フリーワード検索

golf2020.09.05

【ゴルフ5レディスレポート】注目ホールレポートPart2「ガマンの17番と勝負の18番。上がりホールにどんなドラマが待っているのか」

2日目を迎える「ゴルフ5レディス」。

舞台となるのは岐阜県瑞浪市の「ゴルフ5カントリーみずなみコース」。試合のカギを握る終盤ホールについて、競技委員長の小澤瑞穂プロに話を聞き、2回に分けて紹介する。

第2回目は上がり2ホールとなる17、18番ホールにフォーカスする。


17番ホールは414Yの長いパー4。本大会のパー4では3番目に長いホールとなる。

今年は去年よりも後ろのティーイングエリアを使用し、プレーイングディスタンスを25Y伸ばしたという。

「距離を伸ばしたことで難易度の高いホールになっています。それでも飛ばす選手は、ティショットが打ち下ろしていることもあり、フェアウェイの途切れたラフ部分(グリーンまで残り120~130Y)まで届く可能性がありますし、ティショットの落とし所が狭く、右にズレると窪地の深いラフにつかまるので、ドライバーを持たない選手もいるでしょう。グリーン周りも難易度が高く、グリーン左にはすぐにOBが迫っていますし、右サイドにはアゴの高いバンカーもあります。ここはガマンのホールとなるでしょう」

長いうえに正確なティショットが求められるホールだが、小澤プロによると「ピン位置はあまり振らない」とのことなので、2打目のライ次第では十分チャンスもあるホールと言えるだろう。


最上段のティーイングエリアを使用し、昨年よりも25Y距離が伸びた


グリーン左側にはすぐにOBがあり、悪いライから無理をして引っかけると危険


グリーン右のバンカーは深く、周囲のラフも長いので要注意
 


最終18番ホールは、371Yのパー4。2打目地点から右にドッグレッグしており、ティショットの結果次第では2打目が非常に難しくなるホールだ。

「ティショットが大きく打ち下ろしているので、ティショットを上手く打てれば2打目はショートアイアンで狙えるホールです。ティショットのベストポジションはフェアウェイ左サイド。右のラフに入れるとノーチャンスなので、ここもティショットの正確性が求められます。あえてドライバーを持たない選手もいるでしょう。グリーン周辺は右のバンカー方向へ傾斜していてグリーンは砲台。しかも横の2段グリーンなので、2打目はピンと同じ段に乗せてくることがバーディの必須条件になると思います。最終日は難しいピン位置になりますので、バーディを獲りにピンをデッドに狙ってミスすると簡単にボギーを打ってしまうリスクもありますので、ドラマが待っているかもしれません」


ティショットは打ち下ろしで、右の木と左のバンカーがプレッシャーを与える


グリーン周りは右に傾斜した砲台グリーン。ピン位置がシビアになると一気に難易度が増す


開幕前にも天候に恵まれず、初日にも雷雨中断があるなどコースコンディション調整が難しい状況だが、小澤プロは「最終日のグリーンは11フィートくらいまで出したい」とのことで、メンテナンスチームも奮闘中。

この上がり2ホールにどんなドラマが待っているのか、今から楽しみだ。


連日必死のメンテナンス作業が行われておりコースコンディションは上向き


コースについて話してくれたのは、競技委員長の小澤瑞穂プロ

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索