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football2023.03.03

プーマの名作スパイク『PUMA KING』が生まれ変わった。機動力と正確性がアップデートされ、プレイヤーのパフォーマンスを最大限に引き出す

『PUMA KING』は半世紀に渡り、時代ごとにその名前に相応しい機能を搭載し世界のトッププレイヤーの足元を支え、ともにすべてを勝ち取ってきた。2023年世界中で愛された『PUMA KING』は、プレイヤーと地球のための革新的な素材を用いて現代サッカーに必要なすべてを兼ね備えたスパイクとして生まれ変わった。


今回は、発売を前に行われたトライアルセッションの模様を取材し、参加した弊社(アルペングループ)社員に『PUMA KING』の特長や魅力、実際に履いてプレーした感想などを聞きました。


セッションの冒頭では、堂安律選手、長谷部誠選手、西尾隆矢選手らも着用している『PUMA KING』の機能や特徴についてのプレゼンテーションが行われた。

「現代サッカーでは、育成年代からA代表まで確立されつつある機動力と正確性。これらを武器にするプレイヤーのパフォーマンスを最大限に引き出すスパイクがPUMA KINGです」とスパイクとしての位置づけを説明。

例えば、世界で勝つために試合終了まで何度もプレスをかけ、正確なボールコントロールで素早く縦に仕掛け、一瞬の閃きでゴールを奪う。

そこには、ボールテクニック、徹底したプレス戦術、奪ったあとの縦の仕掛け、90分以上走り切るハードワークが必要とされる。


「そのすべてを可能にするのが革新的新素材であるK-BETTER。カンガルーレザーよりも軽く、保形性と耐久性に優れた素材を使用することで、さらに軽く、より強く生まれ変わりました。


従来のPUMA KINGの特徴であった、レザーのフィット感やボールタッチはそのままに、強度や推進力を支える機動性を兼ね備えているK-BETTERが織りなす新機軸のサッカースパイクは、日本のすべてのプレイヤーの基準を引き上げ勝利に導きます」と力強い言葉でプレゼンテーションが締めくくられた。


『PUMA KING』のテーマは、精密一閃、高機動コントロール。

■『PUMA KING』の機能を紹介

新しいKINGに採用された新しいアッパー素材

【K-BETTER】

ベースとなるのは不織布からなる合成繊維。FUTUREに使われているニットやULTRAに使われているウーブンとも違う特徴を持つ素材。繊維を絡め合わせたような作りの不織布ベースは、天然皮革の構造に最も近く高いフィット感を生み出し、今までにはない強度を併せもつ。

従来のKING同様の柔らかさを持ちながら、試合中にFIT感が崩れにくいことも。この素材最大の特徴。加えて表面の加工が水分を含みにくくすることで軽量性を保つ。


従来のコントロールブーツと違って、K-BETTERの素材特性と変わらないFIT感が1試合通して高いコントロール性を発揮し続ける。そしてアッパーの保形力の高さは機動性を生み出す軽量アウトソールの能力を最大限に引き出す。


EVO KNIT SOCK

履き口周りには他のSILOでも使用しているEvo Knitを使用し、より高いフィット感を実現させる為にシュータン構造ではなくSock構造を採用。中足部の甲周りをSock構造でフィットさせることで、横の動きへのサポートを強め、前方向への屈曲時足とシューズの密着度をあげ推進力を高める効果を発揮する。


LIGHTWEIGHT OUTSOLE

アウトソールには全く新しいソールユニットを採用PebaxナイロンとPUから形成される軽量アウトソールで、丸形のスタッドは様々な動きにグリップ力を発揮し機動性を高める。

また中足部に配置されたシャンクが中足部の捻じれを抑制し、力の分散を抑える効果をもたらす。またFG/AGにのみ配置したエクストラヒールカウンターが踵部分のフィット感と踵の動きのブレを抑制する。


■5タイプの型が発売

・KING ULTIMATE FG/AG(ロングパイル) 価格=¥22,000 重量=208 g (27.0cm)

・KING ULTIMATE HG/AG 価格=¥20,000 重量=196 g (27.0cm)

・KING PRO HG/AG 価格=¥12,000 重量=244 g (27.0cm)

・KING MATCH HG/AG 価格=¥,7500 重量=246 g (27.0cm)

・KING MATCH HG/AG+MID JR 価格=¥6,300 重量=200 g (22.0cm)

