カタログの数値では測れない原因不明の飛び性能!【グッと深掘りゴルフギアVol.9・PXG「0311 GEN5」ドライバー編】
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。第9回目はアメリカ発の高級ブランドPXGの最新ドライバー「0311 GEN5」を取り上げる。
「0311 GEN5」は、4月27日に発売されたPXGの最新フラッグシップモデルで、その名のとおり「0811 GEN4」の後継モデルとなる「GENeration5=第5世代」のドライバーだ。
このドライバー、カタログスペック上は特段尖っているわけではないのに、打ってみると「なぜかわからないけどやたらと飛ぶ」とゴルフ5プレステージのフィッターたちの間で評判になっているという。
機能面では、フェースに弾性率の低い「Ti412」という高級チタン素材を使っていたり、クラウンにはアルミニウム蒸着カーボンファイバーを採用するなど、最新素材・技術をふんだんに使っており、高機能であることは間違いない。
また、交換可能なウェイトビスをヘッドの際ギリギリの最外縁部に配することで慣性モーメントも大きくなっており、とにかく「まじめに作られたドライバー」だという印象だ。
しかし実際に打ってみると、初速やスピン量などの弾道特性は高い数値を示すものの、実際に叩き出される飛距離はその数値で想定される飛距離をさらに上回るといい、どうにも説明がつかないレベルだという。
ウェイトビスがヘッドの際ギリギリに配され、慣性モーメントも大きい
ウェイトビスはヒール側と後方に7.5g、トウ側に2.5gが配され、交換可能
飛ぶ理由として想定できるのは、PXGが取り入れている「モーダル解析」というデータだ。
これはヘッドの質量と剛性などから共振する振動の周期を求める研究のことで、大雑把に言えばインパクトで生じるヘッドの振動を解析し、ゴルファーが心地良いと感じる打感と打球音を目指す研究だという。こういったヘッドの振動コントロールが衝突エネルギーの効率化に結び付いているのではないかと、フィッターたちの間では推察されているのだそうだ。
もちろん実際のところはわからないのであくまで推察だというが、「やたらと飛ぶ」のは事実。「とにかく一度試してみてほしい」とフィッターたちは口をそろえる。
超高級というイメージのあるPXGだが、この「0311 GEN5」は7万2600円(税込み・ヘッドのみ)と、十分手の届く価格。モノは試し、一度打ってみる価値はあるだろう。
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