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running2024.11.01

「CW-X」× 神野大地、コンディショニングの重要性を学ぶ特別イベント「Baby School」が Alpen TOKYOで開催!

2024年の秋、Alpen TOKYOで開催された特別イベントは、コンディショニングウェアブランド「CW-X」が提供する「コンディショニングの大切さ」と「カラダを動かす楽しさ」を伝える場となった。このイベントは、株式会社ワコールが展開するCW-Xの新しい取り組みである啓発的活動「Baby School」として記念すべき第1回目の開催。特別ゲストとして、マラソンランナーの神野大地さんが登壇し、会場は熱気に包まれた。


コンディショニングと練習の向き合い方

神野さんの挨拶から始まったイベントでは、まず「ウォーミングアップ」の重要性について語られた。

「ウォーミングアップには、怪我を防ぐことと、速く走ることという2つの目的があります」と神野さんは話す。

市民ランナーの増加に伴い、正しい準備運動の重要性が高まっていると強調し、日々のトレーニングでの怪我予防のポイントを参加者に伝えた。


さらに、神野さんはエリートランナーが実践する「動的ストレッチ」の実例を交えながら、筋肉を温め、関節の可動域を広げることが、パフォーマンス向上にどれほど重要かを分かりやすく説明した。続いて、運動後に行う「静的ストレッチ」の重要性や、交代浴、質の良い睡眠、栄養バランスの取れた食事が、カラダのケアに欠かせない要素であることを熱心に語った。


CW-Xの最新タイツの魅力と実用性

次に紹介されたのは、CW-Xの最新タイツ「ジェネレーターモデル」だ。MCから「レースや練習中に体をサポートするアイテムとして、このような機能タイツはどのように役立っていますか?」と問われると、神野さんは「普段のジョギングからハードな練習まで使っています」と答えた。

特に冬場にはロングタイプを愛用しているという神野さんは、膝のサポート力を高く評価し、初心者やこれからランニングを始める人にもロングタイツを強く勧めた。また、ジェネレーターモデルはテーピングのような役割を果たし、通常の貼るテーピングで起こり得るズレや剥がれの心配がないため、安定したパフォーマンスを発揮できる点が大きなメリットだと語った。

「接骨院のテーピングでは剥がれる心配があるが、このタイツはその不安がない」と、安心感を強調した。


CW-Xのタイツが持つ「薄さ」と「サポート力」

さらに神野さんは、他のタイツと比較してもCW-Xのタイツが持つ「薄さ」と「サポート力」が際立った特徴だと強調。「最初は破れそうに薄いと感じたけれど、実際に履くとしっかりとサポートしてくれる」と、その品質に驚いた様子を語った。特にCW-X Proハーフタイツは体幹トレーニングの際にはコアを自然に意識しやすくなる点が大きな魅力だと述べた。

「トレーニング効果をさらに高めるアイテム」として、ランナーだけでなく、さまざまなトレーニングに取り組む人々にも適した製品であることが、会場に集まった多くの参加者にも十分に伝わったようだ。


Q&Aセッションで見えた「理想の体重論」

イベントの終盤には、参加者との質問タイムが設けられた。ある参加者が「理想の体重」について尋ねると、神野さんは「理想の体重は人それぞれですが、最も大切なのはしっかり練習し、しっかり食べることです」と答えた。

さらに、過度なダイエットがランニングの健康効果を損なうリスクを指摘し、「体重にこだわりすぎず、自然に自分に合ったカラダを作ることが理想的です」とアドバイス。近年のトップランナーも、体重をうまく活かして効率的に走っていることから、「体重に過度に囚われる必要はありません」と力強いメッセージを伝えた。


イベントを通じての総括

今回のイベントを通じて、ランナーとしての神野大地さんの考え方や、CW-X製品の機能性と効果について多くの知見が得られた。特に、怪我予防のためのウォーミングアップや、トレーニングの成果を最大限に引き出すためのコンディショニングの重要性は、参加者にとって大きな学びとなったことだろう。


