ミズノ ランニングクリニック講師が語る「給水とランニンググッズも非常に大切」
全国各地で好評を得ているミズノのランニングクリニックが、
スポーツ・デポみのおキューズモール店
で10/13に開催(終了致しました)される。今回は、クリニックの講師である田中由美子コーチに、給水方法、ランニンググッズ、お勧めランニングシューズ、大阪マラソンなどについて語っていただいた。
田中由美子コーチ
自己ベスト:2時間52分42秒(2016大阪国際女子)
大阪マラソン出場回数:6回
ミズノランニングクラブ(MRC)活動歴:8年目
――ランニング中の給水方法を教えてもらえますか?
田中:暑い時は、スポーツドリンクが入った500mlのボトルを腰掛けポーチに入れて走るようにしています。走る前から自分のコース、自動販売機、コンビニ、トイレがある場所を必ず把握しておくと良いですね。
喉が渇いたからといって、冷たいものを一気に飲むとトイレに行きたくなる原因となりやすいです。なるべく常温でこまめに飲んでいます。出た汗の分は必ず摂るイメージでいます。トイレが混んでいたら、かなり大変ですからね。
給水は、季節と走行距離によって飲む量が変わってきます。練習の強度にもよりますが、ゆっくり楽しんで走る場合には、喉が乾く前に給水をして走り続けてほしいです。
――スポーツドリンク以外に飲んでいるものはありますか?
田中:運動した後に牛乳を飲むと疲労が回復し脱水状態にならないので、牛乳にプロテインを入れて飲んでいます。怪我をした時に、プロテインを飲んだら回復が早かったんですよね。
プロテインには色々な種類のものがありますし、味や好みも人によって違うと思いますので、どれが自分に合うか試してほしいです。
他に、エネルギーゼリーも飲んでいます。ゼリーについても、自分に何が合うか普段の練習から試しておいてほしいですね。凄く良いと言われるものでも、味が受け付けないとレース中に気分が悪くなってしまいますから。
エネルギーが切れないように、マラソンでは10kmおきに飲んでいます。体内に吸収されてからエネルギーに変わるまでに時間がかかるみたいなので、保険をかけるつもりで早め早めに飲んでいます。水分補給と同じで、早め早めがポイントですね。
――ランニンググッズで便利なものはありますか?
田中:夏は暑いので日除けのために、軽くて通気性の良い帽子を被っています。冬はアイスクリームを食べて頭がキーンとなるような冷たさを感じますから、帽子を被って寒さをしのいでいます。冬場のランは冷えるので、手袋とネックウォーマーは必ず着けますね。走って熱くなればポケットに入れています。
ミズノさんのマルチポケットパンツは、非常に便利だと思います。ウエストベルト部分に沢山ポケットが付いていて、小銭、鍵、スマホ、ゼリー、150mlのペットボトルを入れることができるんです。ベルトが圧着ゴムで作られているので、走ってもほとんど揺れることはありません。パンツ自体がウエストポーチ機能を満たしているので、かなり素晴らしいですね。マルチポケットパンツはコストパフォーマンスが非常に高いので、多くのランナーが履いていると思います。
――ランニングシューズが大切になってくると思います。シューズを選ぶ際のポイントはありますか?
田中:履いた時にフィットすると、そのランニングシューズが良いと思うはずです。シューズは、4時間、5時間と長く動き続ける力に耐えることができなければなりません。足が止まっている静的な状態で気持ち良いのではなくて、走っている動的な時に足の動きにシューズがきちんと付いてきて足を守ってくれることが大切です。
42km走るとしたら、足は約4万2千回も着地をして体重の3倍もの重力が足にかかると言われています。体重60kgの人であれば180kgにもなりますので、それが片足に2万1千回も繰り返されるとなると、かなりのダメージとなります。その負担を唯一守ってくれるのがシューズですので、自分に合う最適なものを見つけてほしいですね。
――ミズノのランニングシューズの新モデル「ウエーブライダー22」の特長について教えてもらえますか?
田中:9月20日に、「
ウエーブライダー22
」が発売されました。ライダー22は、かかとの着地の際にクッション性があるので、関節への負担になりにくいです。前に抜けていく際の反発性が高いので、少ない力で押し出してくれます。足入れの際のかかとのホールド感が抜群で、ランニング中に横ブレがしにくく安定性を保つことができます。
OSAKA MARATHON 2017
――大阪マラソンについて、どのように感じていますか?
田中:今年の大阪マラソンで、タイムが6時間00分のペーサーを務めます。大阪らしさが出ている大会だと思いますし、走りながら大阪の街や空気を体感してほしいです。
一般の市民ランナーが「参加して良かった大会No.1」を目指しているみたいですね。ランナーに限らず、ボランティアや応援でも、参加する全ての人が「大阪マラソンは本当に良かった!」と思っていただきたいです。
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