golf2021.07.09

アディダス【コードカオス21】にニューカラーが続々出現！人気の理由が分かるその異次元っぷりとは？

アディダスゴルフ「コードカオス」は、市場調査データで2020年の販売数量シェアNo.1を記録したゴルフシューズ。その後継モデルとなる【コードカオス21】のマリンカラーが、世界海洋デー（6月8日）に近い6月11日に先行発売されたが、さらにこの7月9日に多くの新色が追加されることとなった。

「異次元（カオス）、現る。」とキャッチコピーが打たれた「コードカオス」は、まさに異次元のグリップ力、クッション性能、アッパーの安定感と快適性、フィット感を搭載。カラーバリエーションも豊富に揃え、ファッショナブルかつファンクショナル（機能的）なゴルフシューズとして、ゴルファーの絶大な支持を集めた。そしてこの夏に出現した【コードカオス21】は、さらに異次元の進化を遂げている。

この【コードカオス21】、一体どこが異次元なのか？機能面から見てみよう。

まず特徴的なのが、土踏まずのアーチを起点に前足部を包み込むように覆う「BOAラップ構造」(※1)だ。レース（靴ひも）で足の甲をキュッと締め付けるのではなく、柔らかな布が前足部を全体的に固定するという、抜群の履き心地を生むラップ構造。さらに足の外側部分にはレザーサイドパーツと呼ばれる波型のパーツがあり、BOAレースでラップ構造とこのパーツが結ばれることによってスイング時の横ずれを抑え込んでくれる。しかも歩行時には波の谷間部分でしっかりと靴が屈曲するという優れものだ。快適性と安定感、ホールドするのに歩きやすいという、二律背反するような要素をあっさりクリアしてしまった、まさに異次元なゴルフシューズだ。

（※1）「BOA」搭載モデルのみ採用

前足部を包み込む「BOAラップ構造」を採用することでフィット感を向上させている

さらに、ソールからつながるパーツはクッション（衝撃吸収）性とバネのような反発力がさらに向上した「コントロールラップ」を搭載。クッショニング素材「BOOST(ブースト)」も前作に引き続き採用されており、スイング時のブレを抑えて驚異的なパワーと快適性を生み出してくれる。

シューズ外側に硬いレザーパーツを配置することで、歩行時の屈曲は妨げずスイング時に安定性能を発揮するような構造となっている

また一見、無秩序に思えるデザインだが、実は細部まで計算され尽くしたという高機能「ツイストグリップ」が、スパイクレスの概念を覆す驚異的なグリップ力を発揮。雨で濡れた芝や傾斜地など、過酷な状況においても安定したスイングをしっかりとサポートしてくれる。

特徴的な形状の突起をつなぐ線状のラバーが、方向や強さに応じて変形することで、強いグリップ力を発揮するソール形状

カラフルで印象的なアッパー部分。ここには撥水機能も兼ね備える高機能繊維を用いた素材が使われており、さらに快適な通気性と安定性、フィット感が向上している。しかも防水フィルムでカバーした2層構造になっていて防水性も高く、皮革素材よりも軽いという。

アッパーは軽量で高い柔軟性と通気性があり、足に馴染みやすく動きやすい素材を採用。防水フィルムでカバーした2層構造によって高い撥水性を兼ね備える

斬新な質感と革新的な機能が目を引く。BOAタイプの他にレースタイプもある

【コードカオス21】をテストしたチームアディダスのプレーヤーたちも、その進化した性能を評価している。

岡山絵里プロ

「【コードカオス21】は、そのまま走り出せてしまうぐらい、ゴルフシューズとは思えない軽さと柔らかさをもったスパイクレスシューズだと思いました。アッパー素材が柔らかくなったことで、前モデルよりも少し横幅に余裕が出た感じがしますが、サイドパーツの効果で左右の安定性は増しました。連戦でプレーする私にとっては、歩きやすさとグリップ力の両方を兼ね備えた【コードカオス21】は最高のゴルフシューズです。デザイン性も高く、毎日履くのが楽しみです！」(岡山プロ)

森田遥プロ

「【コードカオス21】は前作と動きやすさは変わらず、パフォーマンス中の安定感が増したように感じました。環境に優しいニットアッパーに加え、デザインが可愛く、ゴルフシューズとは思えない魅力まで詰まったシューズだと思います！」(森田プロ)

杉本エリックプロ

「履き心地が柔らかくてとても軽いですが、同時に安定感もあります。スイング時も歩く時も、とにかく楽なシューズです。一日中履いていられる快適なゴルフシューズである上に、『プライムブルー』商品として“END PLASTIC WASTE(プラスチック廃棄物を終わらせる)”に貢献できる一足ですね！」(杉本プロ)

異次元なのは機能面だけでなく、【コードカオス21】はもうひとつ大きな異次元がある。それは杉本プロも語っているように、「サステイナブル」なゴルフシューズだということだ。

「持続可能な」などと訳される「サスイテナブル」、近年では「自然環境や資源の問題に配慮し、美しい地球を維持する」といった意味で用いることが多い。石油や石炭などエネルギー資源の枯渇も心配されるなか、アディダスが「海洋プラスチック」に着目して生まれたのがこのゴルフシューズなのだ。

海洋プラスチックとは、海に流出したプラスチックごみを指す。毎年900万トン近くものプラスチック廃棄物が海に流出しており、2050年には魚よりも海洋プラスチックのほうが多くなるともいわれている。プラスチックは自然分解しないため海洋汚染の一因となり、海洋生物がプラスチックを食べてしまうと、消化されないまま体内に蓄積される。そして、市場に運ばれたそれらの海洋生物を口にする私たちの健康にも影響を及ぼしかねないのだ。

アディダスゴルフは、海洋汚染物から作られた高機能なリサイクルポリエステルを75％以上使用した商品を「プライムブルー」と呼ぶ。もちろん【コードカオス21】もプライムブルーのゴルフシューズだ

そこでアディダスは、海洋プラスチックを回収し、それらをリサイクルした糸や繊維を使ってプロダクトを生み出す取り組みをスタート。2015年に第1作となるシューズを発表すると、以降もシューズやアパレルなどサステイナブルなプロダクトを次々に世に送り出してきた。そして「アディダス史上、最もサステイナブルなゴルフシューズ」として登場したのが、この【コードカオス21】という訳だ。

海洋プラスチックを原料とする「リサイクルポリエステル」を80％以上使用し、石油を用いた「バージンポリエステル」は一切使っていないという、まさに異次元級のサステイナブルフットウェアだ。

先ごろ発売されたのはマリンカラーというワンカラーのみだったが、満を持してたくさんの新色が展開されることになった。ゴルファーのさまざまな好みに合わせて選べるラインアップは計13種(※2)

(※2) ゴルフ5取り扱いモデルは8種