イベント終了後には、15,000円以上のCW-X商品を購入した人に、神野さんが着用していたTシャツがプレゼントされる企画もあり、会場は最後まで盛り上がっていた。

今後も、コンディショニングウェアを中心に展開するCW-Xの活動には、さらに注目が集まりそうだ。

引き続き、スペシャルトークイベント後に行われた、アルペングループマガジンによる神野大地さんの独占インタビューをお届けする。


神野大地インタビュー「陸上を野球やサッカーに負けない“稼げるスポーツ”に。選手が夢を持てる業界を目指して」


――今日のイベントの感想をお聞かせください。

僕自身、CW-Xの商品を使ったイベントに参加するのは今回が初めてでした。ただ、自分が「これは本当に良い!」と思ったものは、できるだけ多くの人に伝えたいという気持ちがあって。このタイツも初めて履いたときは驚きましたね。すごく薄いのに、破れそうな感じが全くなくて、しっかりサポートしてくれるんです。やっぱり、良いものは自分の言葉でしっかり伝えたいと思っているので、今回のイベントを通じてその気持ちが届いたなら嬉しいです。


――Alpen TOKYOのランニングブースでは、初心者から上級者までさまざまなレベルのランナー向けの商品が揃っていますが、その点についてはどう思われましたか?

Alpen TOKYOの魅力は、初心者から上級者まで幅広い層に対応した商品が豊富に揃っている点です。ウェアにしても、低価格のものから機能性の高いものまで、バリエーションが非常に充実しており、ここに来れば必要なものがすべて揃うと感じます。


さらに、シューズに関しても、例えばナイキショップではナイキ製品しかありませんが、Alpen TOKYOでは多様なメーカーのシューズが揃っており、選択肢が広がります。そのため、自分にぴったりのシューズに出会える可能性が高いのが素晴らしい点ですね。ここは、ランニングを楽しく続けるための良いキッカケを提供してくれる場所だと思います。


――今回のCW-Xの製品を筆頭にランニングアイテムが、神野さんのパフォーマンスにどのように貢献していますか?

マラソンは基本的にはカラダひとつで行う競技ですが、近年ではアイテムの進化がパフォーマンスに大きな影響を与える時代になっています。特にシューズの進化は著しく、従来はトレーニングをサポートする道具であったシューズが、今ではその性能を最大限に活かすためにフォームの見直しや新たなトレーニングが必要になるほど重要な役割を果たしています。

さらに、シューズだけでなくウェアの選択もランニングに大きな影響を与えます。例えば、機能性タイツを履くことで、下半身の運動時の疲労を軽減。こうしたアイテムを取り入れることで、走りの質やパフォーマンスを大幅に向上させることができるのです。

また、ランニングは大会への参加費用はかかるものの、普段のトレーニングは他のスポーツに比べてコストが低い点も大きなメリットです。ゴルフのように道具や施設使用料にお金がかかるスポーツと比べると、ランニングは手軽に始められる反面、タイツやシューズなどのケアアイテムを上手に取り入れることで、長期的なパフォーマンス向上を目指すことが可能です。これらのアイテムは、ランナーにとって価値のある投資といえるでしょう。


――スポーツデポのランニングアンバサダーとして活動される中で、特に意識していることはありますか?

僕自身、ランニングは本当に健康に繋がると信じています。ランニングをすると、ご飯が美味しく感じたり、睡眠が深くなったりするんです。実際、経営者の方でもランニングをしている人は多く、日常の仕事で脳ばかりが疲れてしまう中で、カラダが本当に疲れた感覚を得ることが少ないんですよね。でも、運動をすることで脳と体の疲労をバランスよくリセットできて、その結果、睡眠の質も良くなると言われています。

エリート選手は運動をたくさんしますが、普段あまり運動をしていない人がランニングを取り入れることで、生活がもっと充実すると思います。だからこそ、多くの人にランニングを広めて、健康的な生活に繋げてもらいたいと本気で思っています。僕はランニングを通じて人生が豊かになると確信しているので、そのメッセージをできるだけ多くの人に伝えていけたらと考えています。


――今お話にあったように、コンディション作りで、神野さんが普段から意識して取り組んでいることはありますか?

