golf2021.04.27

誰もが知ってる【アディダスゴルフ】三本線が七色に光る？今年の春夏はちょっと違うぞ！

スポーツシーンにおける世界有数のリーディングブランド「アディダス」。

ゴルフでは、ダスティン・ジョンソン、ザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワ、ダニエル・カンなど、世界ランキング上位に契約選手が何人も名を連ねていて、プロからもアマからも世界で高く信頼を得ているブランドだとうことは、言わずもがなだ。さらに、スパイクレスシューズ「コードカオス」に加え、今年の新作スパイクシューズ「ZG21」も爆売れ中！ということもあり、ますます注目を集めているメジャーブランドだ。

そんな、誰もが知っていると言っても過言ではないアディダス。その企業理念は

「Through sports we have the power to change lives」

（私たちはスポーツを通じて人々の人生を変える力がある）

なのだそうだ。これは意外と知られていない。その言葉の裏には、単にプロダクトを提供するだけでなく、そのスポーツの発展をも考えながらモノづくりをし、よりよいものを届けよう、という意味があるという。しっかりとした考えのもとにアイテムが作り出しているからこそ、スポーツブランドとして世界で多くの人に愛用されているのも納得だ。

このような理念をたとえ知らずとも、多くの人が一度は身に着けたことがあるであろう「アディダス」は、当然のごとくこの春夏も、新しいアイテムをその理念のもとにゴルファーに届けてくれる。今季のゴルフアパレルはまさに、それを象徴するかのようなコレクションとなっている。テーマは「イノベーション」と「サステナビリティー」だ。

この2つのテーマのうち、今回は「イノベーション」についてアディダスゴルフでブランドアクティベーションシニアマネジャーを務める加瀬友之さんに話を聞いてみた。

「ゴルフは伝統的なスポーツなので、プレーする時の服装に暗黙のルールのようなものがありますよね。それは私たち、アディダスゴルフも尊重しているし、継承していくべきだと思っています。ただ継承といっても“昔と全く同じままで”という発想ではなく、アディダスゴルフらしい新しい切り口で、未来に向けてチャレンジすることが大切だと思っています。往年のゴルフファンだけではなくって、新しい世代の方々にも興味を持っていただくきっかけになればいいし、ひいてはそれがゴルフの発展につながればうれしい限り。今季の「イノベーション」には、そんな思いをこめました」

「アディダスはスポーツを愛する全ての人に向けて商品をお届けします」と語る加瀬さん

では、具体的に、どういう切り口のウェアになっているのだろうか？

「今回のコレクションは、 “ADVANCED GAMEWEAR” というのがキャッチコピーです。ゴルファーの感性を刺激するような次世代ゲームウェア、という意味合いですね。アディダスの“BOSロゴ”がついているからには、必須で高い機能性を兼ね備えているのですが、その上で新しいカッティングや素材などディテールまでこだわって、これまで以上にスタイリッシュな雰囲気に仕上げました」（加瀬さん）

加瀬さんが言う“BOSロゴ”とは聞きなれない言葉だが、実はアディダスを象徴するスリーストライプが右に向かって伸びている、あの三角形ロゴのことなのだ。これは1990年からアスリートのパフォーマンスを最大限に引き出すためのアイテムに付けられているロゴで、このロゴがついた商品は高い機能性を装備している、いわば“証明書”のような役割も果たしている。アディダスゴルフでこの“BOSロゴ”がついた商品は、あえて謳っていなくとも、ストレッチ、吸汗速乾、クーリングなど、快適にプレーするために必要な機能性が“標準装備”として備わっている、ということなのだ。

世界中で愛される“ＢＯＳロゴ” BOSはBadge of Sportsの略だ

アスリートブランドにとって機能性は“標準装備”だ

話をコレクションに戻して、アディダスゴルフ今季のお薦めアイテムを聞いてみよう。

「ニットラミネーション素材のフルジップウインドジャケットはお薦めですね。実際、触ってもらうとわかりますが、すごく柔らかいんです。そして、何より軽い！着ていないみたい（笑）。透湿性にも優れているのでムレないし、とても着心地が快適ですよ。春らしくほどよく透け感があるので、インナーをチラっと見せるスタイリングがいいかも。背中にあしらわれたアディダスの象徴スリーストライプが、太陽の下だとオーロラのように光ります！私自身もお気に入りで、よく着ています」という加瀬さん。

ほどよく透けるフルジップウインドジャケット。この素材感はやみつきになる

なるほど、これまでにない質感の素材とロゴの魅惑的な光は、次世代を表してかのごとく、イノベーションを感じる一品だ。そのほか、曲線的でスタイリッシュなカッティングのポロシャツも、スタンドカラーではなくショールカラーなのが特徴的で、これまでにない雰囲気を醸し出している。そしてニット素材のカットソーシャツも、背中のロゴと袖のストライプスがエンボス加工（浮き出しているようなデザイン）になっていて、さりげなくお洒落だ。