから、しっかりとしたランニングフォームを身につけるまでは、まずはPureGEL搭載でもっと安心感があるニンバス、カヤノなどアシックス伝統のラインナップから選んでもらって、シューズからインプットをたくさんもらったほうがいいと個人的には思いました。

とは言え、やはりこのアッパーのフィット感としっかりとしたヒールカップの安定感は紛れもないデイリートレーナーモデルですから、それらの履きわけ用として2足目としてノヴァブラスト 4を持つのは大賛成です。1足使用占有率が高いランニングは、怪我のリスクが報告されていたりもします。是非ランニングを続けていくつもりなら履きわけて使って欲しいからです。


■温室効果ガスの見える化を推進

24%サトウキビ由来で作ったFFブラストプラスエコミッドソールをはじめ、サステナブルなテーマをクリアして、尚かつ機能性も維持どころかアップしたノヴァブラスト 4ですが素材収集、プロダクト作成、廃棄される中での温室効果ガス排出量を「見える化」していることも注目してください。

インナーソール踵部分に書かれている+11.2kg Co2eという数字は、一般的なシューズで排出される量+14kg Co2eを大きく下回るカーボンフットプリント(温室効果ガス排出量)になります。

ちなみにGEL-KAYANO 30が +10.7 Co2e、GEL-NIMBUS 26が+10.8 Co2e、GT-2000 12が+9.9 Co2eとなっていて、GT-2000 12の排出量はかなり抑えられている印象ですね。


■こんなに多機能でリーズナブルなプライスには驚き

あるときはデイリートレーニングとして、またあるときは結構走力があるランナーだって惹きつけるような軽さとバウンド感があり、それはフルマラソンのレースデイシューズにだってなりえる、ランナーが数だけ履き方があるそんなモデルがノヴァブラスト 4ですが、その価格がなんと15,400円(税込)とは驚きのプライスです。

このグレードの他社モデルの価格帯平均から考えても“安い“と形容すべきプライスレンジでしょう。そういう観点からも是非、今履いているデイリートレーナーモデルがダメになったからというより、使い方によってはいろんな顔を見せてくれるシューズですので、2足目、3足目のローテーションのシューズとして揃えて欲しい1足だと思います。
 


<著者プロフィール>

ランニングシューズフィッティングアドバイザー

藤原岳久( FS☆RUNNING(旧 藤原商会)代表)


日本フットウエア技術協会理事

JAFTスポーツシューフィッターBasic/Advance/Master講座講師

足と靴の健康協議会シューフィッター保持


・ハーフ1時間9分52秒(1993)

・フルマラソン2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)

・富士登山競走5合目の部 準優勝(2005)

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