golf2021.08.07

アディダスから【ZG21モーション】が登場！履けば納得、“振れる”と“快適”が両立したゴルフシューズ

2021年春夏モデルのゴルフシューズとして新たに登場したアディダスゴルフの「ZG21」。4層構造のアッパーと、従来のスパイクよりも大幅にグリップ力を向上したアウトソールの採用により、軽量ながらかつてないホールド性能を発揮。フルスイングでハードヒットしても足元がブレず、”振れる”ゴルフシューズとしてパワーヒッターの熱い支持を集めた。

かたやスイングをサポートする安定性よりも、歩行性能やフィット感といった快適性を重視するゴルファーもいる。そんなゴルファーのために「コードカオス21」もラインアップ。スパイクレス構造とソフトなニットアッパー、ランニングシューズ並みに曲がりやすいソール屈曲部を採用し、ラウンド中の歩きやすさと快適な履き心地を実現した。また、海に流出したプラスチック廃棄物である「海洋プラスチック」を原料とする「リサイクルポリエステル」を80％以上使用したサステイナブルな製品でもある。

そして今回、「ZG21」と「コードカオス21」の”いいとこ取り”ともいえるニューモデル【ZG21モーション】が発表された。硬い繊維素材を用いながら、ストレッチ性の高いニットアッパーを採用。「ZG21」のコンセプトである”振れる”と、「コードカオス21」にも通じる快適性、フィット感を両立している。

【ZG21モーション】BOAモデルの最大の特徴が、「コードカオスBOA」にも取り入れられた「ミッドカット構造」だ。ゴルフは、テニスやバスケットボールなど他のスポーツと同様に、横方向への動きも多い競技。その際、ミッドカット構造によって足首周りまでも含めて横ブレを抑えてくれるのだ。

「ZG」シリーズと「コードカオス」シリーズの性能を継承し、進化させた機能が満載の【ZG21モーション】

一方で、ゴルフは歩くスポーツでもある。また、グリーンでラインを読むときにしゃがんだり、スイング中に足首を使ったりする。そこで、伸びてほしい前後の方向には足と一緒に大きく動く傍ら、横方向にはあまり動かないような、特殊な編み方を施したミッドカット構造になっている。

Boaモデルは土踏まずから前足部を包み込む「トライラップ構造」を採用することで、フィット感を向上させている

硬いミッドアッパーとは分離された層が第2の皮膚のような順応性を持ち、足を包み込むようにフィットするソックフィット構造も搭載。これらの機能が相まって、従来のローカットには実現しづらかった安定性と快適性の両方をもたらしたのが【ZG21モーション】なのだ。

BOAモデルは足首周りから横ブレを抑えて安定性を高める「ソックフィット構造」を採用。

また、新たに採用された3層構造のサークルニットアッパーは、それぞれの層が異なる性能を発揮。「ZG21」の軽量性や安定性はそのままに、動きやすさや快適性が向上した。また、ショット時の足とシューズとの動きの連動性が高まり、パワーロスを抑えた効率のいいスイングを可能にする。

快適性と安定性を両立する、3層構造となったニットアッパーを採用

アウトソールは過去の「ZG」シリーズより深く刺さる構造に

「モーション」は「動議、提起」という意味を持つ。アディダスゴルフは、他メーカーに先駆けて「サステイナビリティ」を提起。ゴルフシューズとしてのパフォーマンスを上げつつ、リサイクル素材を積極的にプロダクトに採用することで環境問題の解決に取り組んでいる。【ZG21モーション】はリサイクル素材を40％以上使用し、石油を用いた「バージンポリエステル」は一切使っていないという「プライムグリーン」ラインのサステイナブルなフットウェアとなっている。

アディダスゴルフは、リサイクル素材を40％以上使用した商品を「プライムグリーン」と呼ぶ。

【ZG21モーション】はBOAモデルに加えて、レースタイプのモデルもラインアップされている。レースモデルは適度な伸縮性で、フィット感や履き心地に優れるというメリットがある。そのためBOAモデルほどのハードさはなく、自分のフットワークを使っていきたいゴルファーにおすすめ。それでいて「コードカオス21」シリーズよりもしっかり感があるので、動きやすさや快適性を備えつつ、”振れる”安定性も合わせ持つ構造となっている。