初めての渓流キャンプ!気をつけるべきポイントや注意点
すっかり春めいて、暖かく過ごしやすい季節が訪れましたね。3月より全国の河川で渓流釣りが解禁となりました。渓流とは川の上流のこと。渓流キャンプは山間部の美しい川辺で釣りを楽しむことができるので、青々と緑が茂る春〜夏にかけてぴったりのキャンプです。今回は、渓流釣りについてや、渓流キャンプをさらに快適にするためのポイントなどをご紹介します。
【目次】
■渓流キャンプの魅力
■渓流釣りで釣れる魚と釣り方
■渓流キャンプで気をつけたい持ち物
■まとめ
■渓流キャンプの魅力
渓流キャンプの魅力は、なんといっても釣りというアクティビティを楽しめる点。釣った魚はその場で調理し、キャンプの食事として楽しめます。
また、水辺でのキャンプでは、普段のキャンプでは体験できない川のせせらぎや波の音を感じることができるのも魅力の一つ。釣れなかったとしても、釣り糸をたらし静かな時間を過ごすだけで癒しの時間になることは間違いありません。
渓流キャンプと聞くと、釣りの経験があることや、魚に詳しくないと楽しめないのでは?などと思われがちですが、実は初心者や家族連れでも楽しむことができるような管理釣り場が併設のキャンプ場も数多く存在します。釣具をレンタルできる場所も多く、釣り経験がない初心者の方でも簡単にチャレンジが可能。お子様でも十分に楽しむことができます。野営のキャンプと比べると危険も少ないので、手軽に自然と触れあうことができるのも嬉しいポイントです。
■渓流釣りで釣れる魚と釣り方
※写真はイワナ
渓流釣りで釣れる魚で代表的なのはイワナ、ヤマメ、アマゴなどです。渓流の魚は大きく天然魚と放流魚の2つに分類されます。天然魚は川の最上流部に生息していることが多く、都心部ではなかなかお目にかかれません。どちらも一般的に塩焼きにして食べるのがおすすめです。
※写真はアマゴ
釣り方には大きく分けて4つ、「餌釣り」「ルアー釣り」「フライ釣り」「テンカラ釣り」があります。「餌釣り」はその名の通り食べられる餌を用いて行う釣り方で、最もスタンダードで釣りやすい方法となります。
その他3つは擬似餌を用いた方法。「ルアー釣り」「フライ釣り」は海外由来のもので、専用リールを使用するため遠くからでも広範囲のポイントを狙うことができます。ただ、キャスティング(仕掛けを投げること)は慣れるまでは難しく、初心者には難易度が高いかもしれません。
「テンカラ釣り」は日本の古くから行われている毛ばりという擬似餌を使用した釣り方法。リールを必要としないので、初心者でも挑戦しやすい方法です。
■渓流キャンプで気をつけたい持ち物
渓流キャンプでは、基本的なアイテムは普通のキャンプと変わりません。ですが、環境が普通のキャンプ場と異なるため、身に付けるものは一工夫加えて準備をするのがベストです。必要なものを買い足して臨んでみてください。
・服装/靴
水辺でのキャンプは濡れることが想定されるので、服装や靴などは軽くて速乾性の高いものが適しています。とは言え、真夏の装いで出かけてしまうと怪我や虫刺されなどの元となってしまうことも。水辺のキャンプでは朝夕の温度変化が激しいこともあるので、ウインドブレーカーなど、長袖の羽織などを準備していくようにしましょう。
また、渓流キャンプでは普通のキャンプよりも、水辺や岩場などの不安定な道を歩くことが多くなります。怪我や足を痛める原因にもなるため、靴についてはサンダルなど肌が出るものは避け、できれば防水性があり軽量なトレッキングシューズなどを選びましょう。
・虫除け
普通のキャンプでも夏場は持参が必須ですが、水辺で特に注意したいのはアブやブヨなどの虫です。渓流などの綺麗な水辺を好む傾向があるので、通常のキャンプ以上に虫刺されのリスクがあります。刺されないよう虫除けスプレーなどで予防するのが一番ですが、刺された時のために応急処置ができるポイズンリムーバーなども念のため用意しておくと安心です。
・ヘッドライト
渓流キャンプで早朝や夜に釣りを楽しむなら持っておきたいのがヘッドライトです。ヘッドライトは着用時に両手を空けることができるので、できるだけ軽量で移動をしたい渓流キャンプではぴったりのアイテム。頭につけていることで目線に合わせて光が足元を照らしてくれるので、手持ちのライトよりも安全。緊急時にも重宝するアイテムです。超軽量タイプや、充電時間などにも様々なタイプがあるので、時間や状況に合わせたヘッドライトを探してみてください。
■まとめ
いかがでしたか?いつものキャンプに釣りの要素を加えるだけで、より自然と触れ合う機会が増え、新たな魅力に気づくことができるかもしれません。初心者の方であれば、管理釣り場のあるキャンプ場からまずは挑戦してみてはいかがでしょうか。次回のキャンプにむけて是非参考にしてみてください。