フリーワード検索

golf2020.09.04

【ゴルフ5レディスレポート】注目選手インタビュー 超新星・笹生の三連覇を止めるのは誰?!

いよいよ本日、大会初日を迎える「ゴルフ5レディス」。

今大会の注目は、何と言ってもルーキーイヤーながらツアー2試合連続優勝という快挙を成し遂げ勢いに乗っている笹生優花選手。今週も勝って新人選手による3試合連続優勝となれば驚くべき快挙だが、本人はそのことはあまり意識せずマイペースな様子だ。


宮里藍、畑岡奈紗に続く10代で2試合連続優勝中の笹生優花選手。3連勝はなるのか?


「まずは予選をと通過するのが目標です。優勝とかその先のことは、まずは予選を通ってから考えます」(笹生)と謙虚な姿勢だ。

アップダウンの多いコースは「あまり好みとは言えない」とのことだが、プレッシャーのかかるなかで結果を出すには「疲れないことが大事。なるべく高低差のないところを歩いて疲れを残さないようにしようと思います」(笹生)と、あくまで挑戦者の姿勢で臨む笹生選手は、やはり大会の台風の目になるだろう。

一方、昨シーズンの賞金女王鈴木愛選手は、先週のニトリレディスでまさかの予選落ち。

女王のプライドにかけても今週は結果を出しルーキーの3週連続優勝は阻止したいところだ。

鈴木選手は、予選落ちして時間ができたこともあり、この週末は一般の練習場に足を運んでアマチュアに交じって練習するなど、リラックスして調整を行ってきた様子。


先週は不運も重なっての予選落ちだった鈴木愛選手。表には出さないが、期するものは大きいはず


「練習場に行ったのは3年ぶりです。帽子を深くかぶって顔を隠していたんですが、ほかのお客さんにジロジロと見られました」(鈴木)ととぼけるあたり、先週の結果は「不運」と割り切り気負いはなさそう。

「先週と比べるとグリーンのスピードが遅めなので、タッチをしっかり合わせていければと思う」(鈴木)と、パッティングの復調がカギになるだろう。


今大会を「1年で1番大切な試合」と話すホステスプロの穴井詩選手にも注目したい。
笹生選手の躍進も「そろそろ止めたいですね」と言う穴井選手は、「大事な試合なのに初日に出遅れることが多かったので、今年は初日から危なげなくいきたいです」(穴井)とスタートダッシュを期す。


ホステスプロとして気合いの入る穴井詩選手。ツアー4勝目はなるか?


穴井選手は「今週はスコアの伸ばし合いになると思う」と予想し、パー5でバーディを狙うのはもちろん、短くて2打目を小さな番手で打てるホールではパー4でも積極的に勝負したいと話す。


今大会初日は、2000年生まれの「プラチナ世代」の3人、安田祐香選手、古江彩佳選手、吉田優利選手が同組でプレーするペアリングも注目したい。

この3人が同組になるのはプロになって初めてとのことで、ライバルというよりも友人として「とても楽しみ」と口をそろえる。


10番のパー5はしっかりバーディを獲りたいと話す吉田優利選手


コース攻略に関しても3人の見解は一致しており「ティショットをしっかりフェアウェイに置くことが大事」と考える。

そこから「2打目をフェアウェイから打ってパーオンを増やしていくことが上位進出のカギだと思います」という安田選手、「高低差があるホールも距離感が合うようにしっかりボールにコンタクトして打ちたいです」という吉田選手、「2打目が狙いやすいようなティショットの置き所が大事です」という古江選手。いずれもショットの精度が勝負を分けると考えているようだ。


プラチナ世代のなかでも最初にツアー優勝を遂げた古江彩佳選手


またプラチナ世代の中でも今シーズン賞金ランキング10位ともっとも上位につけている西郷真央選手にも話を聞いた。

「パー5はバーディが狙えるホールが多いので、そこでしっかりスコアを伸ばして、長いホールはしっかりガマンするメリハリが大事だと思います。先週はパッティングが不調で予選落ちしてしまいましたが、練習で不安は解消できたので、それが試合でもきっちりできるようにがんばりたいです」(西郷)


3試合でベスト10フィニッシュ2回と躍進する西郷真央選手


プラチナ世代が台風の目になりそうな本大会だが、笹生選手はさらにその下の19歳。若手の躍進を、鈴木選手、穴井選手をはじめ実力のあるベテラン勢がどう迎え撃つのか、楽しみだ。

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索