フリーワード検索

golf2020.12.11

【チーフ稗田のレッスン・俺にまかせろ!】Vol.5 クラブの握り方は超重要!グリップの基本を見直そう!

ゴルフ5マガジンのレッスンシリーズでは、ゴルフ5アカデミーのチーフインストラクターである稗田猛プロにスイングの基本をおさらいしてもらう。

今回は基本中の基本であり、ゴルフ5アカデミーでもいちばん最初に指導するというクラブの握り方、グリップの基本について教わった。



ゴルフ5アカデミーのチーフインストラクター稗田猛プロ。近年はジュニアの育成に力を入れている
 


<グリップの基本その(1)>

アドレスで脱力した状態でクラブを握ってみよう

「グリップでいちばん大事なことは、自分の体にとっていちばんナチュラルな腕の向きでクラブを握ることです。まずは前傾してアドレスの姿勢を作り、腕を脱力してください。このときの左腕の向きでフェースがスクェアになるようにクラブを握りましょう。そうすれば力が入ったときにもフェースの向きがねじれず、スクェアにインパクトしやすくなります」(稗田プロ)



アドレスの姿勢を作って脱力したときの左手の向きでグリップする



左手の位置・向きを変えずにそのポジションでグリップを作る


このナチュラルな腕の向きは、骨格や筋肉の付き方などによって人それぞれ。手の甲が正面を向く人はフックグリップ気味に、手の甲がターゲット方向を向く人はウィーク気味になるが、それが自分にとって自然であれば、フックがいいとかウィークがいいというような優劣はないと稗田プロは話す。
 


<グリップの基本その(2)>

左手は“フィンガーグリップ”で握ろう

「この状態からまずは左手でグリップを作りますが、グリップが掌を斜めに横切るように握るのがポイントです。少し指でクラブを握るようなフィンガーグリップになります。掌とクラブが直角になるようなパームグリップは手首を使いにくいので避けましょう。どの指で強く握るということはなく、全部の指に均等に力が入っているのがベターです」(稗田プロ)



左手はグリップが掌を斜めに横切るようにグリップする


そして右手はグリップに真横から添えるように持つのがポイント。左手がフックでもウィークでも、右手は握手するように横から握ろう。
 


<グリップの基本その(3)>

右手は横から添えるような形で、人差し指は“トリガー状”にして握ろう



右手はグリップに横から添えるようにグリップする


「右手は中指と薬指の2本でグリップする感じ。右手の親指はグリップの真上には乗せずに左側に外すようにして、右手の人差し指はカギ型に曲げてグリップを下から支えます。銃の引き金を引くような形をイメージしてください。右手の小指をどうするべきかはよく聞かれますが、最終的にはどれでもOK。ただし最初はオーバーラッピンググリップで始めて、ほかのグリップを試す場合はオーバーラッピングが馴染んできてからにすることをおすすめします」(稗田プロ)


右手の人差し指は「トリガー」状にし、親指はグリップの左側にズラす
 


<グリップの基本その(4)>

グリップのタイプは大きく分けて3つ。自分のレベルに合わせてみよう。

インターロッキンググリップは右手のグリッププレッシャーが強くなりすぎるのを防ぐ効果があるが、左手の人差し指と右手の小指を深く絡めすぎると力みやすく手首も使いにくくなるので要注意。テンフィンガーグリップはクラブを利き手の右手で扱いやすいので非力な女性などに向いているが、逆に右手の力感が強くなりすぎるリスクもあるためやはり注意が必要だ。



まずはオーバーラッピンググリップが馴染むまで練習しよう



テンフィンガーグリップは右手が使いやすく非力な人におすすめ



インターロッキンググリップは両手の一体感を得やすく手首の余計な動きを抑制しやすい


「最終的には余計な力が入らずに、クラブを自由に扱いやすいグリップであることが大事。個性はあって構いませんが、それはあくまで基本を身につけてからの応用と考えてください。最初から自分が握りやすいように握ってしまうと力みや悪いクセの原因となるので、基本が身につくまでは違和感に負けずにキレイなグリップを作る練習をしてください」(稗田プロ)

SEARCH フリーワード検索