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golf2020.12.23

【フィッティング・ルポ】Vol.6 パターの「ゼニス」でオーダーメイド。重さ・ロフト角・打感まで選べる!?

ゴルフ5 のパターフィッティングは、他のゴルフショップには見られない本格派として好評だが、その一方で、フィッティングで見えた点を100%反映したクラブが必ずしも市場に存在するとは限らないというジレンマもあった。

フィッティングの結果、まずは好みのヘッドの形状や打感などに合わせてヘッドを選び、それを基準に調整をしていくことになるが、重量の調節を鉛などで行うには限界があるし、ロフト角やライ角の調整をするためにネックを曲げると、スペックは合わせられてもフェースの向きやネックの入りに歪みが生じ、構えたときの違和感が生じやすいという問題もある。

しかしゴルフ5で11月から本格的なフィッティング受付を開始した「ゼニス」パターは、そういった悩みを解消できるフルオーダーメイドのパターとして注目を集めている。 ゴルフ5プレステージ新宿店 の山口凛フィッターも、従来にないスペックの選択肢の多さに、フィッティングの可能性が広がったと絶賛する。



ゴルフ5プレステージ新宿店の山口凛さん。自他共に認めるクラブマニアで、特にパッティング計測器を使用したパターフィッティングには情熱を燃やす


「ゼニスは、岐阜県で航空宇宙部品を手掛ける金属加工のプロ集団が削り出しで作る高級パター。精密な加工はもちろん素材にも徹底的にこだわっており、既存の製品からベターなものを選ぶのではなく、パーツを組み合わせて最適なものを組み上げていけるので、本当に自分に合った1本が手に入ります。日本人が日本人のために作っているジャパンメイドのブランドだから、ロフト角やライ角の面で従来のアメリカ発のモデルではカバーしきれないところに手が届くのはすばらしいです」(山口さん)



精密な加工はもちろん、素材にも徹底的にこだわりを持って作られている


先日山口さんがフィッティングしたお客さまも、パッティング計測器を使ってストローク測定をした結果、市販品にはそれらを満たす最適なモデルが見当たらなかったが、ゼニスで最適スペックを盛り込んだ1本が作れたことでとても喜んでもらえたという。



ゴルフ5プレステージでは、パッティング計測器を使用してフィッティングを実施する


「もともと“真っすぐ”のストロークをイメージされており、大型ヘッドのネオマレットをお使いでしたが、ストロークを診断した結果フェース開閉量の多いアークタイプのストロークなので、合っていませんでした。そこでピン型のヘッドをご提案したかったのですが、ややハンドレートにヒットする傾向があったのでロフト角は少なめ、身長が高いのでライ角はアップライトがいい、となったときに、最適なパターがなかったんです」(山口さん)

既存のピン型パターのネックを曲げて調節することも可能だったが、それではフェースの向きやネックの形に歪みが出てしまう可能性があったので、ゼニスのオーダーメイドを提案したという。



ゼニスのオーダーメイドでは、フェースミ―リングの加工によってフェース面上でのボールとの設置面積を変えることができ、柔らかい打感と硬い打感を選択することができる


「極端なロフト角やライ角を選んでも仕上がりにねじれや歪みがないし、打感や素材、またサイトラインも自分好みに選べます。とくに打感は、好みに合わせて3種類のヘッド素材と8種類のフェース仕上げを選べるところがすごい。このお客さまは、やや高いシャープな打音のする『GPSソリッド』というヘッド素材をチョイスされ、タッチのフィーリングにも満足していただけました」(山口さん)



フェース面だけでなく、ライ角やロフト角などあらゆるスペックを自由に選んでオーダーすることができる


ロフト角は1~5度、ライ角は68~72度、長さは32~35インチから選べるほか、ヘッドに取り付けるウェイトプレートを変更することで、345g~360gのヘッド重量を選べる。さらにクランク、ロング、スラント、ツイストの4種類のネック形状をストロークタイプに合わせて選べるうえ、ヘッドの刻印やドットなどを書体から色まで自由に選べるという。

これなら機能だけでなく、デザインでも100%お気に入りの「オンリーワン」の1本を作り出せる。

既存のパターに何か違和感がある人、もっとよい物があるはずだという思いのある人は、ぜひ プレステージ で「ゼニス」のフィッティングを受けてみてはいかがか。

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