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golf2022.04.08

【ドライバー飛ばしの極意】飛ばし屋女子プロ2人穴井詩プロ&山本景子プロは、こうして飛ばす!

ゴルフ5所属のプロたちが一堂に会した宮古島でのゴルフ合宿。練習ラウンドをしながら開幕前の調整に臨むプロたちをゴルフ5マガジン取材班が密着していたところ、メンバーの中でも飛ばし屋の2人、穴井詩プロと山本景子プロが飛ばしについて語っているシーンに遭遇。飛ばしたいアマチュアゴルファーが参考にするべきエッセンスがたっぷりと語られていたので、その内容をお届けする!

「景子は、飛ばしたいときはどんなことを意識してスイングしているの?」(穴井プロ)
きっかけはそんな穴井プロの素朴な質問から。

「私はとにかく回りたいんですよね。やっぱり振り抜けば振り抜くほど飛ばせるので、回転を止めずにフィニッシュまで回り切りたいんです。だから切り返しで左に突っ込んでもいいって覚悟で思い切り左を踏んだら、あとは回ることに集中します」(山本プロ)


切り返しでの左への体重移動と、そこからの回転が重要だと山本プロ


それを聞いた穴井プロが、自分の経験から山本プロにアドバイス。

「なるほど。だとしたら、もう少しスタンスを狭くしてみたらいいんじゃない? 下半身をどっしり構えてスイングしたいのだと思うけど、スタンスが広いと回転よりも体重移動の傾向が強くなっちゃうかも。それに左への体重移動も、左サイドでエネルギーを受け止めようとせず、フィニッシュで右足を一歩踏み出すくらいの感覚で思い切って左に乗っていっちゃったほうがスムーズだよ」(穴井プロ)

「え、本当ですか? ちょっとやってみますね」(山本プロ)

穴井プロのアドバイスに従ってスタンス幅を靴1足分ほど狭くしてみた山本プロ。そこからフィニッシュで歩き出すように振ってみたところ、さっきよりもシャープに回転できるようになり、飛距離も伸びている気配。
 


普段(左)よりも靴1足分ほどスタンスを狭くした(右)ことで、回転がスムーズに


「意外!アドレスでは不安定かなって一瞬思ったけど、振ってみるとシャープに回転できるし、右足を踏み出すくらいのイメージにしたら、右に体重が残る心配もなくなりました。すごくいいです!」(山本プロ)


打った後、右足を踏み出すように思い切って左に乗っていくことで、体の回転がさらにスムーズに


いいショットを連発しはじめた山本プロだが、ここでさらに穴井プロに質問。

「やっぱり手の力を抜けたときのほうが飛ぶんですが、結構むずかしいんです。詩さんって、手の力を抜くのが上手ですよね。どうやって抜いているんですか?」(山本プロ)

「それはダウンスイングの形を意識しているかな。私はフェードヒッターでミスするときはスライスだから、体が開くのは避けたい。なので、ダウンスイングでは体の開きを抑えるイメージで下ろしてきて、いいポジションに下りてくれば力まずに振れる感じ」(穴井プロ)


ハーフウェイダウンのポジションで体を開かず、クラブの収まる位置を意識


穴井プロは、ダウンスイングでクラブが地面と平行になるくらいの位置で、胸を右に向けておくような感覚だという。タイミングよくこのポジションが作れれば、スムーズに振っていけるのだという。

「私はフェースを返さずに、ここから一気に回転する感じ。ちょっと右にプッシュ気味に出るような球がいちばん飛ぶと思う。手に力が入ると引っかけになるから、それだけは注意しているかな」(穴井プロ)


フェースを返そうとせず、プッシュアウト気味の球を打つイメージ


やはり2人に共通なのはスピーディな回転。そのためには下半身をどっしりさせすぎず、少し不安定に感じるくらいの狭めのスタンスで、思い切って左に乗っていくこと。そしてグリップの力を抜くこと。

このアドバイスを参考にすれば、飛ばしたいアマチュアも飛距離アップ間違いなしだ!

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