僕たちエリート選手と市民ランナーでは少し違いがあるかもしれませんが、ランニングをする上で、生活に制限をかけすぎるのは良くないと考えています。例えば、お酒が好きなら、ランニングをした分、たくさん飲んでも良いですし、ラーメンが好きなら、ランニングを頑張ったご褒美に食べるのも全然アリだと思います。そうやって「頑張ったからこそご褒美を楽しむ」という考え方が、罪悪感なく生活を楽しむコツだと思います。

もちろん、毎日お酒を飲みすぎるのは健康に良くないですが、少しランニングをするだけでも体調が良くなることもありますし、運動後のお酒は特別美味しく感じるものです。こういった楽しみを見つけつつ、体のコンディションを整えることが大切です。

コンディショニングと聞くと難しく感じるかもしれませんが、まず「よく寝ること」、そして「栄養バランスを考えてしっかり食べること」が基本です。さらに、交代浴もおすすめで、シャワーで冷たい水と温かい水を交互にかけるだけでも効果があります。テレビを見ながらでもいいので、少しストレッチをするのも良いですね。


全身のストレッチを毎日20分間やるのは大変ですが、部位ごとに曜日を分けて取り組む方法もあります。例えば、月曜日は前もも、火曜日はハムストリングス、水曜日はふくらはぎ、金曜日はお尻、という感じで。1つの部位に集中することで、習慣にしやすくなり、コンディションも自然に改善していきます。そして1つの種目が習慣になれば、次は2つの種目をこなせるようになると思います。

ランニングを続けていると疲労が溜まってくるので、どこかでリセットすることも大切です。自分に合ったリセット方法を見つけて、日々の生活に取り入れることが重要だと思います。


――神野選手のランニング人生は長いですが、「原点」は何かきっかけがあったのでしょうか?

そうですね、僕が陸上にハマった理由は、最初は本当に遅かったことが大きいですね。小さな学校でも一番になったことがなかったんですけど、練習を頑張ると「この前はこれくらいしか走れなかったのに、速くなってる」と感じられるようになって、そこからもっと練習してまた速くなる。その「頑張れば成果が出る」という感覚にどんどん引き込まれていきました。

一時期は「市民ランナーの人たち、なんでこんなに走るんだろう?」って思ってました。だって、走るのって辛いですからね(笑)。エリートランナーと市民ランナーでは考え方は違うかもしれませんが、振り返ってみると、僕の原点はやっぱり「努力すれば成果が出る」というシンプルな達成感です。これが、僕がランニングにのめり込んだ理由でもあります。

市民ランナーの方の場合、大人になると職場や仕事である程度評価されて、ポジションが確立されると生活がちょっと停滞しがちですよね。でも、例えば40歳や50歳からランニングを始めて、最初は5時間かかっていたフルマラソンが練習を続けて4時間で走れるようになると、成果が目に見えて分かります。そういうところがランニングの魅力で、みんながハマっていく理由なんだろうなと思いますね。


――そういった思いから「RETO RUNNING CLUB」が作られたということですね。

そうですね。僕自身、大学で学んだり、ランニングについていろんな情報を集めてきました。その中で、自分たちが「良い情報」や「正しい情報」を持っているという自信があります。そして、市民ランナーの方々と交流して感じたのは、みんな本当に一生懸命取り組んでいて、エリート選手に負けないくらい真剣にマラソンに向き合っているんです。そういう方々に少しでも役立ちたいという思いから、RETO RUNNING CLUBを立ち上げました。

特に、4時間前後で走っている人たちは、何をやれば良いか迷ったり、一人で走ることが多かったりします。だからこそ、そんな方々のモチベーションを上げる手助けができたらいいなと。RETO RUNNING CLUBが、ランニングをもっと楽しく、効果的にできる場所になれば嬉しいです。


――最後に、今後の神野さんの目標や理想像について教えてください。

今メインで取り組んでいるのは、M&Aベストパートナーズというチームの実業団立ち上げです。自分自身ももう一度、駅伝で選手として走れるようになりたいと思っています。また、チームとしても他の実業団チームとは違った形で、ファンをしっかりとつけて応援してもらえるような取り組みを考えています。例えば、チームにスポンサーを付けたり、新しい形の陸上部チームを作りたい。それを成功させることで、選手たちの環境も向上していくはずですし、陸上界全体がさらに発展していくことに繋がると思います。

僕の目標は、陸上競技が野球やサッカーに負けない「稼げるスポーツ」として、もっとメジャーなものになってほしい。そして、選手たちが「自分も目指したい」と思えるような業界にしていきたいです。

また、一方でRETO RUNNING CLUBも引き続き活動しており、最近ではオンラインクラブも立ち上げました。全国に「RETO RUNNER」を増やしていくことが、今の僕の夢ですね。

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