*価格は、すべて税込価格


■実践形式のトライアルには、スペシャルゲストとして長橋康弘氏、佐原秀樹氏(元川崎フロンターレ選手)も登場

トライアルセッションに参加したメンバーは、『PUMA KING』を着用し、ボールタッチやパス回しのトレーニングに励んだ。


『PUMA KING』を実際に履いてプレーして、高次元でのフィット感でのボールタッチを実感し、「スパイクにフィット感を感じるので、スムーズな移動からのコントロールがやりやすい」という印象を言葉にしていた。


アウトソールと一体となったヒールカウンターが 踵のフィット感を高め、キック時の踏込みの安定感、 様々なステップワークでも踵のブレを抑制し、縦横無尽な方向転換にも高い対応力を発揮していた。


実際のゲーム形式でも、ボールタッチの柔らかさやキック時の軸足がしっかりとサポートされ、ドリブル時もしっかりと推進してスピードに乗る印象を受けた。DF面でも安定性に加えて、様々なステップに対するグリップ力にも効果を発揮していた。

最後に、この日のセッションに参加した「Alpen TOKYO」のサッカーフロアチーフを務める松田浩太さんが、『PUMA KING』を履いた感想や、その魅力を語ってくれました。


――「攻めた」スパイクだとお話をされていましたが、実際に履いた感想を教えてください。

『PUMA KING』のシリーズは、今まで天然皮革を使っていて非常に柔らかい。履いていくうちに素足に近づいてくような、そんな作りがベースでした。しかし今回は、天然皮革から人工皮革に変更したことへのインパクトが強かったですし、履いた瞬間に今までの『PUMA KING』シリーズとは全く違う印象を感じました。


――どの辺りに違う印象を感じたのですか?

天然皮革は、柔らかく横幅に伸びるのですが、今作はいい意味で非常にフィット感の強い作りです。スパイクの持つ機能性っていうのは、相対的にアップしているのかなという印象です。


――前回のイベントで履かれたフューチャーと比べてフィット感はどう感じていますか?

個人的には『PUMA KING』の方がフィット感は強い気がしました。従来のモデルの考え方だと、『PUMA KING』の方がフィット感はなくて、良くも悪くも単純に履きやすい印象でしたが、今作はとにかくフィット感が強い印象ですね。


――お店で接客をしていて、フィット感が好きな方っていらっしゃるんですか?

いますね。とにかく天然皮革の柔らかさを好む人もいれば、足をしっかりと 固定に近いようにフィットさせたいっていうユーザーもいるので、そういった方には持ってこいのスパイクだと思います。


――ポジションで考えると、おススメしたいポジションはありますか?

以前の『PUMA KING』の考え方と少し変わってくるのかなと思っていまして、一言で言うと、“ボールタッチの器用さ”を求めたいユーザーには適しているような気がします。ポジションで言うと、ミットフィルダーがきっと多くなるんじゃないかなっていう気がします。


――KING ULTIMATE FG/AG 、KING PRO HG/AGの2種類を履かれましたが、どうでしたか。

KING ULTIMATE FG/AG(ロングパイル)は、革が 薄くて軽いので、フィット感がめちゃくちゃ強い。

KING PRO HG/AGになると、革自体に少し厚みが出るので、非常に耐久性があります。例えば、練習用、試合用という使い分けでメリハリつけて履けるスパイクかなという印象があります。


――最後に、松田さんが実感しているオススメポイントを掘り下げて教えてください。

硬すぎず柔らかすぎずみたいな、ちょうど真ん中ぐらいの履き心地を求めるような人にはとても良いと思います。革自体は、人工皮革の中で触り心地も履き心地も柔らかい印象ですが、フィット感が強いので革の柔らかさ、足全体を包むフィット感の強さが欲しい方にはおすすめしたいですね。

履き口に対しては、ニット素材なので履いて紐を結んだ後の足首回りの気持ちよさみたいなのは感じました。今までの『PUMA KING』シリーズが天然皮革で今回から人工皮革に変わったことに対するインパクトがとてもあると思うので、多くの人が注目するはずです。まずはスパイクに足を入れて、どんな感じなのかを味わっていただければ。

「人工皮革の中では、革がとても柔らかく、フィット感が強い」

この2点をイメージして履いていただけるといいかなと思います。

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