手と記憶に残る、唯一無二の絶妙な打感。隠れた人気も納得の1本【グッと深掘りゴルフギアVol.3・プロギア RS F プロトタイプ編】

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深～い話」をお届けする連載【グッと深掘りゴルフギア】。第3回はプロギアの「RS Fプロトタイプ」ドライバーを取り上げる。

「RS Fプロトタイプ」は、プロギア「RS5」シリーズの「広い芯」と「強い芯」を両立させる「Wコア」の基本設計を踏襲しつつ、ツアープロ向けにカスタマイズされたプロトタイプモデル。プロギアの直営店とフィッティングイベントやタイアップ試打会を行う販売店のみで扱うカスタムオーダー専用の数量限定モデルだが、ゴルフ5プレステージではこれらのフィッティングにも対応し、取り扱っている。

445㏄のやや小ぶりのヘッドで、洋ナシ形状の「ワンクローバー」と、丸型の「スリークローバー」の2タイプをラインアップ。いずれもソールの前方と後方に各6ｇの可変ウェイトを備え、別売りのウェイトビスと交換することで重心位置を調節できる。

このドライバー、数量限定だけにメジャーではないが、ギアにこだわる上級者から秘かに熱烈な支持を受けている。

「スリークローバー」はヒール側に重みを感じやすい丸型ヘッド

ソールの2つのウェイトビスが特徴

それは飛距離性能やきれいな顔、高いコントロール性といった点に加え、最近のドライバーでは頭がひとつ抜けた打感のよさが理由だという。

吸いつくようなやわらかさとほどよい弾き感を兼ね備え、ひと昔前のブリヂストンのドライバーなどを思い出させる「手と記憶に残る打感」とのことで、最近のドライバーの打感がしっくりこないベテランゴルファーたちに高く評価されている。

ひと昔前のドライバーは、深重心＋多めのリアルロフトによってフェースとボールの接触時間を確保し、ボール初速を多少犠牲にする形でこの打感を生み出していたが、この「RS Fプロトタイプ」は、浅重心と少なめのリアルロフトで、高初速ながら絶妙の打感を可能にしているのだという。

一方で打球音は極めて「普通」。これはいい意味で余計な主張をしないため、「吸いつくようで弾く」という打感をいっそう際立たせている。

CNCミルドフェースも吸いつくような打感にひと役買っている

きれいな顔と絶妙の打感。そして「プロトタイプ」というマニア心をくすぐるネーミング。昔のドライバーを懐かしみつつ、ドライバーに感性を求める人は、ぜひ一度打ってみて、この打感を堪能していただきたい。
 

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