golf2021.09.14

アディダスゴルフ最新シューズラインアップを一挙紹介！各モデルの違いが浮き彫りになる「追随率」って一体何だ？

アディダスゴルフが現在発売する2021年モデルのゴルフシューズは、【コードカオス 21】【コードカオス 21 BOA】【ZG 21】【ZG 21 BOA】【ZG 21 モーション】【ZG 21 モーション BOA】。充実したラインアップはうれしい反面、どれを選べばいいのか、かえってわかりにくくなったと頭を抱えるゴルファーもいるかもしれない。

クラブと比べると、ゴルフシューズの機能性やテクノロジーが語られる機会は少ないゆえに、どのモデルを選べばベストチョイスなのかが判断しにくい……。

そこでアディダスゴルフは「追随率」を提唱する。追随率とは、シューズが足の動きに対してどれだけついてくるかを示す基準。追随率が高いシューズほど、足の動きにシューズが同調し、意図するアクションを邪魔しないのだ。ただし、“追随率は高ければいい”とシンプルには決められないのがゴルフシューズの世界。追随率が低いほど足の動きに同調しにくいが、言い換えると“足がブレない”のが特長。下半身が先行して振り遅れてしまうプレーヤーにとっては、足の動きが落ち着くのでスイングの改善が期待できるのだ。

ゴルフシューズに求められる「安定性」と「快適性」は、追随率の高低によって大きな影響を受けるそれぞれ相反する性能だ。どちらかに特化しているのか、あるいは両者をバランスよく取り入れているのか。アディダスゴルフの2021年6モデルも、追随率に注目することで各モデルの違いが浮き彫りになってくる。

もっとも追随率が低い（＝安定性、ホールド感が大きい）のが【ZG 21 BOA】だ。

【ZG21 BOA】が最も追随率が高く、足元からがっちりホールドしてくれる

6つのクリート（鋲）と特殊なラグ（突起）で従来のスパイクよりさらに深く地面に刺さるグリップ力の効果により、パワーヒッターがぶん回してもブレない下半身を強力にサポート。一方、歩行時には広い接地面積とフラット感を持つ新アウトソールが、スパイクレスのような快適性能を発揮する。

深く地面に刺さることでグリップ力を向上しつつ、歩行時は広い接地面積とフラット感がありスパイクレスのような快適性能を両立したアウトソールを採用

【ZG 21】は、BOAではなくシューレース（靴ひも）クロージャーを採用し、適度なホールド感やソフトなフィット感が特徴だ。【ZG 21 BOA】と同じく、ミッドソール構造と大幅に向上したグリップ力が高い安定性を生む一方で、軽量感や快適性を重視するゴルファーに適している。

【ZG21】もレースタイプの中では、最も高い追随率を誇る

サイドに配置されたスタビリティフィンが、クッショニング素材の潰れ過ぎを抑えることで安定感が増し、スイング時の横ブレを軽減する

一方、追随率がもっとも低い（＝快適性が高く、ホールド感が低い）【コードカオス 21】は、海洋プラスチックを原料とする「リサイクルポリエステル」を80％以上使用し、石油を用いた「バージンポリエステル」は一切使っていないサステイナブルなゴルフシューズ。歩行性能や通気性が増した新しいサークルニットアッパーを採用したスパイクレスタイプで、6モデルの中ではもっとも優れた快適性能を誇る。

最高レベルの快適性を誇る【コードカオス 21】

レザーサイドパーツを配置することで、歩行時の快適性を損なわずスイング時の横ブレを軽減し安定性を高めている

【コードカオス 21 BOA】も、スパイクレスの快適性と最大限の快適性を発揮。BOAクロージャーの採用により、スイング時にはレースタイプの【コードカオス 21】よりも高い安定性をもたらす。

レースタイプの快適性とBOA一体のラップ構造による安定感も兼ね備える【コードカオス21 BOA】

計算し尽くされた配置のラグは、スイング時によりグリップ力を発揮する構造に。接地面積が広いので歩行時の快適性も高い

【ZG 21】と【コードカオス 21】の”いいとこ取り”ともいえるモデルが【ZG 21 モーション】だ。
新たに採用された3層構造のサークルニットアッパーが、【ZG 21】の軽量性と安定性、そして【コードカオス 21】の快適性とフィット感を両立。ある程度の安定性を保ちながら、フットワークを使って振っていきたいゴルファーの要求に応えてくれる。

【ZG21 モーション】はニットアッパーの採用によって、従来モデルの【ZG21】より追随率が高い構造

アッパーは適度な伸縮性で、フィット感や履き心地に優れる

【ZG 21 モーション BOA】は、【ZG 21 BOA】に次ぐ追随率の低さ（＝安定性、ホールド感が高い）を誇る。ホールド感の高いトライラップ構造のBOAクロージャーを搭載。さらに、足首周りの横方向への動きを抑えるミッドカット構造と、足形に合わせて大きく伸びて順応するソックフィット構造も採用し、高次元の安定性を実現しつつ、より快適なフィット感を両立している。